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第35話:そして・・・ (s36_37)

S37_ 昭和30年代の福寿こけしは文献などでも紹介がなく、こけし自体にそれと分るような記載が無いと、その製作年月を判定することはなかなか難しい。今回紹介する2本のこけしも時期的にはそれほど隔たっていないと思われるものであるが、製作年月は推定である。

 

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こちらが、そのこけしである。大きさは8寸。右のこけしは昭和36年の後半、左のこけしは36年から37年頃と推測される普通型こけしである。右の方が全体的にやや太目で頭も横に広い。3筆の鬢は共に太いが、左は外寄りに右は内寄りに描かれているため、顔の面積に差が出て表情にも違いが現れている。右は顔が細く眉目も真ん中に寄っているためおぼこく愛らしい表情になっている。一方、左は顔が広く眉目も左右に離れて端正な表情となっている。鼻が右は丸鼻、左は猫鼻になっている。母(左)と子(右)、姉(左)と妹(右)のような感じである。

S36s37_20200715191901

頭頂部の水引きである。水引は大きさにより、通常3~5筆で描かれ、8寸だと5筆が多いのだが、右は3筆になっている。

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