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2007年6月

第77夜:6月の友の会

Toshio_daisun_kao_1 本日、東京こけし友の会の6月例会があったので、今夜は久しぶりにその報告である。梅雨空の中、60名を越える方々(新会員2名)の参加があり大盛況であった。その中でも注目の入札品は古品を含む中古品20本で、目玉は古品の小椋久四郎と保存完璧の佐久間俊雄6種であった。 他にも抽選品に面白いものもあり、豆こけしを巡るジャンケン大会まで楽しい一時であった。

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第76夜:30年代のこけし(2)

Teruo_s35koro_kao 暫く新規掲載を休んでしまった。何となく気忙しく纏まった文章を書くことが出来なかったのである。高々1回分の文章でも、内容によっては各種文献を読み直したりで、それなりの時間もかかるのである。毎日覗いて下った方には申し訳ない想いである。さて今夜は久しぶりに30年代のこけしを取り上げてみたい。昭和30年代は色々な意味で古き良き時代の日本がまだ色濃く残っていた時代でもあった。そんな時代の香りはこけしにも表れているのである。佐藤照雄さんのこけしを見てみよう。

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第75夜:小寸こけしの魅力(3)

Noji_mame_l_kao 今夜は久しぶりに小寸こけしの話をしてみたい。今回の2本のこけしは今年の4月中頃にヤフオクに出品されたものである。あまりの可愛さに、ぜひ欲しいと思い運良く落札することができた。野地さんの小寸こけしは定評のあるところ、昭和末から平成初め頃にかけては色々な小寸こけしを相当作ったようだ。

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第74夜:勝洋さんの正吉写し

Katuhiro_syokiti_5sun_kao 昨年の9月に大量の古品がヤフオクに出品されたことは第13夜に書いた通りである。その折、私も入札に参加し、高橋武蔵(S15年)と佐藤(大原)正吉の5寸と4寸を入手することが出来た。遠刈田新地の佐藤勝洋さんとは、「佐藤勝洋の護こけし」という小冊子を作った時依頼の付き合いがあり、護(S16年)や正吉(登別初期)の写しを作って貰っていた。この5寸と4寸も写しを頼んでおり、作10日に届いたので、今夜はそのこけしを紹介しておきたい。

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第73夜:「美と系譜」のこけし(9)

Tatuo_kota_s41_kao ここ数日話題にしている幸太型のこけしに関して、「系譜」には慶治、春二、慶美の他にもう一人、佐藤辰雄のこけしを掲載している。辰雄さんは今三郎の孫にあたり幸太の直系である。そのため幸太型のこけしは本人型や今三郎型と共に自身の代表作として長年作っている。従ってその間に辰雄さんの幸太型も相当に変化している、今夜は、その辰雄さんの幸太型について話をしよう。

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第72夜:「美と系譜」のこけし(8)

Keimi_kota_s36_kao 今夜も「系譜」の幸太型の話を続ける。新山慶美の幸太型である。特に「系譜」掲載のこけしを探していた訳ではないが、幸太型は意識して集めていたこけしなので、その一環として入手したものである。「系譜」の幸太型と同時期であると知ったのは、入手後に胴底の日付の書き込みを見てからのことである。慶美さんの昭和30年代の幸太型は殆ど見かけないので、この時期に作っただけかも知れない。

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第71夜:「美と系譜」のこけし(7)

Haruji_kota_s41_kao 今夜は、「美と系譜」に載っている春二の幸太型2本の内、昭和41年作の方を取り上げてみたい。35年より始まった春二の幸太型は当初は「原」に倣ったものであったが、次第に春二の個性(工夫)が加えられるようになる。そして昭和30年代末から40年代の始めにかけて、それは幸太の姿を借りた春二のこけしとして完成の域に達する。

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第70夜:「美と系譜」のこけし(6)

Haruji_kota_s35_kao 「こけし・美と系譜」の(99)は「原作と写し2」として佐藤幸太型のこけしを掲載している。1本の真っ黒なこけしの追求に執念を燃やした鹿間時夫氏の努力により、佐藤今三郎の口から、そのこけしが今三郎の父幸太の作であると判明したのは昭和33年5月のことであった。同年6月には鹿間氏の依頼により佐藤慶治による写しが作られている。「系譜」掲載の佐藤春二の写しは35年作と41年作。今夜は35年作を取り上げる。

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第69夜:福寿の初期作(3)

Fukujyu_s28_kao 今夜も昨夜に引き続き、福寿さんの初期作の話である。もう1点、私が初期作と思っているこけしを紹介する。私が福寿さんのこけしの中で初期作に分類するための条件(目安)として、以下の点を考慮している。(1)向かって右目が下がっている。(2)横鬢が後ろに跳ねている。(3)署名は胴底の丸い鉋溝の内側に「福寿」と書き外側に「作」と書いている。その他、頭頂部の髷の様式なども考慮する。但し、20年代後半以降、福寿さんは新型こけしに力を入れており、その影響も考慮する必要がある。

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第68夜:福寿の初期作(2)

Fukujyu_s25_kao 昨夜に続き、福寿さんの別の初期作をお見せする。福寿さんのこけしで、どこまでを初期作とするかは難しい。結婚する前の「高橋福寿」の時代を初期作とする見方、昭和27年の「西田勘治」との出会い以前を初期作とする見方もあるだろう。また、所謂「普通型」「勘治型」などと型が定型化する以前を初期作とする見方もあるだろう。私は3番目の考え方で、おおよそ20年代の作は初期作の範疇に入れて良いと考えている。

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第67夜:福寿の初期作(1)

Fukujyu_s26_kao 今夜は鳴子系、遊佐福寿さんの初期作を探ってみよう。福寿さんは昭和20年に秋田県の由利木工所で木地修業を始めた。その時にこけしも挽いていたが描彩をしていたかは定かではない。従って、この秋田時代に福寿作のこけしがあったかどうかも不明。鳴子に戻ってからは当初は足踏みロクロ、26年からは動力ロクロの変えたと聞いた。足踏みロクロ時代のこけしも文献等で見たことがない。

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