« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008年5月

第192夜:平成の袖珍こけし(5)

H_syutin_aida さて、平成の袖珍こけしシリーズも5回目を迎えた。東京こけし友の会の頒布では第3回目で平成13年6月である。今夜はその内の前半10本を紹介しよう。全体的に細身のこけしが揃ったようだ。写真説明は右からである。

(41)大沼秀則(鳴子系):鳴子系でこのサイズだと、たちこになる場合が多い。

(42)熊谷正(鳴子系):これも同じくたちこ。たちこだと各系列、家系の違いがはっきりせず、同じようなものに見えてしまう。

続きを読む "第192夜:平成の袖珍こけし(5)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第191夜:平成の袖珍こけし(4)

H_syutin_konomi 今夜は、「平成の袖珍こけし」として頒布されたものの内、第2回目の残り10本の紹介である。写真は右より順に

(31)岸正章(鳴子系):小寸ものの典型であるたちこ。

(32)高橋義一(鳴子系):勘治型。訪問した時に見せて頂いた。こんなに小さいのに首が嵌め込みになっていて回るのには驚いた。

続きを読む "第191夜:平成の袖珍こけし(4)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第190夜:友の会5月例会

Nyusatu0805_eisaku 今日は東京こけし友の会の5月例会があり、出席したので報告する。朝から雨模様のためか出席者は53名とやや少な目であった。

ギャラリー担当は会員の宇田川さんで、こけしの虜になるきっかけとなった最初の鳴子旅行で入手した盛こけしの話から始まり、昭和20年代に数十円で購入したこけし、福寿さんが亡くなる直前に作っていたおかめ、ひょっとこまでを話された。また昭二(桜井)さん、福寿さんの新型こけしなど珍しいものも紹介された。おみやげこけしは鳴子の高橋武俊さん、久しぶりの頒布となった。

続きを読む "第190夜:友の会5月例会"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第189夜:平成の袖珍こけし(3)

H_syutin_kon 東京こけし友の会による「平成の袖珍こけし」の第2回頒布20本は、平成12年の5月に行われた。第1回頒布時の抽選当選者は希望すれば頒布対象となり、欠員が生じた場合のみ第1回の落選者の中から追加で補充された。今夜はその内の前半10本を紹介しよう。

  

続きを読む "第189夜:平成の袖珍こけし(3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第188夜:平成の袖珍こけし(2)

H_syutin_yokoa 東京こけし友の会によって頒布された「平成の袖珍こけし」には、それを示す印として胴底あるいは胴側面(裏)に『友』というゴム印が押されている。当初の予定では1回に20工人、2年間で4回の頒布を行い、合計で80工人を頒布することになっていた。それでは今夜は第1回頒布品20本の内の、残りの10本を紹介することにしよう。

続きを読む "第188夜:平成の袖珍こけし(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第187夜:平成の袖珍こけし(1)

H_syutin_shinji 袖珍こけしとは大きさが1寸6分(5cm)の小こけし群のことで、昭和16年から18年にかけて東京こけし会が頒布したものである。この戦前の袖珍こけしについては「木の花」誌上にて『袖珍こけし図説』として中屋惣舜氏により1本1本紹介されている。この袖珍こけしの平成版が東京こけし友の会の手塚正二氏(当時の幹事)により企画され、会員に頒布されたのは平成11年からで、4回に渡り計77本に及んだ。頒布は限定25組ということで、全国から応募した会員の中から抽選で選出された。その頒布工人名は『こけし手帖』にて報告されていたが、そのこけしについては紹介されていない。私は普段は籤運が悪いのだが、その時はどういう訳か選に入った。今夜から数夜に渡って、この袖珍こけしを紹介していきたい思う。

続きを読む "第187夜:平成の袖珍こけし(1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第186夜:津軽こけしの源流を求めて(今晃3)

Kon_kinjiro_dake_kao 第179夜で今さんの禰宜町時代の金次郎型こけしに触れてその後の同型のこけしがどう変化したのか知りたいと思っていたところ、ちょうど良いタイミングで同型同寸で「嶽 今晃」と署名のある今さんのこけしがヤフオクに出品された。今さんが「嶽」に移ってこけしを作り始めたのは昭和58年の5月頃からで、7月頃のものには「嶽温泉 今晃」と署名され、8月からは「嶽 今晃」の署名になったという。従って本稿のこけしは昭和58年の後半以降ということになる。今さんの初期のこけしは入札でもかなり高くなることが多いが、今回はそれなりの価格で落札できラッキーであった。そのこけしが先日届いたので紹介してみたい。

続きを読む "第186夜:津軽こけしの源流を求めて(今晃3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第185夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介6)

Keisuke_jiten_b3_kao 前回までで、奥瀬恵介さんによる「図譜『こけし這子』の世界」のこけし5本の紹介を終わる。恵介さんは『這子』以外にも、ほぼそれと同時期の盛秀古作の写しを作っており、今夜はそれを紹介する。「原」こけしが誰のコレクションのものなのかは分からないが、「盛秀一家のこけし辞典」では大きさ5寸、昭和初期の作として掲載されている。形態は『這子』のこけしと同様、胴の中程に括れがある。肩口にはアイヌ模様、胴上下に引かれた紫黄緑赤のロクロ線の間にカメの甲羅から手が2本出たような模様が描かれている。目は左右に離れていて小さいが鋭い表情である。『這子』5本と同趣の味わいで、津軽の土俗的な体質を感じさせるこけしである。

