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第242夜:弘道の太子型(4)

Hiromichi_jizo_s42_kao 正月4日目が日曜に当たっているため今年は4日まで正月休みである。駅伝も終わり、いよいよ仕事モードに戻さなければならない。弘道さんの太子型も昨夜まで昭和35年から40年までの変化を見てきた。この時期は表情的には低調な時期であるが太子型では胴の形態に大きな変化があり、そこが一つの見所となっている。さて、今夜はその後の昭和42年の太子型を取り上げてみよう。

Hiromichi_jizo_s42_hikaku 昭和42年になると、弘道さんのこけしはそれまでの作と一変する。太治郎初期のこけしを目指し、目が小さく複雑な描法となるのである。(42年当初の作は第22夜を参照。) 本稿写真(2)右は前髪の描法から42年でも後半の作。木地形態は頭が丸く、胴は胸の膨らみの頂点がやや下がって全体的にふっくらした感じを受ける。本稿写真(2)左は、右よりやや後、昭和43年頃の太子型である。頭は縦長となり、前髪は小さく纏まっている。また、目の位置が上がるとともに下瞼が長く伸びるようになる。胸部の膨らみの位置は更に下がる。胴のロクロ線の太さは40年頃と変わらず、白生地の部分が多いだけ重厚感に欠けて軽い感じを受ける。この傾向はこの後も続き、昭和48年頃になると気が抜けたような単調な模様になってしまうのである。

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