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第409夜:友の会おみやげこけし(昭和60年後半)

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今夜は昨夜に続いて、友の会のおみやげこけし、昭和60年後半の6本を紹介する。先ず6月は木地山系の小椋正吾さん(故人)5寸1分、7月は鳴子系の大沼秀則さん4寸2分、8月は秀則さんの父親の力さん4寸1分、10月は津軽系の佐藤佳樹さん(故人)3寸、11月は鳴子系の五十嵐勇さん3寸、12月は木地山系の高橋秀雄さん4寸である。

口絵写真は佳樹さんの顔アップ。

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小椋正吾は小椋久太郎の縁続きで、本人型の他に久太郎型、石蔵型を手がけており、本作は久太郎型。鳴子の大沼力は地味な性格であるが、父誓の型を次いで堅実なこけしを作っている。息子の秀則は高校卒業と同時に木地修業に入り55年から描彩も始めているが、父の指導方針から5、6寸のもみじ模様に専念している。津軽の佐藤佳樹は父善二が残した善二幸兵衛型。太い眉が印象的。五十嵐勇は桜井昭二の一番弟子。昭二を介して岩蔵型の安定した良いこけしを作るが、いま一つ注目を浴びない。高橋秀雄は高橋雄司の息子で若々しいこけしを作り、兵治郎の型の継承者として期待されている。

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