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2007年4月

第47夜:初期作の味わい(4)

Eihiro_17sai_kao_2 さて、今夜は遠刈田の佐藤英裕さんを取り上げてみよう。佐藤丑蔵さんの孫にあたる英裕さんは昭和26年の生まれ。昭和41年に中学を卒業と同時に木地修業に入った。こけしは同年6月(15才)の作が「こけし美と系譜」に掲載されている。

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第46夜:初期作の味わい(3)

Toru_syoki_s52kao_1前回は通さんの昭和53年作のこけしを初期作として取り上げたが、その後それより古い作を入手しており、今夜はそれを紹介する。

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第45夜:初期作の味わい(2)

Toru_syoki_s53kao_1 まだ本格的にこけしの収集を始めて間もない昭和53年4月29日のことであった。ゴールデンウィークの休みを利用したこけし収集の旅で仙台に寄り、駅前の丸光デパートを覗いてみるとこけしの展示・即売会をやっており、正午から抽選(あるいは順番か?)で高橋忠蔵、佳隆さんのこけしを販売すると表示されていた。

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第44夜:初期作の味わい(1)

Okasyo_eijiro_s50kao_1 昨日(22日)は東京こけし友の会の4月例会・総会があった。改めて現在のこけし界を見回してみて、これから20年後に果たして何人の工人がこけしを作っているだろうか? 友の会の会員は何人になっているのだろうか? こけしを作る側の工人、集める(楽しむ)側の我々収集家・愛好家にとっても、前途は厳しいと言わざるを得ない。 古いものに目を奪われるだけでなく、現在作られているものにも目を向けて、それを育てていく努力が必要なのであろう。

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第43夜:分岐点のこけし(3)

Ikuo_ejiro_h5kao_1 栄治郎型と言えばやはり第一人者である岡崎幾雄さんを避けては通れないだろう。今夜はその幾雄さんを取り上げる。昭和31年に始めた幾雄さんの栄治郎型も早半世紀を超えるところまで来た。その間の栄治郎型を概観して魅力を感じるのは、やはり初期のこけしである。(これは残念ながら持っていない。東京こけし友の会のHPで「例会ギャラリー」H18年6月の項を参照されたい)それ以外で挙げるとすれば、平成5年に東京こけし友の会の40周年記念として作られた、友の会栄治郎写しであろう。

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第42夜:分岐点のこけし(2)

Naoshi_ejiro_s44kao_1今夜は岡崎直志さんのこけしを取り上げる。直志さんも前回の福寿さんと同じような歩みをした工人である。直志さんの代表作として岡崎栄治郎型のこけしを挙げることが出来るが、この栄治郎型の製作の過程でターニングポイントで見てみよう。

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第41夜:分岐点のこけし(1)

Fukujyu_kanji_s38kao_1 さて今夜から話題を変えてみよう。ある工人のこけしを年代順に見ていくと、作風に大きな変化が見えることがある。その変化の境目に作られたこけしを分岐点(ターニングポイント)のこけしと呼ぶことにする。先ずは遊佐福寿さんの勘治型こけしで、このターニングポイントを探ってみよう。

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第40夜:つどいの頒布(4)

Takishima_kanji_kao_2 今夜も「つどい」の話の続きである。中目黒の「つどい」では『つどい・こけし談叢』という小冊子を発行しており、訪問する客に配布していた。そのNO.13に見慣れない勘治型のこけしの写真と解説文が載っていた。その解説によると鳴子系の滝島茂さんのこけし(平成3年3月作)だと言う。滝島さんは鳴子の老舗「高勘」の当主、高橋盛雄さんの弟子である。当時、盛雄さんは勘治型のこけしに関しては、弟子筋の工人には製作を許していなかった。私の手紙による問い合わせに対しても、型が崩れるのを防ぐためということで許可していないとのたつ子さん(盛雄夫人)からの返信があった。従って、当時滝島さんの勘治型が知られていなかったのは当然のことであった。

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第39夜:つどいの頒布(3)

Noji_momoware_kao_1 今夜も「つどい」の話である。平成6年頃、中目黒の「つどい」が力を入れていた工人の中に土湯系の野地忠男さんがいた。野地さんは二代目浅之助(渡辺和夫)さんの弟子ということから「つどい」のご主人は平成元年に、野地さんに由吉写し(久松旧蔵鉄兜5寸5分)を作らせて好評を得ていた。平成6年の4月下旬に「つどい」を訪れると、野地さんに頼んでた由吉写し(久松旧蔵桃割6寸5分(昭和15年作)」がようやく出来て送って来たと言う。早速見せて貰った。

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第38夜:つどいの頒布(2)

Kenichi_asagao_tokui_kao 今夜も「つどい」の話を続けよう。北山賢一さんは如何にも木地山系と言った素朴で可憐なこけしを作っていたが、そのこけしが一変する時期があった。平成4年1月下旬、「つどい」で目にした賢一さんのこけしに私は思わず言葉を失った。それは今までの賢一さんのこけしとは異質なものであったからである。「つどい」のご主人の言によれば、遠刈田の佐藤英太郎さんの提唱する新しい伝統こけしの創造に共鳴し、その主催するグループ(「伝統創造研修塾」)の考え方に沿って作ったこけしということであった。

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第37夜:つどいの頒布(1)

「つどい」の話を続ける。中目黒の「つどい」では、私が良く通った平成3年頃、何人かの工人の新作に力を入れていた。木地山系の北山賢一さんもその中の一人であった。賢一さんは師匠の阿部平四郎さんが作っている小椋泰一郎型や米吉型を引き継ぐだけでなく精力的にその他の型にも挑戦していた。平成3年の9月下旬につどいを訪ねると、ご主人から賢一さんの新作というこけしを見せられた。それは9本のこけしと1個のえじこで、今まで賢一さんが作っていたどの型とも異なり、賢一さんの意欲と工夫が感じられるこけしであった。

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第36夜:子持ちえじこ(3)

Kenichi_ejiko_kao 今夜も子持ちえじこの話を続ける。東京目黒区にある伝統こけしの店「つどい」には平成2年の正月から足繁く通うようになった。本格的なこけし収集を始めてから15年ほど経ってからである。「つどい」という店があることは知っていたが何となく行かずにいたのである。一度お邪魔して、ご主人と意気投合し、それからは足を向けることが多くなった。

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第35夜:子持ちえじこ(2)

Sasamori_ejiko_m_kao 今夜も笹森さんの話である。地梨の会発行の「地梨第四十三号」に笹森淳一さんの『お楽しみだるま』が載っていた。蓋付だるまの入れ物に2寸の各種こけし30本がきちんと収まるようになっている。こけしは全て違う物で実に愛らしい。幸兵衛型こけしに専念している私は、幸兵衛型のこけしでこのようなものが作れないものかと考えていた。昨年(平成18年)の5月、JR東日本から期間限定の格安切符が発売されたのを機会に津軽の工人を巡る旅を計画した。その中で再び笹森さんを訪問し、依頼していたこけしを受け取るとともに、幸兵衛型での蓋付き入れ物の件を話してみた。色々と話し合う中で、入れ物は前回と同じくえじことすること、中に入れるこけしは同じ大きさの幸兵衛型で、出来るだけ沢山入れて貰うことで話が着き、その製作をお願いした。

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