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2009年11月

第345夜:巳之助の昭和型(たつみ初作)

Mino_syusuke_syowa_s41_kao 民芸店「たつみ」の指導による佐藤巳之助・昭一父子の周助型各種の復元はつとに有名である。その熱狂振りはこけし会の会誌などでも紹介されている通りである。当時、ようやく勤め始めたばかりの私にはそれらを購入する経済的な余裕はなかったのである。(たつみの価格は他の民芸店よりも高価であった) 従って、殆ど入手することなく今に至っていた。今月の友の会の入札に巳之助の昭和型が出品されていた。大きさは尺2寸ほど。今の私の蒐集対象からは外れた大きさである。だか、何故かそのこけしに惹かれてしまい入札したところ落札できた。今夜はそのこけしを見てみたい。

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第344夜:横浜での鳴子こけし祭り

Doll_house_091129 昨日(29日)から横浜の「人形の家」で毎年恒例の鳴子こけし祭りが開催されており、昨日は所用で出かけていたので、本日午前中に行ってきた。暖かな昨日とは打って変わって今日は寒さがぶり返し、海岸通りのイチョウ並木もかなり葉が散っていた。人形の家入り口には鳴子こけし祭りの旗がひらめき、祭りの開催を知らせている。館内に入ると1階の祭り会場入口にはハッピを着た案内の人が立っていて中に招き入れて呉れる。

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第343夜:重之助の初期こけし

Jyunosuke_s35_kao 24日に締め切りを迎えたヤフオクには注目すべき2本のこけしが出品されたいた。肘折系の重之助と土湯系の稲毛豊の初期こけしである。重之助は昭和35年、稲毛は昭和46年と解説されていた。先に締め切り時間が迫った重之助は常連のZ氏との競り合いとなった。ほぼ同時刻に同じ出品者から秋山忠の出品もあり、Z氏はそちらにも応札していたためか、重之助は私が落札することが出来た。次の稲毛は出品価の500円のまま推移していたため締め切り近くに2度応札したが、前応札者の最高値を越えることが出来ず、そのまま断念することになった。今夜は届いたばかりの重之助こけしを見てみたい。

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第342夜:佐藤誠次のこけし

Seiji_kao 先日の東京こけし友の会の例会入札に、佐藤誠次のこけしが出品されていた。誠次のこけしは同様のものを既に1本持っていたが、出品作は表情がなかなか良く思わず入札に参加したところ落札するに至った。持ち帰って既存の誠次こけしと比べてみると、やはり同時期の作品と思われる。ただ、胴模様と頭頂部の緑点の様式に違いが見られ、比較するには格好のこけしが2本揃ったことになる。今夜は、その誠次のこけしを見てみたい。口絵写真は昭和33年頃の作。

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第341夜:佐藤正一(最晩年)

Syoichi_s40_kao 太治郎型のこけしは好きなので、正一、弘道のこけしがネットオークションに出品されると、つい見てしまう。今夜の正一こけしは特に出来が良いとか魅力的とかいう訳ではないが、昭和40年作という署名に引かれて入札に参加した。正一のこけしは経年変化を見るために各年代のものを成るべく集めてきたが、40年代のものは持っていなかったからである。最後に競り合いになってしまったために落札価は予定額をかなり超えてしまったが、仕方ないだろう。口絵写真は40年4月作。

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第340夜:友の会11月例会

0911reikai_nyusatu_ushizo 今日は東京こけし友の会の11月例会があり出席したので、今夜はその報告をする。最近は例会会場に新しい若い方々の姿もちらほら見かけるようになり、今日も56名の出席があった。例会ギャラリー、新品/中古こけしの頒布、入札/抽選と続き、こけし会ニュースの後は、今月の7日、8日に行われた友の会旅行会の様子がスライドと解説によって再現された。目玉は西田コレクション、らっこコレクションを自分の手で触って見られる特別鑑賞会で、旅行参加者の歓喜の姿が印象的だった。口絵写真は入札に出た丑蔵の文六型(79才)である。

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第339夜:岸正男の古いこけし

Kmasao_s20_kao 東京こけし友の会の旅行は11/7、8の2日間であったが、ちょうど対象期間中であった「大人の休日倶楽部」の乗り放題切符の期限があと1日あったので、9日は休みを貰い鳴子を回って来た。8日は米沢泊まりだったので、山形新幹線で一番早く出ても鳴子着は11時。それから大沼秀雄さん、高橋正吾さん、柿澤是隆さんと回って、最後に岸正規さんを訪ねた。岸さんとは友の会の例会でお会いしたくらいで、じっくりとお話したことはなかった。今回は、先にネットオークションで入手した岸正男の古いこけしを見て貰うのが大きな目的でもあった。口絵写真は岸正男のこけし。

