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第374夜:はる美さんの初期こけし

Harumi_s58_kao

今日は休みで天気も良くなかったので、こけし棚の整理をすることにした。普段仕舞っているこけしを1本1本取り出して、改めて見直すことで新しい発見もあり、このブログのネタが見つかるかも知れないと思ったからである。今日は特に弥治郎系のこけしを棚を整理し、話になりそうなこけしを何本か見つけ出し、その写真を撮る。そんな作業を丸1日かけてやった訳である。その中から、今夜は井上はる美さんの初期のこけしを取り上げてみたい。口絵写真は昭和58年のはる美こけし。

Harumi_s58_hikaku

実は先日ヤフオクに、はる美さんの「春二型初作」と署名されたこけしが出品され、最近にしては高額で落札された。そのこけしは昭和58年作とあり、その解説では「57年から姫ダルマ等を練習制作しており、はる美さんがこけし制作に入る前の練習を兼ねた春二型の初作(裏胴にを描いて欲しかったけれど・・)です。昭和59年より本格的にこけし作りに入ります。」とある。そう言えば、はる美さんの初期のこけしがあったなぁと思って見つけたのが写真(2)の右のこけしである。大きさ5寸7分。胴底には、はる美さんの自筆で「昭五十八 十一月二十六」の記入がある。ヤフオクのこけしが昭和58年12月の訪問時に入手したとあるから、ほぼ同時期と言えるかも知れない。但し、ヤフオクのこけしの方が完成度が高く、表情に張りがあり出来は良い。本稿のこけしは、まだ筆に勢いがなく手慣れていない感じがする。その分、表情にあどけなさが出ている。写真(2)中央は胴底の書き込みから「昭和59年11月11日に本人宅で入手」とある。溌剌とした素晴らしい表情である。左のねまりこは胴底に「60.8.23」の書き込みがあり、昭和60年の作であろう。この辺りまでの作は、はる美さんのこけしにかける思いがそのまま素直に表現され、若さ溢れる素晴らしい作品となっており、大切にしているこけしである。

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