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第363夜:友の会1月例会

1001reikai_hideo_kao 今日は東京こけし友の会の1月例会があり出席したので、その報告をする。新年例会ということで80名の出席があり、若い方々の顔も多数見られ盛況であった。また雪の鳴子から大沼秀雄、秀顕父子が招待工人として参加され一段と盛り上がった例会となった。お土産こけしは大沼秀雄、新山左京の両工人のこけしで、それぞれ数種類があり楽しめた。新品頒布は津軽の盛美津雄、奥瀬陽子、恵介の3工人に、阿部進矢、野地忠雄、高橋通の実力工人が花を添えた。頒布の後は、スライドやこけしの価格当てクイズ、恒例となったジャンケン大会と続き、頒布品は前記こけしの他、大沼親子のこけしと雛も含めて完売となり、最先の良いスタートとなった。口絵写真は大沼秀雄さんの寄贈こけし。

1001reikai_hideo_kizo 招待工人の大沼秀雄さんは鳴子系こけしの基盤を築いた大沼岩太郎の直系の曾孫にあたる。昭和5年生まれだから、今年の2月で80歳を迎えることになる。そんな大長老とも言える秀雄さんは、この正月例会のために5種類の4寸おみやげこけしを100本、皆勤賞の6寸こけしを14本、初めて作った岩太郎型を5本、ジャンケン大会用の尺2寸こけしを2本、木地から描彩まで全て一人で作ってくれたのである。普段はそんなにこけしは作っていない(秀顕さん談)とのことなので、その力の入れようは半端ではなかったはず。出来の素晴らしさは写真(2)で見ての通り。鳴子本流の気品に満ちたこけしである。特に黄胴尺2寸は山形の高梨コレクションにある竹雄こけし(「山形のこけし」に掲載の尺7寸5分)を復原したもの。黄胴に大振りの真っ赤な菱菊は眩しいほどである。 これをジャンケンで入手された方が羨ましい限りである。秀雄さんに感謝するとともに、まだまだ頑張って良いこけしを作って貰いたいものである。

1001reikai_mitsuo_6 次に新年例会の目玉でもある新品頒布の津軽系こけしを写真で紹介しよう。先ず美津雄さんは6寸各種15本と7寸髷こけしが1本。若手の恵介さんは4寸7本、5寸7本、6寸4本、7寸2本の計20本。陽子さんは6寸の横向き達磨の他、5寸3本、4寸6本の計10本が頒布された。特に体調が気遣われた美津雄さんが元気に16本ものこけしを送ってくれたのは嬉しい限りである。

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入札は、盛秀太郎の完品尺3寸と金目だるま、もりみつおの55年作尺、佐藤善二の初期幸兵衛型尺、小林善作の戦前復元作、戦前作では、蔵王能登屋のゴム印のある岡崎栄作(?)、保存状態の良い橋本力蔵、昭和14年頃の表情の良い佐藤喜一、保存状態は悪いが迫力のある阿部常吉、長身の長谷川辰雄、ピンク色が鮮やかな長谷川清一、昭和16,7年の春二と阿部広史の豆こけしのペア、「木の花」全32巻セットが出品された。

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