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第190夜:友の会5月例会

Nyusatu0805_eisaku 今日は東京こけし友の会の5月例会があり、出席したので報告する。朝から雨模様のためか出席者は53名とやや少な目であった。

ギャラリー担当は会員の宇田川さんで、こけしの虜になるきっかけとなった最初の鳴子旅行で入手した盛こけしの話から始まり、昭和20年代に数十円で購入したこけし、福寿さんが亡くなる直前に作っていたおかめ、ひょっとこまでを話された。また昭二(桜井)さん、福寿さんの新型こけしなど珍しいものも紹介された。おみやげこけしは鳴子の高橋武俊さん、久しぶりの頒布となった。

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新品頒布は土湯系の阿部国敏さんの7寸と5寸地蔵型。色が全体的に濃く、やや暗い感じを受けたのが気になった。弥治郎系の鎌田孝志さんは7寸「らっこ」の写し。高橋通さんは5月の花「野アザミ」模様のこけし。米沢の長谷川正司さんは得意の吉太郎型で久しぶりの頒布。他に鳴子の五十嵐勇さんの愛らしい3寸たちこが出ていた。

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入札品は戦前作8品。大寸ものでは尺2寸の岡崎栄作(蔵王系)、大きな瞳の佐藤巳之助(肘折系)、凛々しい表情の本田亀寿。中寸以下では、佐藤佐志馬、表情、胴模様とも古さを感じさせる奥山喜代治、弥治郎系の佐藤雅雄、鳴子系では大沼竹雄と秋山忠のたちこ。人気、価格とも一番だったのは奥山喜代治であった。

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