第205夜:こけし談話会(円吉一家2)

Syoji_enkiti_s46_kao 今夜も昨夜に続いて「こけし談話会」の話である。円吉は茂吉の長男であるが、茂吉の残るこけしを見てみると、円吉が茂吉のこけしを忠実に継いでいるかどうか定かではない。特に括れ胴の梅こけしは明らかに円吉の創作なので、円吉-治郎-昇治と継承されて伝統こけしの一翼を担うようになったと言って良いであろう。そこで今夜は、円吉こけしがどのようにして治郎、昇治に引き継がれて行ったかを見てみたい。

続きを読む "第205夜:こけし談話会(円吉一家2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第204夜:こけし談話会(円吉一家1)

Enkiti_s12_kao 昨日は東京こけし友の会の「こけし談話会」があり、出席したので今夜はその報告である。真夏を思わせる暑さの中を、会場である鶯谷の「ねぎし」に着いたのは13時20分頃であった。中は冷房が効いていて涼しく、外の暑さとは別世界の快適さである。今回の参加者は、常連の「一金会」のメンバーがカメイ記念館(仙台)に出かけて欠席であったため少なめであったが、新たに二人の方が参加され7名であった。今回のテーマは遠刈田系の佐藤円吉一家のこけしということで、円吉、治郎に大沼昇治さんのこけしが対象であった。

続きを読む "第204夜:こけし談話会(円吉一家1)"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

第203夜:ピーク期とその周辺のこけし(清次郎2)

Seijiro_6sun_s39_kao 第198夜で小林清次郎さんの昭和48年作のこけしを取り上げたが、「木の花(第7号)」ではもう1本、昭和39年のこけしが佳作として選ばれている。清次郎さんのこけしについては、「こけし手帖(417号)」で村上穆氏が各型について詳細に述べており、それを補足する形で川上克剛氏が「こけし手帖(419号)」で吉太郎型誕生までの経緯を述べている。さらに井田丈男氏が「こけし手帖」の451号、452号と2か月に渡って詳しい説明を載せている。それらから、この昭和39年作は吉太郎型としての最初のこけしであり、「原」は大正末期の6寸5分朴材使用で俗に『赤湯手』と呼ばれているものである。なお「原」の写真は手帖419号に掲載されている。今夜はそのこけしを取り上げてみよう。

続きを読む "第203夜:ピーク期とその周辺のこけし(清次郎2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第202夜:鳴子駈け歩き(4)

Yoshinobu_sakarikanji_kao 鳴子訪問から一週間が経った。今回の鳴子訪問記も今夜が最後である。大沼秀雄さんの所で色々お話を伺ったあとは、秀顕さんの車で上野々にある柿澤是隆さんのところに向かった。お店には奥さんの眞里子さんが居られ、工房の是隆さんに電話をして頂いた。程なく、是隆さんと是伸さんがお店に来られた。是隆さんとは昨年の池袋の実演以来、是伸さんとは今年3月の千葉そごうでの実演以来なので、暫く振りというほどでもない。是隆さんは今年は未だ実演に行く予定はないとのことであった。

続きを読む "第202夜:鳴子駈け歩き(4)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第201夜:鳴子駆け歩き(3)

Hideo_s37_kao 今夜は鳴子訪問の第3回目である。福寿さんのお店を辞して外に出るとかなり雨が降っていた。時間は12時少し前で昼食に行こうと思ったが、取りあえず大沼秀雄さんのお店に顔を出す。大切なこけしの入ったバッグを置かせて貰って食事に出る。久し振りの鳴子の街を端の方まで歩いてみる。町の佇まいは昔とあまり変わりないように思えるが、昔はこけしが一杯置いてあった工人さんの店も少なくなり、時の流れとこけし界の厳しい現実を見る思いであった。こけし通りの食堂で鴨セイロの昼食をとり、13時を回ったいたので、秀雄さんのお店に引き返した。

続きを読む "第201夜:鳴子駆け歩き(3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第200夜:鳴子駈け歩き(2)

Fukujyu_syome_2 ようやく200夜を迎えることが出来た。これも訪問して下さる皆さんのお陰である。コメント等の投稿は希であるが、アクセス数は着実に増えており今現在で52,000件を越えている。1週間に1,000件を越えるペースである。とは言え未だ全体の1/5、先は長い旅路ではある。これからも皆さんのご期待に添えるよう頑張って行きたいと思う。さて今夜も昨夜に続き、鳴子訪問の話の続き。福寿さんの署名について調べてみた。

続きを読む "第200夜:鳴子駈け歩き(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第199夜:鳴子駈け歩き(1)

Fukujyu_shingata_kubire_kao 昨30日(日)、日帰りで鳴子に行って来た。「大人の休日倶楽部」の格安切符の有効期限が昨日までであり、仕事の方も何とか土曜日に片が付いたので行くことが出来たのである。古川-鳴子間の陸羽東線は岩手・宮城内陸地震の影響で徐行運転となっているため普段よりも30分以上も長くかかり、また時刻表通りには発着しないし運休も多い。改めて地震の影響を身をもって感じた次第である。従って、鳴子に居た時間は4時間余り、駆け足の産地巡りとなってしまった。今夜から数回に分けてその模様を報告したい。今夜は故福寿さんのところ。

続きを読む "第199夜:鳴子駈け歩き(1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第198夜:ピーク期とその周辺のこけし(清次郎)

Seijiro_syaku1_s48_kao ここのところヤフオクに小林清次郎さんのこけしが相当数出品されている。所有者は清次郎さんのこけしが好きな方だったのであろう。私も清次郎さんの特に吉太郎型が好きで、昭和40年代の末から50年代にかけて相当数集めたものである。その後、色々文献を読んだり話を聞いたりすると、清次郎さんのこけしの良い時期は30年代末から40年代後半頃迄と思えるようになった。従って今はその時期の作品に絞って集めている。数多く出品されている清次郎こけしから1本(出品は4本纏めて)を落札した。他に入札者はなく、出品価格であったので安価であった。今夜はそのこけしについて触れて見たい。

続きを読む "第198夜:ピーク期とその周辺のこけし(清次郎)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第197夜:友の会6月例会

Hyojiro_senzen_kao 昨日(22日)は東京こけし友の会の6月例会があり出席したので、今夜はその報告をする。時折激しく降る雨の中を61人の方の参加があった。ちょうど書肆「ひやね」で入札・即売会が行われており、会場のフォーラムミカサとは歩いても直ぐの距離なので、その影響もあったものと思われる。6月のおみやげこけしは木地山系の三春文雄さん。4種類のこけしをつくってくれた。いずれも小寸でも手を抜かない本格的な作品。特に石蔵型の緻密な描彩には頭が下がる。

続きを読む "第197夜:友の会6月例会"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第196夜:平成の袖珍こけし(8)

H_syutin_seiichi 秋葉原の殺傷事件(容疑者は青森県出身)に岩手・宮城内陸地震とこの2週間の間に 、こけしのふるさと東北地方に関係する大事件が2件も続いた。それとは何ら関係はないがこのブログも久しぶりとなってしまった。書く題材にもよるのであるが、気持ちが乗っていて次々と書ける時もあれば、なかなか筆が進まない時もある。ご容赦願いたい。さて今夜は袖珍こけしシリーズの最終回である。友の会の第4回頒布の後半7本を紹介しよう。

(71)鈴木征一(肘折系):肘折古型。古風な一側目と肩部に鉋溝の入った白胴に描かれた2輪の横菊が良くマッチして、味わいの深い雰囲気が出ている。

続きを読む "第196夜:平成の袖珍こけし(8)"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

«第195夜:昨日のヤフオク