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第303夜:友の会7月例会

0907reikai_kiyoji_kao 昨日は東京こけし友の会の7月例会があり出席したので、その報告をしたい。この所の梅雨めいた鬱陶しさを吹き飛ばすような真夏の照りつける太陽の下、60名を超える方々が出席された。中には見学を含めた新しい方々の姿も見られた。おみやげこけしは鳴子系の後藤皓さんのたちこ。例会ギャラリーは平塚幹事で、珍しい作並系(仙台)加納伝三郎系列の話があった。新品頒布は津軽系特集で、阿保無知秀、今晃、奥瀬陽子、恵介さんの力作が揃い、見事であった。

0907reikai_hanpu_yoko 陽子さん、恵介さんとも盛秀型(盛秀の幸兵衛型を含む)のレパートリーは数多く、今回はその中から各種の型を送ってくれた。陽子さんは4寸~7寸までの10本で、中に胴の達磨模様を横向きに描いたこけしが2本あり、これは初めて見た。盛秀の古いこけしの中にそのような描彩のものがあり、それを作ったものと思われる。その他、4足亀、2足亀、(酒)、楓など盛秀古作を写した0907reikai_hanpu_kesuke こけしが多く見られた。

恵介さんは4寸から6寸までの10本。陽子さん同様、盛秀古作の型が多い。胴の真っ赤な牡丹模様が印象的。大分洗練されてきており、上手くなったと思うが、津軽特有の泥臭さはその分薄くなってしまった感は否めない。今後、恵介さんがどのような方向を目指していくのか注目される。なお、陽子、恵介さんのこけしは地方頒布もされると言う。横向き達磨模様も入っているようなので、東京の例会に出席できない地方の友の会の会員の方々にも楽しみなことと思う。

0907reikai_nyusatu 入札こけしは、殆どが戦後のもの。昭和39年の保存状態の良い大野栄治。昭和31年、登別に移って間もないころの品格のある大原正吉。昭和32年、これまた善吉型を始めて間もない頃の岩本芳蔵。他に戦前だが保存の良くない菅原庄七、74歳の高橋忠蔵などが出品された。鳴子の高亀系のこけしは胴下部が切り離されていない状態のもので、署名はないが戦前の武蔵と思われた。写真にはないが、蔵王系の小寸で描彩のたどたどしいこけしがあり、岡崎幾雄さんの極初期の作では(?)との話もあった。抽選品の方にも、昭和40年、「たつみ」が作らせたものと思われる珍しい表情の奥山喜代治(写真①)や同じく「たつみ」頒布の2代目虎吉の初代復元作など、なかなか良いこけしが並んでいた。

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