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第111夜:是隆さんの実演

Koretaka_jituen_kao 11日は新大塚で開催されていた「こけし談話会」を途中で中座して隣駅の池袋に向かった。宮城ふるさとプラザに鳴子の柿澤是隆さんが来ているという葉書を貰っていたからである。案内にあった会場の豊島区区民センターは前日までということで誰も居らず、降り出した雨の中を右往左往してしまった。結局、10日と11日はふるさとプラザの2階で展示・実演を行っているとのことであった。私が着いた時には、奥さんの眞里子さんと既に後片付けに入っていた。

Koretaka_jituen071111 息子の是伸さんとは年に1回横浜などで会っているが、是隆さんとは4年前の那須での実演以来であった。相変わらず元気そうで、並んだこけしの前で写真を撮らせてもらう。忙しい中、持参した昭和40年代の是隆こけしを見て貰いながら暫し話を伺う。30年以上前のこけしは今とはかなり違っている。「まだ上手くなかったなあ」と言いながらも懐かしそうであった。当時は福寿さんの職人から独立して間もない頃。木地形態は福寿さんと殆ど同じ(福寿さんの木地を挽いていたのだから当然か)、描彩も今に比べると筆致が太く若々しさが感じられる。当時は胴の反りが相当大きかったのが分る。今は反りを少なくして太めでどっしりとした作品になっている。並べて比較するために8寸の普通型と6寸の勘治型(椿材)を購入した。いずれもなかなかの力作である。他にも「高勘」の各種復元作や自身の工夫が入った「是隆こけし」が並んでいた。話の中で、是隆さんは弟子として高勘に居た時にはこけしは作っておらず、鶴岡の村木さんのところで作ったのが初作とのこと。何本かは残っているだろうとのことであった。どのようなものか見たいものである。写真は右2本は今回購入したもの、左の2本は昭和40年代後半の作である。

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