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第271夜:入れ子コケシ(5)(プレゼント発表)

Sejiro_komoti_kao こけしは元来、椀や盆など高度な挽きものの余技として作られたもの。従ってこけしそれ自体は木地挽きものの技術から見れば容易な部類に入るであろう。そこで木地技術に優れた工人は、玩具や細工物などに自身の工夫を凝らして色々な物を作った。そんな工人の一人に今や山形系の最長老となった小林清次郎さんがいる。今夜は、その清次郎さんの入れ子のこけしを見てみよう。なお、最後に梅木親子の復原こけしプレゼントの発表がある。

Sejiro_komoti_all 紹介する入れ子のこけしは大きさ8寸で髷付きの黒頭の吉太郎型である。胴は下部と上部に切り口があって全体が3つに分かれる。一番下には紅白のミニ達磨が2個入っている。上部のくり抜きの中には大きさ1寸のミニミニこけし2本と独楽が2個入っている。更に頭頂部の髷が取れて、頭の中には大きさが1寸5分のミニこけし各種が10本入っている。こういった合わせものは、ともすると木Sejiro_kiyoshi_komoti 地の変形などによりうまく噛み合わなくなってしまうこともあり、その辺りが木地技術の差として表れてくる。これが出来るかどうかによって、木地屋なのか単にこけし屋なのかに分かれてくる。清次郎さんは勿論、生粋の木地屋である。その木地技術は息子の清さんにもしっかりと受け継がれている。写真(3)は左が本稿で紹介した清次郎さんの入れ子こけし、右は同寸同形態の清さんの入れ子こけし。外見上は殆ど同様に見える。ところがである。清さんの中身がどうなっているかは次回のお楽しみである。

さて、第269夜で募集した梅木親子の復元こけしに対しては6名の方から応募のコメントを頂きました。抽選の結果、梅木親子のこけしは青柳さんが当選となりました。なお、外れた5名の方々には修一さんか直美さんの復元こけしをお送りすることに致しました。メールにて連絡致しますので、暫くお待ち下さい。

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コメント

ありがとうございます。
とてもうれしいです。ほかの皆様申し訳ありません。
これをバネにしてもっとこけしを探求していきたいと
思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
取り急ぎお礼まで。
気候不順の折、ご自愛下さい。

投稿: 青柳英介 | 2009年4月14日 (火) 07時59分

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