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6月15日に斎藤弘道さんが亡くなった。弘道さんは10年程前に高齢ということからこけし作りを引退し、土湯温泉を離れて福島市町庭坂で娘さんと一緒に暮らしており、その後の動静は定かではなかった。94歳ということから大往生と言って良いだろう。今年になって4月に2本、そして今月になって1本、西山敏彦さんの太治郎型がヤフオクに出品され、落札できた。今夜はそれを見ながら、弘道さんを偲ぼうと思う。口絵写真は…
6/26(木)から一泊二日で秋保温泉に行ってきた。秋保には13年程前に一度車で連れて行って貰ったことがあったが、その時は秋保の湯には浸かっておらず、今回は温泉も目的であった。また今年の1月に鈴木敬さんが友の会正月例会の招待工人として出席した際、話題となった高野幸八のこけしを見せて貰うのも目的の一つであった。口絵写真は入手した敬さんのこけしの表情。
一昨日(6/22)は東京こけし友の会の5月例会があった。真夏のような酷暑の中を40名程の方々が参加された。おみやげこけしは土湯の陳野原工人、新品頒布は4工人のこけしとエジコ、それに状態の良い入札品と中古こけしが並んだ。リモートでの参加工人は岡本雄さん。また今月は、大沼竹雄が戦前に行った実演のフィルム上映もあり、非常に興味深かった。第二部の持ち寄り鑑賞会は佐藤菊治で、戦前から戦後の変化を楽しんだ。口絵写真は陳野原さんのおみやげこけし。
先週土曜日の午後、東京鶯谷の挽物玩具「ねぎし」で開催(6/20~22)されている第12回下谷こけしまつりに出掛けてきた。昨年の開催には行くことが出来ず、久し振りの参加となった。会場では、作品参加の本間直子さんを除く5人の工人がいつもと変わらない笑顔で訪れる客の応対を行っていた。最近はネットオークション等で入手することが多くなったが、やはり工人と直接会って話を聞きながら入手するのが一番である。今夜は、その会場の様子を紹介しよう。
先日のヤフオクに岡崎長次郎の昭和29年(77才)と書かれたこけしが出品されていた。長次郎は29年11月7日に亡くなっており、正に最晩年の作と云うことになる。梅木修一さんの作品を纏めた本を作るにあたり、岡長のこけしは色々調べてことから関心を持っており、参戦した。運よく入手したこけしが届いたので紹介しよう。口絵写真はその表情である。
先日のヤフオクで中古の小寸こけしが10本程纏めて出ており、気になるものがあったので挑戦した。その中の1本に二代目虎吉の由吉型があった。二代目虎吉が初代虎吉型の他に浅之助型や由吉型を作っているのは良く知られている。筆者も初代虎吉型を中心に何本かを入手していたが、由吉型は気に入ったものが無く、今回が初めての入手となった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は由吉型の頭部である。
先月の28日から横浜高島屋で恒例の山形路物産と観光展は開催されており、今年も梅木直美さんが出店しているので2日の午後に出かけてきた。いつもは2日目の午後に行くのであるが、今回は予定が合わず最終日前日となってしまった。場所は昨年とほぼ同じで、工芸品などの技物が並んだコーナーの一角で、食品コーナーから少し離れていて落ち着いて見ることができた。口絵者品は、長靴猫こけしの裏面、伝統的な桜崩しは直美さんの拘りで、必ず何処かに伝統的な描彩を入れているそうだ。
いよいよ6月、「こけしの催事とかけて、大谷翔平と解く。その心は『6月がピークでしょう』(笑)」。大谷は6月を前に既に20号HRを越して快進撃中、こけし催事も5月末からの山形展を皮切りに、以後毎週のように開催が予定されている。最近は天候が不順であり、それが心配ではあるが…。さて、先日ヤフオクで戦前の丑蔵というこけしを入手したので、今夜はその紹介である。口絵写真はその表情。
友の会の5月例会の第二部では「みんなで持ち寄り鑑賞会」として今晃工人が取り上げられた。この鑑賞会は今回で第11回目となるが、戦後生まれの工人の登場は初めてであった。初期の伝統的な作品から本人型、それを拡張した個性的な物まで幅広い作品を作ることから、その愛好者は多く、今回も20名を超える方々が集まり60点に及ぶ作品が並んだ。口絵写真は近さんの玩具!
昨25日、東京こけし友の会の5月例会があった。おみやげこけしは鳴子の大沼秀則さん。リモートでの参加工人は、阿部進矢さんを引き継いでいる津田隆工人。津田工人に因んだギャラリーは会長が温海の阿部常吉工人を取り上げて解説した。新品頒布こけしは、津田工人の新作のほか、4名の工人が意欲作を送ってくれた。第二部の持ち寄り鑑賞会は、戦後の人気工人のひとりである今晃工人の作品を囲んで楽しい時間を過ごした。口絵写真は、入札に出た佐藤英太郎の大姫だるま。
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