第300夜:大野栄治のこけし(2)

Eiji_s09_kao 今夜で第300夜を迎えた。まだまだ先は長いのであるが1つの区切りではある。この間アクセス数も着実に増加しており、1日辺り160を超えるところまで来ている。定期的に覗きに来て下さる方も多いようであるが、更新がそれに追いつかず申し訳ない次第である。次の目標は全体の1/3にあたる333夜である。さて今夜は、先日の「ひやね」入札会で入手した大野栄治の戦前のこけしを紹介しよう。

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第299夜:ひやね入札結果と一金会

Sakari_s10dai_kao 今日は仕事で外出したついでに、先日行われた書肆「ひやね」入札会の結果を聞きに行ってきた。出品数45点に対して入札無しが17点もあったのには驚いた。ちょっと前までは考えられなかったことで、これも世の中の経済状況の厳しさを反映してのことだろうか(?)。もはや古品なら何でも売れる訳ではなく厳しく峻別される時代になったということだろう。ちなみに最高値での落札は佐久間由吉(美と系譜現物)の659,800円(最低価50,000円)で、2番目は大沼甚四郎(写譜3集)の333,300円(最低価100,000円)。直助と英太郎(18歳)の対決は135,000円で英太郎に軍配が上がった(直助は115,500円)。

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第298夜:友の会6月例会(H21)

0906reikai_masafumi_ringo 今日は東京こけし友の会の6月例会があり、出席したので報告をする。出席者は開会時点では50名を割っていたが最終的には52名となった。おみやげこけしは木地山系の北山賢一さんで4種類のこけしがあった。例会ギャラリーは田中幹事が担当。小寸こけし、ミニこけしを自作の布張りの収納箱に収めたもの3種で、手の込んだ見事なものであった。写真①は田中幹事の依頼で作られた阿保正文工人のりんご型の器。中には正文さんのミニこけしが入っている。

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第297夜:ヤフオクの古品(佐藤]喜一)

Kiichi_s15_cyokudo_kao ここ2回は佐藤喜一のこけしを紹介した。今年ヤフオクで纏めて入手した古品こけしの中にも喜一のこけしが1本入っていたので、今夜はそのこけしを紹介しよう。喜一のこけしには大寸物(7寸以上)で胴裾がくびれたもの、中寸(6寸前後)で直胴のもの、小寸(5寸以下)で首の長い作り付けのものの3種が知られている。今夜のこけしは中寸の直胴ものである。残念ながら保存状態が悪く、胴の緑の彩色は殆ど消えてしまい、頭頂部の緑色も微かに確認できるだけである。

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第296夜:原作と写し(佐藤喜一②)

Kiichi_s36_kao 私の持っている喜一こけしは昨夜紹介した昭和15年頃のもの1本であったが、数年前に東京こけし友の会の入札でこれとは作風の異なるこけしが出品された。大きさは同じ7寸で保存状態も良い。比較するのにちょうど良いと思って入札に参加し運良く入手することが出来た。こちらの喜一も昨夜の喜一同様、2年前に吉紀さんの所に持ち込み、写しを依頼していた。今回、こちらの喜一も写しを作ってくれたので、今夜はそれを紹介しよう。

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第295夜:原作と写し(佐藤喜一①)

Kiichi_s15_kao 佐藤喜一のこけしは大野栄治のこけしと並んで人気の高いこけしである。私も長いこと持っていなかったが、ふとしたことから戦前作と思しき喜一を入手することが出来た。大きさも7寸と手頃であり、古色は付いているが退色はなく保存状態はとても良い。本来なら気になるであろう右頬のやや大きな打ち傷もえくぼのように思えてむしろ微笑ましい。このこけしの写しを2年越しで新山吉紀さんに作って貰った。今夜はこの2本をご紹介しよう。

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第294夜:「ねぎし」開店10周年特別企画展

Negishi_syota_daruma 今日(6/19)から東京鶯谷の「挽物玩具ねぎし」で『開店10周年特別企画展』が開催されるとのことで出掛けてきたので、その報告をする。9時からの開店であったが11時過ぎに顔を出すと、友の会の常連さんが既に数人来ておられた。案内状に書かれていた参加工人7名の内、新山吉紀、真由美ご夫妻と阿部国敏、平賀輝幸の両若手工人が上京されていた。なお、いつも新山夫妻と一緒にいる佐藤保裕、六郷仁美のお二人の姿が見えなかったのが少し寂しかった。

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第293夜:「鑑賞」のこけし(佐藤吉之助)

Kitinosuke_naoji_kao もう大分前になるが、ヤフオクに1本の飴色になったこけしが出品された。その独特な胴模様から、それが遠刈田系の小原直治型のこけしであることが推測された。出品写真には胴底も掲載されていたが、あまりの達筆に工人名が特定できない。署名と一緒に日付が記載されており、こちらは「三十三年五月七日」と読めた。この日付で思い当たることがあった。「こけし鑑賞」に掲載されていた佐藤吉之助の直治型である。直治型は私が好きなこけしの1つでもあり、これは見逃すことが出来ないと思い、頑張って落札したものである。そのこけしを今夜は紹介しよう。

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第292夜:善二の初期幸兵衛型

Zenji_syoki_kobei_kao 佐藤善二さんの幸兵衛型については、「美と系譜」のこけしと題して第61夜と62夜で紹介した。善二さんの幸兵衛型が脚光を浴びるようになったのは、これらの写しを作ってからであるが、それ以前にも幸兵衛型を作っていた。「こけし」(三彩社)や「こけしガイド(第3版)」には善二さんの幸兵衛型とおぼしきこけしが載っているが、あまり見かけない作風のもので本格的な写しを作る以前の作と思われる。これとほぼ同様のものを持っていたが保存状態がとても悪く、何とか状態の良いものを探していた。先週、ようやくヤフオクで入手することが出来たので、今夜はそれを紹介したい。

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第291夜:誠の梅吉型(2)

Makoto_umekiti_68sai_kao 昨夜に引き続き、佐藤誠の梅吉型である。誠の梅吉型を各年代毎に持っている訳ではないが、手持ちの作を比較してみると、その特徴から大きく2つに分けることが出来ると思う。それは梅吉型を作り始めた昭和33年からの30年代(仮に梅吉型前期とする)と40年代(梅吉型後期とする)として良いであろう。今夜はこの後期のこけしを見てみたいと思う。

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