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2009年4月

第275夜:友の会4月例会

Hiromichi_s31_kao 今日は東京こけし友の会の4月例会があり、出席したのでその報告をする。最初の写真を見て頂きたい。今年の土湯こけし祭りのポスターである。全面に大写しされたこけしの顔から直ぐに佐藤正一と思った。ところが聞いてみると斉藤弘道だと言う。太治郎型こけしは好きなので弘道さんのこけしも良く見ているが、こんな顔のこけしは初めてである。昭和31年作だと言う。確かに「木の花(第参拾号)」で矢田氏も弘道さんは昭和31年から作っていると書いているが見たことはないと言う。これがその弘道こけしなのであろう。師匠の正一こけしを写していたことが良く分かる。弘道さんの本格デビューは昭和33年のことである。

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第274夜:酒井正進のこけし

Syoshin_senzen_kao こけしの世界で中の沢と言えば、善吉に代表される所謂「たこ坊主」が頭に浮かぶが、最近はそれ以外の中の沢こけしに興味を持っている。その1つが芳蔵の本人型であり、それは第163夜と第209夜で紹介した。暫く前のヤフオクに酒井正進のこけしが出品された。正進のこけしはそれほど多くなく、文献等での紹介もあまりなされていないため、その実像は良く分からなかった。この出品作は表情も良く、戦前作と思われたので頑張って落札した。今夜はそのこけしから正進のこけしを検討してみたい。

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第273夜:久太郎のこけし(3)

Kyutaro_s34_kao 第224夜で小椋久太郎のこけしに触れて以来、関連する久太郎のこけしが手元に集まってきた。入札を始め、色々な機会で久太郎こけしに注意を払うようになったためであろうが、何かの因縁的な感じも覚えるのである。第226夜では、昭和35年の久太郎こけしを取り上げたが、そのこけしは前髪と横鬢が離れた少寸用の描彩であった。今回、前髪と横鬢がくっついた普通の描彩の久太郎こけしが入手出来たので、これを紹介し、改めて久太郎こけしの変遷を辿ってみたい。

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第272夜:入れ子こけし(6)

Kiyoshi_komoti_kao 辺りの景色が桜色から萌黄色になり新緑が目に眩しい季節となった。こけし界でも土湯こけしまつりが始まり、いよいよシーズンに突入といった感じである。一方で昨年10月辺りから本格化した不景気状況は相変わらず厳しく、5月の全日本こけしコンクールは期間が2日に短縮され、鳴子のこけし祭りではミスこけしも廃止されてしまった。遠刈田のろくろまつりが6月に変更となったのも、10月に集中していたイベントの分散化ということであろう。さて、今夜は前回の続きで小林清さんの入れ子こけしを紹介したい。

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第271夜:入れ子コケシ(5)(プレゼント発表)

Sejiro_komoti_kao こけしは元来、椀や盆など高度な挽きものの余技として作られたもの。従ってこけしそれ自体は木地挽きものの技術から見れば容易な部類に入るであろう。そこで木地技術に優れた工人は、玩具や細工物などに自身の工夫を凝らして色々な物を作った。そんな工人の一人に今や山形系の最長老となった小林清次郎さんがいる。今夜は、その清次郎さんの入れ子のこけしを見てみよう。なお、最後に梅木親子の復原こけしプレゼントの発表がある。

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第270夜:子持ちエジコ(9)

Ooizumi_ejiko_komono_kao この週末で東京近辺の桜もようやく満開となった。開花してから寒い日が続き、通常一週間程度の期間が10日以上もかかったようだ。丁度年度末から年度初めにかかったこともあり、仕事に追われて本ブログの更新も滞ってしまった。さて今夜は久しぶりに細工物の話をしようと思う。こういった小物の製作は手間もかかるため誰でも作ってくれるものではない。惜しくも早逝した弥治郎系の大泉清見さんは小物が得意であった。

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