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第400夜:盛秀型の達磨絵こけし

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今夜で400夜を迎えた。全体の4割に達したことになる。未だ半分にも満たないという思いがある一方で、よくここまで来たなぁという感慨もある。年頭の今年の予定からはかなり遅れているが、とにかく一歩一歩進むのみである。さて先日、ヤフオクで奥瀬鉄則さんの盛秀型達磨絵こけし(8寸)を入手した。戦後の盛秀(型)こけしは、睫毛の付いたつぶし目に達磨絵模様が一世を風靡し、今でも人気が高い。ただあの型のこけしは沢山はいらないと思い、鉄則作では第393夜に紹介した1本に絞った。にもかかわらず今回入手したのは、目がつぶし目ではなく開き目であったからである。口絵写真はその鉄則こけし。

Tetunori_hirakime_daruma_hi

鉄則さんの盛秀型達磨絵こけしも普通に作るものはつぶし目である。今回のこけしは出品者も解説しているように特注品だったのであろう。そこで、改めて達磨絵の盛秀こけしを調べてみた。「盛秀一家のこけし辞典(第3集)」を見てみると、盛秀さんは戦前から達磨絵こけしを作っていたことが分かる。それは昭和初期にまで遡る。但し、この戦前の達磨絵こけしの目は鯨目または開き目なのである。この内、昭和10年前後の達磨絵こけし2種を美津雄さん、陽子さん、恵介さんに作って貰ったことは第98夜~第100夜に書いた。戦後の盛秀こけしはつぶし目が主体となり、従って達磨絵こけしも殆どつぶし目である。「盛秀一家のこけし辞典(第1集)」にも、鯨目と眠り目の達磨絵こけしは載っているが純粋な開き目こけしは1本も見当たらない。次に「盛秀一家のこけし辞典(第2集)」で鉄則さんのこけしを調べてみる。盛秀古作として戦前のこけしを写したものを除くと、やはり開き目の達磨絵こけしは1本も載っていない。このことから、鉄則さんの開き目達磨絵こけしはごく少数作られたに過ぎないことが分かる。写真に、第393夜のこけし(左)と並べてみた。目の違い、縦長と横長の達磨絵の違いなどが見て取れて面白いものである。

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コメント

400夜達成おめでとうございます!
あと601夜、楽しみに待っています♪

投稿: :☆:*・*:☆:*・*:☆: | 2010年5月10日 (月) 22時31分

ありがとうございます。それがいつになるか定かではありませんが、ライフワークとして頑張っていきたいと思います。これからも、よろしく御願い致します。

投稿: | 2010年5月10日 (月) 23時21分

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