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第119夜:横浜での鳴子こけしまつり

Ningyo_071124 先週の土曜日(24日)午後は横浜の「人形の家」で開催されている『鳴子こけしまつり』に出掛けてきた。昨年までは12月の第1週の土日で2日間であったが、今年は人形の家からの要請でこの11月の3連休になったのだそうだ。この時期、横浜は紅葉の盛りでもあり、3連休で人出も多いことから早まったのだろう。12月の初旬ではかなり寒いこともあり、この時期の方が良いと思う。今日も会場は例年と比べてかなり賑わっていた。

この鳴子こけしまつりの推進役でもある大沼秀顕さんに色々と話を伺った。今年は開催が早まったことで、鳴子の紅葉のシーズンから間もなく、準備が十分に出来なかったとのこと。そう言えば、案内葉書には実演工人以外のこけしも出品されているとあったが、それはあまり多くなかったようだ。実演工人は毎年恒例の4人(大沼秀顕、高橋義一、早坂利成、柿澤是伸)に、今年は大沼秀則さん(大沼力さんの息子)が初参加で5人であった。なお、初日には岡崎斉一さんと桜井昭寛さんも来ていたそうだ。木曜(22日)の朝、大型のワゴンカーで鳴子を発った時には時ならぬ大雪であったという。会場内には今年の鳴子の全国こけし祭りコンクールの受賞作も展示されたいた。今年はロクロを据えた実演場、木地玩具で遊ぶコーナー、こけしの絵付けコーナーの他に新しい試みとして、ミニロクロを使用したコマの彩色コーナーもあり、小学生くらいの女児が挑戦していたのに目が引かれた。実演の工人さんは各自のテーブルに種々のこけしや木地玩具を並べていた。やはりこういう催し物があると普段は作らないものも作るそうで、良い刺激となるようだ。

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私が会場に着いたのは昼過ぎで、お客さんもちょうど一段落した頃であった。受付には毎年精力的にお手伝いをして下さるU氏が今年も受け持っておられた。他に鳴子町から応援の若者が1人参加していた。これまた毎年、遙々富山から駆けつけて来られるT氏の姿も見え1年振りの挨拶をする。その後、友の会の幹事のH氏も取材を兼ねて来場された。まず5人の工人さん全員の集合写真を撮らせて貰い、その後、工人さん方と暫くお話しをした。高橋義一さん、柿澤是伸さんには、入手早々の盛大正型を見て貰う。共に初めて見るものであり、手に取ってじっくりと眺めていた。いずれ写しをお願いする約束をする。

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その後は、大沼秀顕さんとこの鳴子こけしまつりの苦労話とか昔話に花が咲く。途中、中止になりそうな時期もあったそうだが、工人さん方の努力で何とか凌いで続いていると言う。私も、今や東京近辺では唯一の恒例行事となったこの催しだけは何とか続けて欲しいと事ある毎にお願いしている。鳴子の工人さんだけでなく、他系統の工人さんにも参加して貰うような話もあるようだ。鳴子の工人組合の自腹で開催しているため色々と問題はあると思われるが、伝統こけしの活性化のためにもぜひ実現して貰いたいものである。それには多くの方々の協力も必要であり、このブログをご覧になっている皆様も来年はぜひ会場に足を運んでくださるお願いしたい。

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コメント

横浜こけしまつりの初日に、行って来ました。
柿沢是隆氏の雛こけし、大沼秀顕氏の大えじこを購入しました。えじこの中に、小さなこけし、ねまりこ、えじこが入っていました。
地元の神奈川まで来てもらえ、嬉しい一刻を過ごすことが出来ました。
桜井昭寛氏にお会い出来なかったのが、残念でしたが…。

投稿: Miya | 2007年12月13日 (木) 02時37分

良い物を入手されましたね。めぼしいものは初日で無くなってしまうようですね。秀顕さんの子持ち大エジコ見たかったですね。この横浜こけしまつりは関東近辺では唯一の定例行事になってしまいました。皆で応援して、ずーっと続けた貰いたいものです。そのためには、ぜひ会場に行って1つでも作品を買うことが大切ですね。工人さんも生活がかかっているのですから。昭寛さんはいつも初日には来ていると聞いていますが、私も会場で会ったことはありませんね。

投稿: 筆者 | 2007年12月13日 (木) 21時12分

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