<こけし千夜一夜物語ブック版発行中! 第17,18巻発行>

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第756夜:長次郎最晩年作

Okacyo_s29_kao 先日のヤフオクに岡崎長次郎の昭和29年(77才)と書かれたこけしが出品されていた。長次郎は29年11月7日に亡くなっており、正に最晩年の作と云うことになる。梅木修一さんの作品を纏めた本を作るにあたり、岡長のこけしは色々調べてことから関心を持っており、参戦した。運よく入手したこけしが届いたので紹介しよう。口絵写真はその表情である。

 

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第755夜:二代目虎吉の由吉型(地蔵型)

Tora2_yoshikiti_jizo 先日のヤフオクで中古の小寸こけしが10本程纏めて出ており、気になるものがあったので挑戦した。その中の1本に二代目虎吉の由吉型があった。二代目虎吉が初代虎吉型の他に浅之助型や由吉型を作っているのは良く知られている。筆者も初代虎吉型を中心に何本かを入手していたが、由吉型は気に入ったものが無く、今回が初めての入手となった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は由吉型の頭部である。

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第754夜:紅花の山形路物産と観光展

Naomiten2506_neko_ushiro 先月の28日から横浜高島屋で恒例の山形路物産と観光展は開催されており、今年も梅木直美さんが出店しているので2日の午後に出かけてきた。いつもは2日目の午後に行くのであるが、今回は予定が合わず最終日前日となってしまった。場所は昨年とほぼ同じで、工芸品などの技物が並んだコーナーの一角で、食品コーナーから少し離れていて落ち着いて見ることができた。口絵者品は、長靴猫こけしの裏面、伝統的な桜崩しは直美さんの拘りで、必ず何処かに伝統的な描彩を入れているそうだ。

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第753夜:丑蔵か善作か…

Zensaku_senzen_kao いよいよ6月、「こけしの催事とかけて、大谷翔平と解く。その心は『6月がピークでしょう』(笑)」。大谷は6月を前に既に20号HRを越して快進撃中、こけし催事も5月末からの山形展を皮切りに、以後毎週のように開催が予定されている。最近は天候が不順であり、それが心配ではあるが…。さて、先日ヤフオクで戦前の丑蔵というこけしを入手したので、今夜はその紹介である。口絵写真はその表情。

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第752夜:持ち寄り鑑賞会(今晃)

2505reikai_kon_kutie 友の会の5月例会の第二部では「みんなで持ち寄り鑑賞会」として今晃工人が取り上げられた。この鑑賞会は今回で第11回目となるが、戦後生まれの工人の登場は初めてであった。初期の伝統的な作品から本人型、それを拡張した個性的な物まで幅広い作品を作ることから、その愛好者は多く、今回も20名を超える方々が集まり60点に及ぶ作品が並んだ。口絵写真は近さんの玩具!

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第751夜:友の会5月例会(R7)

2505reikai_etaro_daruma 昨25日、東京こけし友の会の5月例会があった。おみやげこけしは鳴子の大沼秀則さん。リモートでの参加工人は、阿部進矢さんを引き継いでいる津田隆工人。津田工人に因んだギャラリーは会長が温海の阿部常吉工人を取り上げて解説した。新品頒布こけしは、津田工人の新作のほか、4名の工人が意欲作を送ってくれた。第二部の持ち寄り鑑賞会は、戦後の人気工人のひとりである今晃工人の作品を囲んで楽しい時間を過ごした。口絵写真は、入札に出た佐藤英太郎の大姫だるま。

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第750夜:けさの型のこけし

Kesano_d6_yoshikazu_kao 昨夜は大沼けさののこけしについて紹介したが、今夜はけさの型のこけしについて見てみよう。筆者が福寿こけしを求めて鳴子に通っていた昭和40年代後半以降でも、福寿さんのけさの型のこけしは見たことも聞いたこともなかった。写真集などでけさののこけしを認識し、その型らしいこけしを見たのは柿澤是隆さんが最初であった。当時「高勘」系の双璧と言われた滝島茂さんにはそれらしいこけしは無かったように思う。口絵写真は義一さんのけさの型の表情。

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第749夜:古鳴子残照

Kesano_d6_kaede_kao_yoko 先日、こけしの斡旋でお世話になっているA氏から連絡があり、鳴子の古品があるので見ませんかとのお誘いを受けた。誰の作かと聞くと、大沼けさのだと言う。けさののこけしは鳴子系の中でも稀品中の稀品。鳴子系には特に力を入れている国恵志堂ではあるが、けさのの入手は諦めていた。米浪氏旧蔵品で<鳴子・こけし・工人>に写真が載っているものとのことで、早速見せて頂いた。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真はそのけさのの表情である。

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第748夜:秋田(本荘)時代の盛こけし

Sakari_s22_kao 4月の友の会例会では、入札品の中に黄色く塗った胴に緑の茎葉と赤い菊花が鮮やかに映えた鳴子のこけしが出品されていた。「高勘」ラブの筆者にとっては気になる1本であったが、胴底には「秋田こけ?」と「22.8.26」の書き込みがあった。秋田に居た高橋盛が終戦とともに乞われて本荘に移り鳴子に帰る前年ということになる。本荘時代の盛こけしは明確ではなく、描彩については皆川たみ子と言われているものが多い。本こけしでその辺りを探ってみよう。口絵写真はその表情である。

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第747夜:藤の花と巳之助

Ashikaga_top 一昨昨日(5/1)、栃木の「あしかがフラワーパーク」に藤の花を見に行ってきた。あしかがフラワーパークには新駅ができる前に何度か行ったことがあったが、駅から近くなりライトアップも楽しめるようになったので出掛けたのである。GWの中間の平日のためもあってか大混雑という訳ではなかったが、インバウンド(特に東南アジア)の観光客が目立った。天気にも恵まれ、藤を始め満開の花々を満喫することができた。

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