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第82夜:小寸こけしの魅力(6)

Yajiro_mame_2hon_kao このブログのアクセス履歴を見ていると、掲載した日とその翌日くらいにはアクセス数がかなり増える。「こけし千夜一夜物語」にリニューアルしてからの1日あたりの平均アクセス数は今日現在で約70くらいである。毎日ブログを載せていたころは75を越えていたが、掲載間隔が開くに従って減ってきて60台に落ちていたのを盛り返しているところである。この数をバロメーターにして何とか70台をキープして行きたいと思っている。さて、今夜も友の会6月例会で入手した小寸こけしの話である。

Yajiro_mame_2hon 見てお分かりの通り、弥治郎系の佐藤伝さんのこけしである。4寸の小寸もので友の会の一般中古頒布品の中にあったものである。佐藤伝さんは明治39年の生まれ。大正9年から木地修業を始め、昭和元年頃に弥治郎を離れてからは各地を転々とし、昭和7年より北海道の弟子屈に定住した。晩年のこけしは向かって右目が下がってくる癖が見られるが、本作など、相当にちんばな面描である。これが定寸もの以上の大きさなら恐らく入手はしなかっただろう。このアンバランスな表情も小寸ものとして見ると何となく愛らしく味のあるものに見えてくるから不思議である。これは何もこけしに限ったものではないのであろう。どんなに獰猛な動物にしても小さい時は可愛いものである。もう1本、同じ大きさの弥治郎こけしを並べて見た。鎌田孝市さんの昭和30年代のこけしである。孝市さんが得意とする胴括れ型である。このこけしも同型の定寸ものと比べると頭が縦に長過ぎるような気がする。やはりちょっとアンバランスかなと思うのである。ところがこれも小寸なるが故に、ほっぺが膨らんだ幼子を連想させて何となく愛着が湧くのである。このようなアンバランスな小寸こけしを2本、並べて眺めて見るのも、また楽しいものである。

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