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第270夜:子持ちエジコ(9)

Ooizumi_ejiko_komono_kao この週末で東京近辺の桜もようやく満開となった。開花してから寒い日が続き、通常一週間程度の期間が10日以上もかかったようだ。丁度年度末から年度初めにかかったこともあり、仕事に追われて本ブログの更新も滞ってしまった。さて今夜は久しぶりに細工物の話をしようと思う。こういった小物の製作は手間もかかるため誰でも作ってくれるものではない。惜しくも早逝した弥治郎系の大泉清見さんは小物が得意であった。

Ooizumi_ejiko_komono_all_2 弥治郎系の大泉清見さんは昭和11年の生まれ。昭和27年から本田亀寿について木地修業を行った。こけしは師匠亀寿の作る独特の小原こけしを継承し、色々な木地玩具も製作していたが、昭和55年に44歳の若さで亡くなった。今回紹介するのは、亀寿型の大えじこの中に小物の木地玩具類を沢山入れたもの。普通の大きさでも手間のかかる木地玩具をミニチュアにしている。写真(2)の左から順に、白達Ooizumi_ejiko_komono_in_2 磨、二輪車、輪投げ、臼と杵、けん玉、汽車、四輪車、やみよ(輪2個入り)、豆えじこ(2個)、豆こけし、独楽である。大きさは入れ物の大エジコが高さ、径とも4寸、けん玉の高さが1寸5分である。写真(3)に中に入っている小物を示す。2輪車、4輪車、汽車は全て車が回り、顔など細部も手抜きなく描かれている。ミニチュアとは言え、普通サイズのものと同様に機能することに驚かされる。清見さんの優れた木地技術を示すものと言えるだろう。

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