第364夜:正吾さんの武寛写し(大)

Syogo_takehiro_dai_kao 先日、高橋正吾さんから、大滝武寛写しのこけしが届いた。先月(5/12)弥治郎で開催された友の会のこけし談話会の帰りに鳴子に寄った折に頼んだもので、一か月足らずで作ってくれたことになる。何とも面倒な写しの作成であり、いつもながら正吾さんには感謝である。「原」こけしは第347夜で紹介した大滝武寛のこけし2本。武寛は木地を鳴子の「高亀」に頼んで、それに描彩してこけしを作っており、その関係から正吾さんは武寛のこけしも作っている。口絵写真は写し2本の内、大きい方のこけしの表情である。

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第363夜:第8回下谷こけしまつり

1906shitaya_gunso_1 今日(6/14)から、鶯谷の挽物玩具「ねぎし」にて下谷こけしまつりが始まった。早いもので今回で8回目となっている。最近のこけしイベントの恒例のようで、本イベントでも早朝3時には数名が並んでいたとのこと。開場の9時には30名余りの愛好家が列をなしていたそうだ。それから1時間程がピークで、筆者が訪れた午後3時時点では、2名程の客が居ただけで静かな会場になっていた。人気の本間直子さんのこけしは既に完売となっており、他の工人の作でも珍しいものは早々に無くなったようだ。本間さんは明日の午前中に帰宅されるそうだが、他の工人さん方は16日まで会場で接客にあたるとのこと。口絵写真は、入手したこけしの群像である。

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第362夜:二側目の鳴子こけし(斉司)

Seishi_senzen_kao 6月に入っても暑い日が続いていたが、関東地方は昨日梅雨入りの宣言があり、一転して肌寒い天候となった。さて、今夜紹介するのは楽語舎で見つけた鳴子のこけしである。ちょっと不思議な感じのするこけしだったので入手した。描彩(特に頭部)の特徴から岡崎系のこけしと思ったが、胴底には鉛筆で「鳴子 岡崎斉司」と書かれている。本人の署名ではなく入手者が記入したものであろう。岡崎斉司のこけしは変化が少なく、特に戦後の作は安定していてよく見かけるもので、それらと比べると斉司としても戦前の作ではないかと思われる。口絵写真はその表情である。

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第361夜:第18回紅花の山形路観光と物産展(直美展)

1905naomiten_60kinen_ejiko 本日(29日)より、横浜高島屋で「第18回紅花の山形路観光と物産展」が開催され、工芸品コーナーには恒例の梅木直美さんが出展され、会場で接客と実演を行っている。筆者は15時に訪れたが、会場は多くの人で溢れ、直美さんのコーナーにもひっきりなしに客が訪れていた。10時からの開場であったが、オープンと同時に直美さんも驚くほどの人がやってきたそうだ。直美さんは来客対応で忙しく、長話は出来なかったが、このイベント用に色々と新規に作品も作って来たとのことであった。なお、展示会は6/4(火)まで開催されている。口絵写真は、横浜高島屋60周年記念の小物入り大えじこである。

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第360夜:友の会5月例会(R1年)

1905reikai_sanae 令和になって最初の東京こけし友の会の例会が昨日(26日)、神田のフォーラムミカサ・エコで開催された。5月にしては記録的な暑さに見舞われたこともあってか、出席者はやや少な目の46名であった。5月のおみやげこけしは遠刈田系の佐藤早苗さんで4種類があった。例会ギャラリーは平塚会長の担当で、仙台の男沢春江のこけしを取り上げて、解説をされた。新品頒布は6工人で、新進工人のフレッシュな作品が人気を呼んだ。中古品では入札・抽選こけしを含めて、保存の良い興味深い作品が並んだ。第二部は、全日本こけしコンクールとハンガリー大使館で開かれたイベントの様子がスライドで紹介された。口絵写真は、筆者が受け取ったおみやげこけし。

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第359夜:こけし談話会旅行(R1.5月 弥治郎)2日目

201905naruko_syogo_fumei_kao 今回の談話会旅行の2日目、他のメンバーの多くは弥治郎や遠刈田に向かったが、国恵は今年最初の鳴子参りに出掛けた。先ずは、鳴子でも最長老の一人となった大沼秀雄さんに挨拶し、秀顯さんの車で正吾さん宅へ。秀雄さんはこけし作りを止めてしまったが、同学年の正吾さんはまだまだこけし作りに励んでいる。嬉しい事だ。持参した正吾さんの昭和20年代のこけしを見ながら昔話を伺う。正吾さん宅を辞して上野々からの坂道を下って上鳴子の松田工房に向かう。日曜日の昼過ぎであるが街の中心街にも観光客の姿は見当たらない。昨年の紅葉時に来た時には鳴子駅から溢れんばかりに中国人の観光客が居たのだが…。平時の観光客の誘致は難しいらしい。松田工房で大弘さんと対面。近作の話を伺った後、工房を案内してもらい、持参した庸吉、民之助を見てもらい、幸八系列のこけしの話に花が咲く。こけし製作の依頼をして、久し振りに鳴子峡に向かう。半世紀以上も前に最初に訪れて以来、度々散策した川沿いの遊歩道は落石の危険から今は通れなくなっていた。口絵写真は正吾作、深澤コレクションの作者不明こけしの表情である。

