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第267夜:昨夜のヤフオク

Nakayo_kohin_kao 昨夜締切を迎えたネットオークション(ヤフオク)には10本程の古品が出品されており、当初から注目していた。出品者は時々古品を出品する「横浜古物」である。出品作はいずれも昭和15年前後のものと思われ、中には高橋仲代という名前だけは「こけし辞典」で知っていたが実物は見たこともないような珍しいものも含まれていた。今回の入札ではその内の3本に挑戦し、2本を入手することが出来た。今夜はその話をしてみよう。

Nakayo_kohin 私がこの出品を見て先ず注目したのは、高橋仲代と小林吉太郎のこけしであった。それに締め切り間近になって酒井正進のこけしにも興味を引かれた。高橋仲代は明治33年の生まれ、昭和12年頃より阿部治助の木地に太治郎風の顔を描いて昭和18年頃まで自分の店で売ったと「こけし辞典」にある。「こけし辞典」に載っているこけしはあまり良い出来とは思えなかったが、今回の出品作はなかなか見られるこけしであった。途中経過では相応の価格になっていたが、木地が治助ということもあって終盤に参戦した。当然のようにマッチレースとなったが、相手もなかなかの強者。落札履歴を見るとこけし専門ではなく古物一般のコレクターの模様。結局、私の想定した価格を超えてしまったために断念することとなった。文献での紹介も稀なため、その出品写真を使わせて貰った。残りの2本、小林吉太郎と酒井正進のこけしは落札出来たので、手元に届き次第、後日紹介したいと思う。

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