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第397夜:友の会の宝(おみやげこけし)

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大阪こけし教室の機関誌『こけし山河』の最新号を読んでいたら、「大阪こけし教室の宝」という記事が載っていた。そこで、東京こけし友の会の「宝」は一体何かと考えてみた。歴代の幹事や会員諸氏の業績もさることながら、やはり「物」という形で残っているもので考えてみると、一番はやはり「こけし手帖」ということになるであろう。それ以外では「おみやげこけし」を挙げたい。昭和57年1月から始まった例会でのおみやげこけしは、毎月の例会に出席した人だけが手に入れられるもので、それを楽しみに例会に出かけたものであった。以来、今年で28年目を迎えた。頒布本数は去年までで324本にのぼる。これだけで立派なコレクションになるのである。この友の会「おみやげこけし」を半年分(6本)ずつ振り返ってみたいと思う。口絵写真は阿部正義さん。

まず、おみやげこけしの頒布についてのお知らせを手帖256号より転載する。「正月例会より、お土産こけしを復活しました。以前に例会で出していたお土産こけしが、現在では良いコレクションとなっています。これを懐かしむ方々からの強い要望があったので、工人の方々に御願して復活したのです。特別の御配慮で格安となっておりますので、例会では必ず御受取り下さい。先着百名までは、お土産付でセットしておりますので、此の点御了承願います。」 昭和57年といえば未だこけしブームの最中。この57年の1月例会には175名の出席者があり、先着という言葉が重要な意味を持っていたのである。

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さて、その初回(1月)に選ばれたのは鳴子系の高橋正吾さん3寸と山形系の阿部正義さん3寸3分(お土産こけしは正月は2本となっている)。その解説も正吾さんは小野洸氏が、正義さんは柴田長吉郎氏が担当されていた。2月は鳴子系の桜井昭寛さん3寸5分(解説:山崎一夫氏)、3月は桜井昭二さん3寸5分(同)、4月は山形系の会田栄治さん5寸(柴田氏)、5月は会田稔さん4寸1分(同)。当初は、親子、兄弟など関係のある工人を組み合わせて頒布していたのである。今と違って大きさに決まりがあった訳ではなく、小は1寸から大は6寸くらいまであった。写真は右から順に1月から5月までのおみやげこけし。なお、これ以降の解説は基本的に山崎氏が担当している。

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