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第358夜:こけし談話会旅行(R1.5月 弥治郎)

201905danwa_gunzo_1 令和元年第1回目のこけし談話会は新装なった弥治郎こけし村センターホールにて、5月11日(土)に開催された。東京こけし友の会の公式行事である「こけし談話会」は年4回開催されているが、内1回はこけし産地で開催されるようになって今年で3回目を迎えた。会員持ち寄りの貴重な古品を多くの工人に見て頂き、こけしに関する造詣を深めるとともに会員と工人の懇親を深めるのが目的である。今回集まって頂いた工人は、小倉勝志、佐藤英雄(懇親会のみ)、新山実、星定良、新山吉紀、新山真由美、鎌田孝志、高田稔雄の各工人と現在修業中の見習い工人2名であった。また仙台の高橋五郎さんにも参加頂いた。参加した会員は16人に及び、総勢30人余りの賑やかな談話会となった。談話会の後は同じ会場での懇親会となり、弥治郎の工人さんが用意してくれた猪肉を含めた豪華な料理とお酒に大いに盛り上がった。弥治郎の工人さんに感謝です! 口絵写真は弥治郎系古品の表情である。

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第357夜:秀顯さんの竹雄写し(これより令和)

Hideaki_takeo13_kao平成の世が終わり、今日から「令和」の時代が始まった。日が変わった時には雨が降っていたが、午前9時の現在、ここ横浜では天気予報に反して改元を祝うように太陽が顔を出している。さて平成最後のこけしとして大沼秀顯さんのこけしを紹介しよう。秀顯さんの祖父大沼竹雄のこけしは戦前の昭和10年代前半頃には鳴子の街中では数多く見られたこけしだと言う。しかし、そのこけしが現在ヤフオクを初め中古市場でも目にすることは驚くほど少ない。第一次こけしブームのピークといわれる昭和15年の初めには亡くなってしまったことが大きな原因かも知れない。国恵はそんな竹雄のこけしが好きであり出来るだけ入手すべく努めてきた。今回のこけしは楷書体時代の昭和13年頃の作と思われるが嬉しいことに前面の色彩が良く残っている。このこけしを秀顯さんに預けて写しの制作をお願いしたのは2年程前になる。ようやく出来上がって送られてきたので紹介しようと思う。口絵写真は、その竹雄写しの表情である。

 

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第356夜:友の会4月例会(H31)

1904reikai_masashi 今日は、東京こけし友の会の4月例会があった。平成最後の例会であったが、10連休の二日目で好天でもあり、また総会があって新品こけしの頒布が無いという事情も重なって、初参加の3名を含めて49名の参加者であった。おみやげこけしは津軽系の長谷川優志さん。例会ギャラリーは村野委員による工人との楽しいこけしライフの話、その後、入札・抽選を含む中古こけしの頒布があった。第二部は総会。平成30年度の事業報告と決算報告、会計監査報告、令和元年度の事業計画(案)、予算(案)の説明と質疑応答があり、全議案が承認された。なお、役員人事による新役員は次の通り。会長:平塚俊夫、副会長:田中厚志、鈴木康郎(新)、幹事:国府田恵一、目黒一三、佐藤英里子、江口芳夫(新)、相談役:橋本永興(再)、橋本正明(新)。口絵写真は筆者が受け取った優志さんのおみやげこけし。

 

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第355夜:定助10年の軌跡

Sadasuke_84sai_kao 昨夜の作を含めて、定助のこけしが何本か集まったので製作順に並べてみた。定助は署名に年齢も記載しているので、こういう時には便利である。定助は高齢にも拘わらず、描彩のみではあったが相当数のこけしを作ったので中古市場でもよく見かけるこけしである。戦後は昭和20年代末から作っているが、本格的に作ったのは昭和30年代に入ってからで、大沼きみ子の仲介によるものが多かったようだ。今夜は手持ちの中では最も古い84歳作から晩年の93歳作までを眺めてみたいと思う。口絵写真は84歳作の表情である。

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