続きを読む "第185夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介6)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第184夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介5)

Keisuke_hauko163_kao_3 今夜は「図譜『こけし這子』の世界」の163番を取り上げてみたい。「原」こけしは大きさが3寸2分、木地の形態は他の5本のこけしと同様、胴の中程が括れて裾が広がったもの。胴の上下には赤紫緑のロクロ線を配し、胴中央部の緑のロクロ線の間に赤で円を描き、中に模様とも文字とも判読できないものを描いている。顔の描彩は下寄りで中央に小さく纏まっているが眼点大きく凝視度が強い。

続きを読む "第184夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介5)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第183夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介4)

Keisuke_hauko162_kao引き続き「図譜『こけし這子』の世界」の盛秀こけしを見ていこう。今夜は162番である。「原」こけしは大きさ6寸3分、胴の中程がくびれた形態はこれまでの3本と変わらないが、均整の取れたスマートな形になっている。胴模様は肩から胸にかけてアイヌ模様(縄文模様)を描き、それから下方には赤紫緑のロクロ線を引き、胴中央からやや下には唐草模様を配している。大きさの割には簡素な胴模様と言えるだろう。この型の恵介こけしを紹介しよう。

続きを読む "第183夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介4)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第182夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介3)

Keisuke_hauko160_kao 今夜は、「図譜『こけし這子』の世界」の160番のこけしである。このこけしは初期盛秀こけしの中では最もポピュラーなものと言っても良いであろう。それは鉄則さんがこのこけしを作り、しかも目を大きく愛らしくして(一見べそをかいたようにも見えるが)有名になったからである。さらに陽子さんに至って完成度が高まり、今や陽子さんの代表作の1本と言って良いものとなっている。恵介さんもこの型を作っているので、その紹介をしたい。

続きを読む "第182夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第181夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介2)

Keisuke_hauko159_kao 本ブログの紹介のあった5/2以降、アクセス数はそれまでの倍くらいに増加している。ちなみに検索サイトの大手であるグーグル(Google)で「千夜一夜物語」を検索すると、何とトップページの6位に「こけし千夜一夜物語」がランクされているではないか。並み居る「××千夜一夜物語」を押さえてである。もう一方の大手ヤフー(Yahoo)では91位と低位である。評価の仕方の違いによるものであると思われるが、ニフティでは6位、インフォシークでも9位と上位にランクされている。さて、今夜は恵介さんの「こけし這子」のこけし2本目である。「原」こけしは「図譜『こけし這子』の世界」の159番のこけしである。大きさは4寸8分で胴中央に描かれた1葉の赤い楓が印象的なこけしである。

続きを読む "第181夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第180夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介1)

Keisuke_hauko158_kao 今さんのこけしは2本しかないため、今夜からは温湯系列で盛秀の古こけしを追求している奥瀬恵介さんを取り上げて見たい。恵介さんは父母である鉄則さんや陽子さんが築き上げた華麗な盛秀型をそのまま継承するのではなく、盛秀太郎の戦前のこけしに焦点を当てて、その再現を目指しているようだ。つまり津軽こけしの源流を目指していると言って良いであろう。従って津軽系の若手としてその期待は大きいが、体調のこともあってその製作数は多くなく、津軽の地まで足を運ばなければなかなかそのこけしを入手出来ないのが残念ではある。

続きを読む "第180夜:津軽こけしの源流を求めて(恵介1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第179夜:津軽こけしの源流を求めて(今晃2)

Kon_kinjiro_s58_kao 昨夜は、今さんの昭和58年作のこけしを取り上げた。今夜は同じく58年作の今こけしをもう1本紹介したい。今手元に残っている当時の今こけしはこの2本のみである。当時足繁く通った「おおき」民芸店には、今さんの定寸のこけしのほか、2~3寸くらいの豆こけし各種が籠に入れられて売られていた記憶がある。今夜のこけしは金次郎型黄胴笑い口帯付きと言われる型で、昨夜の辰雄型重ね菊ともども、当時の今さんの代表的なこけしであった。

続きを読む "第179夜:津軽こけしの源流を求めて(今晃2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第178夜:津軽こけしの源流を求めて(今晃1)

Kon_tatuo_s58_kao 5/2に本ブログが「日刊ココログ・ガイド」に紹介されてから、アクセス人数が増えている。今までこけしにはあまり関心がなかった方々に少しでもこけしのことが知れ渡ってくれたら嬉しいことである。さて、弘前で「木村弦三コレクション」の展示を見てきたことを第174夜に書いた。その関連で津軽系こけしの源流について考えてみた。津軽系を大きく2つの系列(温湯系列と大鰐系列)に分けた場合、現存の工人でその源流を目指したようなこけしを作っているのは、温湯系列では奥瀬恵介さん、大鰐系列では今晃さんと言えるのではないだろうか。今夜は今さんのこけしを見てみたい。

続きを読む "第178夜:津軽こけしの源流を求めて(今晃1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第177夜:ブログの紹介

私のブログはニフティのブログである「ココログ」に掲載している。先日、その事務局から私のブログ「こけし千夜一夜物語」を『日刊ココログ・ガイド』で5/2に紹介するとの連絡があった。日刊ココログ・ガイドはココログに掲載しているブログの中から1日に数編をピックアップして紹介しているガイドである。今や超ローカルになってしまった「こけし」のブログを取り上げて頂けたことは嬉しいことであり、今夜はこのブログについて話して見たい。

続きを読む "第177夜:ブログの紹介"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »