<こけし千夜一夜物語ブック版発行中! 第17,18巻発行>

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第731夜:2025年初入手の古品(宮本永吉)

Meikiti_taisyo_kao 年明け早々の2日夕刻、ヤフオクに如何にも古そうなこけしが出てきた。1出品3本ずつで、3出品で計9本であった。締切は6日となっており、じっくり検討する時間はあった。出品作はかなり黒くなっているものもあり、保存状態はあまり良くなかったが、中には気になるものもあった。それは宮本永吉と渡辺キンのこけしであり、いずれも持っていないものであった。この2本は別々の組に入っていたが、高額になると思われたので最終的には永吉1本に絞って入札に臨んだ。途中からは二人のマッチレースとなり、新年早々のご祝儀相場での落札となった。今夜はその永吉のこけしを紹介しよう。

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第730夜:2025年初入手のこけし

Hiroaki_tegaki_kao 正月七日の七草粥も終わり、世の中の活動も通常に戻った。こけしに関する活動が中心の国恵志堂では、今年最初のこけしをヤフオクで入手した。その4日、5日に落札した2本のこけしが本日届いた。弥治郎系の星博秋さんと鳴子系の遊佐福寿さんのものである。いずれも6寸程の大きさで、若干の競り合いはあったが千円程で入手できたのは幸先良い出足であった。今夜は、その2本のこけしから話を始めよう。

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第729夜:鳴子共通型

Smamoru_38y_kao 正月恒例の箱根駅伝は青山学院大の連覇で終わった。駅伝3冠を狙った国学院大は3位となり箱根の難しさを痛感させた戦いでもあった。さて728夜では昨年末にヤフオクで入手した10本組の話をしたが、今夜は同時に入手した別の10本組のこけしについての話である。その中には鳴子系のこけしが4本入っており、その内の2本は単品では入手することはないものであり、こけし界でも殆ど触れられないものなので、紹介してみたいと思う。口絵写真は同時に入手した佐藤護の戦前作の表情。

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第728夜:2025年新春!

Bunkiti_30y_kao 明けましておめでとうございます!

関東地方は眩いばかりの初日の出で新しい年が始まった。昨年は元旦から能登半島の大地震、羽田空港での衝突事故という大惨事が発生した。被災された方々の御苦労は並大抵ではなかったと心が痛む思いである。本年は安寧の日々が続くことを祈っている次第である。本年もよろしくお願いいたします。

 

 

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第727夜:昭二永吉型の逸品

Syo2_eikiti36_kao 国恵志堂は鳴子系のこけしには特に力を入れており、なるべく多くの工人の作を集めている。しかし戦前の工人のものでは未だ所蔵に至らないものもある。庄司永吉のこけしもその一つである。永吉のこけしは櫻井家が継いでおり、特に昭二の作品には魅かれるものが多い。中でも初期の作と42年頃の細胴の作には秀作が多い。2週間程前にヤフオクに出品された永吉型は初期のものの中でもピークと思われる作で頑張って入手した。今夜はそのこけしを紹介する。

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第726夜:正司さん訪問

2411yonezawa_moh 米沢の長谷川正司さんから、こけしが出来たという連絡があったのは9月頃であっただろうか…。なかなかスケジュールが合わず、米沢に出掛けたのは10月も末になってからである。コロナ禍で産地訪問は止まっており、久し振りの訪問であった。高齢の正司さんは腰痛に悩まされており一年程前にはこけし作りを辞めるようなことも話していた。今年になって、リハビリを併用した治療が功を奏して又こけしが作れるようになったのはこの上もなく嬉しいことである。口絵写真は米沢駅の名物、米沢牛の置き物である。

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第725夜:友の会12月例会(R6)

2412reikai_jyuno_gangu 東京こけし友の会の12月例会が昨8日、開催された。12月の例会は第2日曜であるため11月例会から2週間しか経っておらず、本ブログの更新も続いてしまった。おみやげこけしは弥治郎系の新山真由美さん。4種類のこけしが並んでいた。リモートからの参加工人は遠刈田系の小松里佳さん。今は関西に在住とのことで、いずれは遠刈田に戻りたいとのことであった。12月は新品頒布こけしは無く、書籍を含む中古こけしの良品が中心であった。第二部の持ち寄り鑑賞会は佐藤重之助さんで、定評の初期作から小品まで見応えのある作品が揃った。口絵写真は、重之助の木地玩具。

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第724夜:友の会11月例会(R6)

2411reikai_hebi 今日で11月も終わりであるが、24日に開催された友の会11月例会の報告である。おみやげこけしは遠刈田系の佐藤保裕さん4種。新品頒布は4工人のこけしと玩具6種類が揃った。リモートからの参加は木地山系の沼倉孝彦工人。入札・抽選を含む中古品にも良品が揃い、選ぶ楽しさを満喫することができた。第二部の持ち寄り鑑賞会は戦後の高橋忠蔵工人で、原ノ町と日野の作品が揃い、会員のお披露目話に楽しい一時を過ごした。口絵写真は新山実工人の干支のヘビ。とぐろを模した秀逸な形と赤い舌が何とも愛らしい作品であった。

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第723夜:高橋林平のこけし(2)

Rrinpei_maru_kao ここの所、ヤフオクでは遠刈田系の古品が頻繁に出回るようになり気に掛けていた。遠刈田の戦前の工人の中でも作品数が少ない高橋林平のこけしは既に1本持っており、それは第30夜で紹介している。先日ヤフオクに出ていた林平こけしは手持ちの林平とは雰囲気の異なるものであり、2本並べて見比べたくなり入札に参加して入手することができた。今夜はそのこけしを紹介しよう。

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第722夜:山形・宮城展

2411tobu_hina 10月の友の会例会にリモートで出演された弥治郎系の新山真由美さんが、今月の14日から池袋の東武百貨店に来るという話があったので、調べてみると14日~19日まで「山形・宮城展」が開催されており、そこに出店することが分かった。そこで14日の夕刻に久し振りに出かけてみた。会場には真由美さんと吉紀さんが来ており、吉紀さんは接客応対を行い、真由美さんは小寸こけしの描彩実演も行っていた。口絵写真は木地雛。

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