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第338夜:旅行会での発見(2)

Nishida_ishizo_kao 今回の「西田コレクション」にしろ「らっこコレクション」にしろ立派な図録が出ているので、そのこけしを見ることはできる。但し、図録の写真は一部を除いて正面からのものであり、頭頂部や側面、裏面、そして胴底の記載などは分からない。これらはやはり、1本1本手にとって見てみるしかないのである。そして、そこからは思わぬ発見も出てくるのである。今夜は、2本の古品こけしの裏模様を見てみたい。口絵写真は小椋石蔵(西田コレクション)である。

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第337夜:旅行会での発見(1)

Nishida_kanji_kubi 東京こけし友の会の旅行会でのメリットは、何と言っても戦前の名品を直に手に取って心行くまで眺めて居られること。これは友の会というバックボーンがあって初めて出来ることで何物にも代えがたい目玉である。そういう、こけし好きにとっては至福の時間を過ごす中で、思わぬ発見もあったのである。今夜は鳴子系の大名物、高橋勘治と大沼甚四郎のこけしでの発見をお話したい。

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第336夜:2本の大正期「盛」こけし

Sakari_taisyo_nishida 今回の東京こけし友の会の旅行にあたり、私には大きな目的があった。それは西田コレクションにある大正期「盛」こけしと拙蔵の「盛」こけしとを比較することであった。この2本の大正期「盛」こけしが「古計志加々美」の原色版と単色版に掲載されたものであることは第116夜に書いた。その後別れ別れになり、それぞれ違った境遇で時を経た2本のこけしが再び一緒になるのは何年ぶりのことになるのであろうか。そのことを知っているのは今となっては、それぞれのこけしだけなのかも知れない。口絵写真は西田コレクションの大正期「盛」。

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第335夜:友の会旅行(2日目)

Rakko_takeo_kao 東京こけし友の会の2日目の朝も良い天気。先ずは宿の露天風呂で温泉気分を満喫する。昨夜のアルコールのせいかやや頭が重い。食べきれないほど並んだおかずと格闘しながら朝食を終え、チャーターバスにて三春町歴史民俗資料館に向かう。ここの特別室にて「らっこコレクション」との対面である。その後、三春郷土人形館にて展示されているこけしを眺める。昼食を挟んで午後は高柴デコ屋敷を訪れ、張り子の人形の製作過程をみる。郷土芸能ともなっている「ひょっとこ踊り」の迫力に圧倒された。予定よりやや早く4時半には郡山の駅に着いて解散となった。口絵写真は「らっこコレクション」の大沼竹雄のこけし。

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第334夜:友の会旅行(1日目)

Nishida_noritaro_kao 11/7(土)~8(日)にかけて、東京こけし友の会の旅行会があり参加したのでその報告をする。第1日目の7日の行程は、10時に福島駅に集合、そこから西田記念館に向かい、午前中は常設展示や企画展(蔵王高湯系)を見学し、昼食後は待望の西田コレクションとの直の対面である。旅行参加者は東京からの全行程が13名、現地福島からは懇親会と宿泊のみが4名の計17名。宿は土湯温泉の「ニュー扇屋」で、夕食は土湯系工人7名を含めての懇親会となった。口絵写真は「西田コレクション」の乗太郎のこけし。

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第333夜:第2ピーク期の文吉(1)

Bunkichi_s40_kao 今夜で333夜という記念すべきところまで来た。全体の1/3に達したことになる。まだ先は長いのであるが一歩ずつ着実に進んでいこう。先夜に引き続き文吉をとりあげる。残念ながら第1のピーク期に当たるこけしを持っていないため、第2ピーク期のこけしとなる。参考文献としては「木の花(第八号)」の『戦後の佳作(其の八)』を拝借する。著者の北村氏によれば、第2のピークは昭和39年末から始まるとあり、昭和39年作が頭アップと全体像の2枚掲載されている。

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第332夜:ピーク期前夜の文吉こけし

Bunkichi_s32_kao この1か月程で7本の文吉こけしを入手した。ヤフオクと東京こけし友の会の例会にてである。それまで文吉こけしは小寸1本しか手元になかったから私にとっては画期的なことであった。ピーク期とその近辺のこけしが集中的に出たからであった。こけし界が低迷している最近でも文吉こけしは人気が高く、ピーク期で保存の良いものは相当の高値が付く。やはり最近ヤフオクに出た昭和36年作(ピーク第1期)は保存完璧で何と10万円を超えてしまった。今夜紹介する文吉はピーク期前の作であり保存もあまり良くないがそこそこの落札価であった。

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