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2010年3月

第385夜:美と系譜のこけし(敏彦)

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2月の東京こけし友の会の例会に、土湯系の西山敏彦さんのこけし各種が出ており、その中に「こけし 美と系譜」に掲載された西山憲一さんのこけし5種を写したものがあった(第375夜参照)。興味を持って見ていたが、その後、この5種を原寸通りに作るという話があったので、頒けて貰えるように頼んでいた。そのこけしが出来てきたので今夜はそれを改めて紹介したい。口絵写真は敏彦さんの勝治型のこけし。

 

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第384夜:是伸さんの独楽入りこけし

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今夜は、先日の友の会の頒布で入手した柿澤是伸さんの独楽入りこけしを紹介したい。籤運が悪く、最後の10順目になってしまったが、こけしの底の蓋が硬くで開かないということで残っていた1本である。帰宅後、ペンチで強く引くと無事に開いて中の独楽が出てきた。この独楽入りこけしは、昨年の横浜での鳴子こけしまつりの際に目玉として作られたもの。好評であっと言う間に無くなったそうで、2日目に私が訪れた時には無くなっていた。また、千葉そごうでの実演の時にも若干出ていた。口絵写真はその独楽入りこけし。

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第383夜:友の会3月例会

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作28日は東京こけし友の会の3月例会があり、出席したのでその報告をしたい。桜の開花を止めるかのような寒さの中、それでも51人の出席があった。今月のおみやげこけしは蔵王系の水戸寛さん。おみやげこけしは初めてではないだろうか。三四郎型など3種類があった。例会ギャラリーは斎藤松治のこけしで、幹事のH氏が2本の松治を示しながら熱弁を揮われた。口絵写真は入札に出た佐藤松之進のこけし。

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第382夜:慶治の幸太型

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このブログは毎夜1話ずつ書き上げていくのが原則であるが、それはとても無理な話である。仕事もあり平日に書くのは難しいので、休日などに書き溜めて置いたものを一日一話ずつ掲載していくことになる。それでも暫く間が空いてしまうこともある。せっかく覗きに来て下さる方々には申し訳ない次第である。さて、今夜は佐藤慶治のこけしを取り上げてみたい。幸太型のこけしである。

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第381夜:還暦の記念

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本日、とうとう還暦を迎えてしまった。まだ小さい頃、還暦というと赤いちゃんちゃんこを着て赤い帽子を被って祝うものと思っていた。だが実際に自分がその年になると、とてもじゃないけどそんな恰好をしてお祝いをするなんて御免こうむりたいと思ってしまった。我々が当時考えていた60歳と言えば、もう現役を引退して「ご隠居」になっているような老人を思い描いていたが、今は、外見はともかく、気持の上ではまだまだ現役である。そんなことから「還暦」なんて意識しないようにしていた。先日、思いもかけず「還暦祝い」を頂いてしまった。気恥ずかしい反面、嬉しいことも事実であり、ここでその記念品を紹介させて頂く。口絵写真はえじこの頭部。

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第380夜:新山純一のこけし

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意外なところで意外なことに出くわすものである。昨夜の横山水城のこけしもそうであった。一旦ブログを書きあげて公開した後で、その素性とも思われる久治こけしの写真を発見したからである。「木の花(第拾四号)」を見たのは、今夜の話題となる新山純一のこけしのことを調べるためであった。そのこけしは『戦後の佳作(其の拾四)』に取り上げれられている。口絵写真は純一の慶治型。

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第379夜:横山水城のこけし

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良いこけしなのにあまり人気がないこけしもある。弥治郎系の新山系列のこけしも、どちらかと言うとその部類に入ると言えるだろう。久治郎から久治とその兄弟(福太郎、左内)、そしてそれぞれの子供へと伝承されてきた新山系列のこけしも、それぞれに後継者は居るものの最近はパッとしない。この連休でこけしを整理していて、横山水城さんのこけしが目に止まった。今夜はそのこけしを取り上げてみたい。

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第378夜:千葉での是伸実演

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昨日(16日)より千葉そごう6階で開催されている「第18回宮城の物産と観光展」に鳴子の柿澤是伸さんが実演に来ているので、早速行って来た。千葉までは東京から快速で40分余り。会社を早退して向かったが着いたのは18時であった。顔見知りのご夫婦がひと組、訪れていた。是伸さんの上京は今回で4年連続となる。昨年は行くことが出来ず2年振りの千葉そごうであったが、是伸さんの実演・展示スペースはこじんまりとしていた。食料品などの販売スペースが年々増えて、実演スペースは端に追いやられているのだそうだ。カメラを持っていくのを忘れたため、携帯での慣れない写真しか撮れなかった。口絵写真は是伸さんの加々美盛型。

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第377夜:吉紀さんの初期喜一型

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現在、弥治郎の新山吉紀さんの栄治・喜一型はすっかり定着し、吉紀さんの代表作と言えるまでになっているが、その製作に至る経緯は「こけし手帖(453)」の例会おみやげこけしの解説に記載されている(平成10年)。その部分を引用すると『福島こけし会の某会員が、喜一さんの息子さんと同級生ということで、同じ弥治郎系工人の新山吉紀工人の所へ喜一型の復元を依頼したのが縁で、本格的な喜一型の復元が始まった』とある。今夜は、その作り始めの喜一型を眺めてみたいと思う。口絵写真は、吉紀さんの初期喜一型。

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第376夜:等伯と福寿

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先週の土曜日(6日)に「長谷川等伯展」に行って来た。長谷川等伯は安土・桃山時代のみならず日本絵画史上を代表する絵師(画家)であり、没後400年を記念する画期的な回顧展であった。当日はあいにくの雨、おかげで芋を洗うような大混雑は免れて、比較的ゆっくりと絵を眺めることが出来た。国宝3点を含む、等伯の全製作期間の作品約80点が展示されており、その迫力とスケールの大きさは感動ものであった。初期の仏画は細密画で細かいところまで描きこまれており、若き日の等伯のひたむきさが伝わってくる。「利休画」を筆頭とする肖像画、「楓図壁貼付」など国宝、重文が目白押しの金壁画(大画)、「松林図屏風」を頂点とする水墨画等など、枚挙に暇が無い。その中でちょっと気になったのが水墨画の中で、恵比寿・大黒や竹林の7賢人などを描いたものである。中国の故事を題材としたこれらの作は、等伯の作品の中で中心を占めるものではないが、その画風の幅広さを見せてくれる。これらを見ていて私はふと福寿さんの晩年の作品を思い出したのである。口絵写真は福寿作七福神の布袋様。

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