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第164夜:是伸さんの実演

Yoshinobu_kanji_hinoki_kao 3月も中旬を過ぎ、厳しい寒さも和らいで春らしい気候になってきた。それに合わせるかのように東京近辺でもこけしの新作が見られるようになった。千葉そごうで毎年開催されている宮城の物産展に、鳴子の若手の代表格である柿澤是伸さんが今年も実演に来ることになったとの葉書を受け取ったので、午後からの外出についでに出掛けてきた。今夜はその報告である。今日(18日)は初日ということで、こけしの愛好家、収集家の姿は見られなかった。

Yoshinobu_kanji_2hon 是伸さんの千葉そごうでの実演は昨年に続いて2回目である。実演に行く工人がなかなか見つからず、今回も若手の是伸さんになったらしい。是伸さんとは昨年の3月の千葉、11月の横浜、そして今回と会う機会は比較的多い。今回の出品作は伝統こけしが主体ではあるが、それ以外の木地玩具的なものや是伸さんの工夫による作品など、色々なものが揃っていた。伝統こけしでは、木地の材料に色々なものが使われていた。一般的なみずきの他に椿、ひのき、柿、えんじゅなどが見られた。椿材は光沢があり、ひのき材は木の香りが清々しい。この対照的な木地の5寸勘治型(右:ひのき、左:椿)を求めた。今回の出品作の中でも勘治型はかなり数が多く、もうすっかり安定した作品となっている。是伸さんの工夫による変形も含めると、勘治型でもかなりの種類があるようだ。こけしでは「高勘」伝承の各型の他、木の皮を残したものや胴に達磨の絵を描いたものなども見受けられた。

こけし以外では、先ず「お雛様」各種が目を引く。これは友の会の2月例会でも頒布された。5月節句用には「こいのぼり」も作られている他、伊達政宗をモデルにした兜こけしは是伸さんのオリジナルであろう。人気の帽子こけしも各種あり、是伸さんのものは帽子が取り外し出来るのが嬉しい。定番の達磨や独楽などもある。珍しいのは大エジコ風の「菓子器」であろうか。これは内部に黒漆を塗った本格的なものである。(漆は専門の職人さんに塗って貰ったとのこと) 

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