<福寿ファン必見!>遊佐福寿工人の生涯をこけしや木地玩具で綴る一代記「福寿物語」公開中! 

「福寿物語」>>こちらから、御覧になれます!!

第552夜:大沼昇治の孫持ち

Syoji_ireko_kao11月28日の友の会例会で入手したこけしを個々に紹介しよう。久し振りの例会会場、その入札品コーナーに行くと大きくどっしりとしたこけしが目に入った。その形と描彩から、そのこけしが大沼昇治さんの梅こけしであることは直ぐに分かった。昇治さんの梅こけしは大好きなこけしの一つであり、もうかなりの本数も持っており、その中には今回の出品こけしと同手のものもあることから眺めているだけのつもりであった。ところが手に持ってみるとカタカタと音がするではないか…。そう、何と孫持ちのこけしだったのである。昇治さんのこけしは相当数を集めてきたが、入れ子のものは見たことがなかった。そうと分かると欲しくなり、入札に参加してゲットすることができた。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は親こけしの表情である。

» 続きを読む

第551夜:久し振りの友の会例会(R3年11月)

2111reikai_miharu 昨日は東京こけし友の会の11月例会があった。コロナ禍のために昨年の3月から休会が続いていたが、10月から再開された。この間に例会の会場も替わっており、10月はお休みした筆者は今月が新会場(東京文具共和会館)への初参加となった。先月、今月と、例会は定員を制限した申込制となっており、今月は30人余りの方々が参加された。なお、12月(12/12)は定員を制限せず、従来通り自由に参加できる例会になるとのことである。口絵写真は、筆者が受け取った三春さんのおみやげこけし(治一型)である。

» 続きを読む

第550夜:力さんの大正期誓型

Tikara_sei_taisyo_kao TVのワイドショーで新型コロナを取り上げる件数がめっきり減って来た。コロナの新規感染者が激減したのが理由であり、それはそれで喜ばしいことである。海外では、また感染者が増える傾向が見られ、日本はそうならないように気を引き締めなければならない。さて、鳴子の大沼力さんは本人型と誓型の2種類のこけしを作っていたことはよく知られているが、その内の誓型は黄胴に赤い正面菊を3つ三角形状に配したものが主体で、これは西田コレクションの誓こけしをお手本にしたものである。先月末、ヤフオクに見慣れない重ね菊模様の力こけしが出品されていた。力さんのこけしとしては初めて見る型で、それは誓の大正期のこけしを写したものと思われた。結局、このこけし(本人型との2本組)は誰にも注目されず、出品価の1100円で落札することが出来た。今夜は、そのこけしを改めて紹介しよう。口絵写真は、そのこけしの表情である。

» 続きを読む

第549夜:清一のエジコ

Seichi_ejiko_kutie 新型コロナの新規感染者も急激に減り、昨日、今日と暑いくらいの秋日和で11月が始まった。ワクチンの接種率も7割を超えて一応の安心感はあるが、海外では新規感染者の増加も伝えられており油断はできない状況が続いている。10日程まえに、保存の良い古品4点をヤフオクで入手した。その内の1点が、今夜紹介するエジコである。当初は誰の作か分からなかったが、2本の赤線で顎が描かれていることから調べて、長谷川清一のエジコということが判明した。この顎以外には清一のこけしとの共通点を見つけることはなかなか難しい。口絵写真は、斜め上からみた全体像である。

» 続きを読む

第548夜:阿部広史のこけし(戦前作)

Hiroshi_s14_kao 今日から11月になった。今年もあと2か月になった訳である。今日の新型コロナ新規感染者は、全国で2桁、東京では何と1桁の9人になった。感染者数が少なく出る月曜とは言え、このまっしぐらの減少は逆に恐ろしいくらいである。少ない感染者数が却って用心する気持ちを高めているようだ。さて、土湯系で太治郎家以外に「甘美なこけし」を作る系列として「上の松屋」がある。筆者が蒐集を始めた昭和40年代、阿部広史のこけしは佐藤佐志馬と共に、土湯系では最も入手難なこけしであり、戦後のものでも手元に置くことは出来なかった。金蔵から広史、計英へと伝えられたこけしは十日月形の二側目が特徴で、そのあどけなさ、可憐さと愛らしさが同居した表情はコレクターの人気も高い。特に金蔵のこけしは希少で評価も高く、広史の初期のものは金蔵と混同されることも多い。今夜の広史は昭和10年代の中頃のもので、初期のようなしっとりとした甘美さではないが、その名残を秘めた優品である。口絵写真はその表情である。

» 続きを読む

第547夜:弘道の微笑み(誕生)

Hiromiti_s3307_kao コロナ禍の中で、本ブログの更新も滞りがちであるが、久し振りに書く気を起させるこけしがやってきた! 斎藤弘道のこけしである。弘道のこけしは「弘道の微笑み」と題して、昭和33~34年作のこけしを追求しており、国恵志堂の蒐集テーマの最右翼に位置するものである。筆者が最初に弘道のこけしを見たのは「こけし 美と系譜」である。88頁には、太治郎と弘道のこけしが3本ずつ掲載されている。その弘道こけしに魅了されて、以来50年に渡る蒐集生活を送ってきたのである。今、その「美と系譜」の解説を読み直すと、弘道の製作日付けに間違いがあることも分かる。今夜紹介するこけしは、そこには載っていないもの、3本の内、左2本の間に位置する時期のものである。口絵写真は、そのこけしの表情である。

