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第16夜:義一さんの盛写し(2)

Yoshikazu_kikue_kao 今夜も前回の続きで、義一さんに作って貰った戦前きくゑ描彩と言われている6寸こけしの写しである。前回紹介した戦前盛写しと同時に作って貰ったものである。「原」こけしの描彩がかなり退色しているため、その再現が楽しみであった。

Yoshikazu_senzenkikue_1このこけしの「原」もネットオークションで入手したもので、「木の花」第弐拾弐号の「盛のこけし」(21)掲載品と同種のものである。昭和10年頃の作とされ、前回取り上げた盛戦前作と同種の雰囲気を持ったこけしである。このこけしも義一さんは実に忠実に写してくれた。木地形態では低い肩の山が古い鳴子の様式を彷彿させる。胴模様の楓も通常のものとは異なり古風な趣である。それにも増して素晴らしいのが面描である。ややアンバランスな前髪も、大きめの横鬢もその通りに描いている。そしてきくゑさんのつぶらな瞳。真っ白な胴に二葉の真っ赤な楓が映え、可憐な中にも「高勘」らしい華やかさを表している。「ひやね」の個展にも出品したそうだが、私が駆けつけた時には既に売り切れていた。義一さんの多くのレパートリーの1つとして作り続けて貰いたいこけしである。

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