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第84夜:7月の友の会

Toshio_daisun7_kao_1 昨日(22日)、東京こけし友の会の7月例会があり出席したので、今夜はその報告である。20日から昨日まで、福島の西田記念館で「美轆展」が開かれているためか、毎月出席している何名かの方の顔が見えず、出席者は54名(新入会者1名を含む)であった。入札では今月も数点の古品とお約束の佐久間俊雄のこけしが出品された。また抽選では新品の奥瀬恵介が5点と渡辺亨が10点ほど出品されて注目された。また、一般頒布でも高橋通の草花シリーズの秀作が10点(番号入り)で出品された。なお、入札品の最高額は岡崎長次郎(尺2寸)で、これは僅差で私の手元にやってきたので、別途報告したい。

Toshio_daisun7gatu_1お約束の佐久間俊雄のこけしは全部で6種(7本)が出品された。内1本は先月も出品された8寸もの。形態、描彩とも同種のものであるが、表情は今月の方が柔らかい。先月のような鋭いものが良いか、今月の方が良いかはそれぞれの好みの分かれるところであろう。この種の大寸ものはあと1本あるらしい。いつ出るかは分らないので、欲しい人は毎月の例会に欠かさず出るしかない。

その他の小寸物では、単品は傘、シルクハット、坊主、鉄兜の4種、それにシルクハットと鉄兜の2本組が1種出品された。いずれも初期の頃の優作で保存は完璧。今後の出品に期待がかかるものばかりであった。

Toshio_h1907_nyusatu_1

俊雄以外にも古品の秀作が出品されていたので、その一部を紹介しておこう。写真は左から荒井金七尺、佐藤松之進尺2寸、藤原政五郎8寸、菊池孝太郎5寸、佐藤正吉8寸である。(他に新山福太郎尺3寸、秋山忠6寸、岡崎栄作4寸など) 正吉は5月に出品されたもの(7寸)と同種であるが、今月の方は大きいためか後頭部に赤い飾り線が付いている。

H1907_nyusatu

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受信: 2007年7月23日 (月) 19時20分

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