» 続きを読む

第546夜:大沼誓の追悼こけし

Hidenori_sei0_kao 東京の今日の新型コロナ新規感染者数は何と26人!今年になって最小だと言う。そして、来週からは、種々の制限が一斉に解除される。これが吉と出るか凶と出るかはやってみないと分からない。何と言っても、この急激な減少の理由が分からないのだから…。東京こけし友の会のリアル例会(10月例会)も、明後日(24日)に1年半ぶりに開催されることになった。さて、鳴子の大沼秀則さんの母屋と工房が火災に遭ったのは昨年の8月11日。復元のために預けていた誓こけしも、その被害にあってしまった。その消失してしまったこけしの写真と同型のこけしを秀則さんに送って、追悼こけしを依頼していたが、先月末にようやく出来上がって送られてきた。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真はそのこけしの表情である。

» 続きを読む

第545夜:佳樹さんの伊太郎型

Yoshiki_itaro_kutie 一昨夜、NHK-BSで「ザ・プロファイラー」を見ていると、女優の草笛光子さんが出ていた。近々、88歳になるという草笛さんと言えば「老いは億劫との戦い」という言葉を思い出す。筆者もコロナ禍の中で70の大台を超えてから、つとにその言葉が身に染みるようになった。「億劫」には身体の具合が原因のものと気持ち(精神的なもの)が原因のもの、その両方が原因のものとがあるのだろうが、最終的には「やる気」を起こさせることが出来るかにかかってくる。本ブログの更新も、その「やる気」が起きるかどうかで、「まあ、明日でいいかー」という気持ちが勝ると、時間だけが過ぎ去っていく…。さて、気を取り直してブログを書こう。津軽の伊太郎型を調べていると、数少ない伊太郎こけしの殆どは8寸と3寸、それに5寸程のものが若干混じるようだ。その伊太郎の3寸を入手した(第213夜)ことから3寸の伊太郎型に特に興味を持った。佐藤善二の伊太郎型には3寸物があり、何本か手に入れている(第512夜)。今回、善二の息子佳樹の3寸伊太郎型がヤフオクに出ていた。佳樹の3寸伊太郎型は持っていなかったので応札したが、他に誰も関心を示さず出品価で落札できてしまった。今夜は、その佳樹の伊太郎型を紹介しよう。口絵写真は、その伊太郎型である。

» 続きを読む

第544夜:突然の揺れが…

Jishin_20211007_0 昨夜、10時40分頃、TVの地震警報とほぼ同時に大きな揺れが部屋を襲ってきた。こけしを並べ、机に向かってPCで作業中であったが、あまりの揺れに目の前の棚が倒れないように抑えているのが精一杯であった。震度4くらいの地震は珍しくなく体験しているが、それを上回る揺れが続いてなかなか止まらない。1分以上も続いたのでないだろうか…。ここ横浜の震度は、4~5弱とのこと、あの東日本大震災の時は会社に居たため、自宅での強い地震体験は初めてであった。リビング等の棚に仕舞ってあるこけしの一部は、今回も扉が開いて落下・転倒と言う憂き目にあったが、最上段からの落下という最悪事態は免れたため、こけし自体に致命的な損傷はなかったようである。閉まった扉の中で倒れている可能性は高く、扉を開いた途端に落下してくることもあるため、これから慎重に対応しようと思っている。口絵写真は、棚から落ちて散らばったこけし達である。

 

» 続きを読む

第543夜:「国恵志堂ブックス」第3回配本!

Takakan_book_cover_part 高橋正吾さんへの追悼の目的で始めた「こけし本」作り、想像以上に立派な「本」が出来上がり、また正吾さんのご家族を始め、多くの方々からも喜んで頂き、筆者にとっても喜ばしいことであった。ネットでのフォトブック(写真集)制作サービスを使った作ったものであるため色々と制約もあるが、読み物としての「こけし本」としても一応満足の行くものとなっていると思う。ブログ「こけし千夜一夜物語」を「本」という形に纏めたいという思いは以前からあり、それがこのような形で実現できる目途もたち、「こけし本」作りを本格的に進めていこうと思っている。今回はその3回目、タイトルは『「高勘」本家と義一こけし』で、筆者の好きな鳴子系「高勘」のこけしを纏めることとした。鳴子系の中でも「高亀」と双璧と言われる「高勘」はそこに属する工人も多く、とても1冊では網羅できないため、今回はその中心たる「高勘」本家と、現在ではその唯一の血縁後継者である高橋義一さんのこけしを中心にした。福寿さんを始め、柿澤一家など弟子筋のこけしに関しては、別途纏めて行きたいと考えている。口絵写真は表紙の一部である。

» 続きを読む

«第542夜:野地スマイル(3)

最近のトラックバック

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