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第252夜:ヤフオクの古品入札

Nyusatu_kohin_kao 4日ほど前、例によってヤフオクの出品こけしを見ていると、保存の良くないこけしが纏めて出ていた。しかも既に1万円を超える入札が入っている。早速、出品こけしの写真を見てみると戦前品と思われるこけしが並んでいる。胴底の写真も載っていて何本かは工人名が記されている。しかし保存状態は良くなく色は殆ど飛んでいるものが多い。ただ全体に古色は付いているがカビやシミで汚くなっている訳ではない。写真は10枚ほど出ているが、こけしが重なっているために後ろにあるものの状態は良く分からない。そのこけし達が今夜締め切りを迎えた。

Nyusatu_kohin_090224 締切間際からかなりの入札が入り、価格もどんどん上昇していた。写真を何回も眺めつつ入札に参加すべきかどうか悩んでいた。出品こけしは32本とあるが、その内の5本程は新型こけしと思われる。写真で分かるところでは、土湯系が西山徳二、渡辺喜平、阿部新次郎、阿部廣史2本、佐久間米吉、不明1本、弥治郎系が鎌田文市、新山福太郎、渡辺求(?)、佐藤喜一、蔵王系が木村吉太郎、秋山慶一郎2本、阿部常吉2本、鳴子系が大沼岩蔵、高橋武蔵、小松五平、遠刈田系が佐藤貢、不明1本、秋保1本、山形系が梅津春雄(あるいは吉太郎)、木地山系が小椋石蔵と久太郎2本、他に仙台の後藤熊太郎といったところ。いずれも昭和15年前後のものと思われ表情は頗る良い。前方のこけしは色飛びが激しいが、石蔵や文市など後方の大きなこけしは緑も残っているようだ。写真が良く見えないために、直に1本1本見たい衝動に駆られて延長戦に入ってから結局入札に参加することになった。数回の競り合いで相手の方が諦めたようで、私が落札という結果になった。おそらく数日後には私の手元にこれらのこけし達がやってくることになるだろう。状態の悪さに落胆するか、あるいは掘り出し物に目を見張るかはその時のお楽しみである。いずれにしろ、それらのこけしは本ブログで紹介するつもりでいる。ここのところ話題に乏しかったので、これで少しは掲載が増えるものと思っている。

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