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第421夜:友の会旅行(勘治3)

Fukazawa_kanji_kao

今夜も友の会旅行の話を続ける。日本こけし館の深沢コレクションの名物と言えば、やはり高橋勘治のこけしと言うことになるであろう。深沢コレクションが鳴子町に寄贈されて以来、勘治のこけしは生誕の地である鳴子に帰って来た。当初は役場の倉庫に保管されていたが、日本こけし館が出来てからは、そこが安住の地となった。喜ばしいことである。口絵写真は、その勘治こけしの顔のアップ。

Fukazawa_kanji

深沢コレクションの勘治(深沢勘治)は、大正時代に発行された日本土俗玩具集に写真が掲載されたのが文献での最初である。その後、コレクション31号など数々の文献に掲載されている。日本土俗玩具集の写真によって、製作直後の鮮明な描彩を確認することが出来る。胴には一面に黄色が塗られており、そこに大輪の菱菊が2輪と4つの蕾が描かれている。カメイ勘治を見ても分かるように、その華麗さは群を抜いていたであろうと想像される(「木人子閑話(4)」を参照)。

さて、写真(2)が現在の深沢勘治である。華麗だった胴模様は緑色は完全に消失し、赤色さえも鮮明さを失ってぼやけたようになっている。必ずしも良い状態で保管されていなかったことを物語るようだ。

写真(3)は側頭部である。大きなひびが入っている。さしもの大名物も痛々しい限りである。割れが顔前面でなかったことが唯一の救いである。

Fukazawa_kanji_ware

これ以上の痛みがないことを願うばかりである。

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コメント

今度は鳴子へ行くとき、もっとゆっくりと
日本こけし館を見ようと、ここに来て
しみじみ思いました。
もったいないことで、二度ともゆっくり
見ることができないままです。

投稿: kuma | 2010年6月17日 (木) 12時46分

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