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2008年8月

第211夜:写しと型(考)2

Sakari_kanji_s27a_kao 今夜は前夜の話の続きである。以前は「復元」という言葉を良く使っていた。しかし「復元」というと私的には言葉の範囲が広く、ちょっと曖昧な気がしていた。そんな折、大阪こけし教室の「教室だより(復刻版)」を読んでいて、丹羽義一氏の「写しと型」と言う掲載記事を読んでみると、これが私の考えとも一致するので以後使わせて貰っている。最も丹羽氏の言う「写し」とは、その材料から染料に至るまで「原」と同じにする必要があるとのことであるが、私の「写し」にはそこまでの厳密性は求めていない。というよりも、そこまでやるには今では相当大変な作業になるからである。

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第210夜:写しと型(考)

Teruyuki_teizo_s16_kao 昨日、名古屋こけし会の第144回定期頒布こけしが届いた。内の1本は平賀輝幸さんの貞蔵写し8寸2分であった。11系統のこけしの中で作並系は今一つ私の好みに合致せず、所有するこけしも僅かである。しかし今回の輝幸さんのこけしを見て、これならば持っていていいなあと久し振りに思ったのである。輝幸さんとは今年の友の会正月例会で初めてお会いしたがなかなかの好青年であった。また10月に予定されている友の会の55周年旅行の宿泊地は作並温泉で輝幸さんとの懇親会も予定されているとのこと。作並系にも注目しなければならないだろう。今夜はこのこけしを例にして、写しと型について考えてみたいと思う。

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第209夜:芳蔵の本人型(2)

Yoshizo_honnin2_kao ここのところ体調が思わしくなく更新が滞ってしまった。東京こけし友の会の例会で、入札は大きな楽しみの1つである。27日に開催された7月例会では都合10本の入札品が並んでいた。やはり一番目を惹いたのは尺5寸の大野栄治。どうしようか迷ったが結局大きさの点で断念した。佐藤正吉も良かったが胴に水流れの跡があったのと、この時期のものは既に1本持っているので見送り。長次郎も表情は良いのだが胴の緑が全く無くなっているので見送り。文吉も胴の退色があるが良い時期のもので心が動かされたが高値が予想されたので見送り。結局、佐藤円吉と岩本芳蔵に対象を絞った。結果、円吉は応札も多く価格的にも激戦で結局落選、芳蔵は次点に差を付けての落札となった。そのようにして私の所にやってきた芳蔵本人型を今夜は紹介しよう。

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