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2010年10月

第468夜:本間留五郎のこけし

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金曜の夜には、ヤフオクでいつもの保存の良い戦前こけしの入札締切があり、私も3品に参戦し、2品を落札することが出来た。その落札こけしが、台風接近の最中の昨日夕刻に届いた。驚くべき早さである。宅配便が翌日に届くのは当たり前で、今や殆ど即日に近い時間で届くのだから宅配サービスの向上は大したものである。さて、今夜はその中から本間留五郎のこけしを紹介しようと思う。口絵写真は、その留五郎の顔アップである。

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第467夜:大野栄治のこけし(3)

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先週の東京こけし友の会の入札で、大野栄治の小寸こけしを入手したので、今夜はその紹介と栄治のこけしの変遷を振り返って見たい。入手したこけしに署名はなかったが、栄治こけしの特徴から戦後間もない頃のこけしと推定した。小寸の作り付けで、所謂ペッケと称するもので保存状態は良く、退色もロクロ線前面の緑と紫がやや薄くなっている程度である。口絵写真はそのこけしの顔アップ。

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第466夜:友の会10月例会

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今日は東京こけし友の会の10月例会があり、出席したのでその報告をしたい。今月の出席者は新入会の方を含めて60名であった。おみやげこけしは蔵王系の梅木修一さん。80才という高齢を感じさせない力作で、黒頭、手絡、古型黒頭の3種を作ってくれた。ギャラリーでは佐久間芳雄の曾孫持ち入れ子傘こけしが紹介された。4本全てが傘こけしで頭はガラ入りという芳雄ならではの手の込んだ作品であった。新品こけしでは荒川洋一による、磯谷直行と氏家亥一の写し4寸が注目を浴びた。口絵写真は、磯谷直行こけしの顔アップである。

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第465夜:正司さんの吉太郎写し

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10月8日、9日とみちのくこけしまつりの審査会に行った帰りに、米沢の長谷川正司さんのところに寄ってきた。毎年、東北に出掛けた折には必ず寄ることにしており、その年の正司さんのこけしを見せて貰うのが楽しみになっている。今回は5月に連絡をした際に、大寸の吉太郎の写しを作っているという話を聞いていたので、それがどんなものかが気になっていた。また、以前ヤフオクで入手した日下源三郎のこけしを見て貰うことも目的の1つであった。口絵写真は、その吉太郎写しの顔アップ。

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第464夜:疑惑のこけし(再び)

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第387夜で「偽『弘道の微笑み』発見!」と題して、ヤフオクに出品されている疑惑のこけしについてお知らせしたが、また同種のこけしが多々出品され、「こけし談話室・訪問ノート」でも話題となっている。その疑惑のこけしを入手されたS氏からメールを頂いたので、その件について再びお話をしたいと思う。いずれも出品者は同一の方で、3年前から友人のこけしを代理で出品していること、また別の友人から譲り受けた800本程のこけしも出品しているとのことである(S氏が出品者に問い合わせた回答)。口絵写真は疑惑の長谷川辰雄こけしの顔アップ。

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第463夜:渡辺忠蔵の作蔵型(初作)

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ある工人の初作(初期作)という場合、その工人のこけしとしての初作を言う場合と、ある特定の型の初作を言う場合の二通りがある。前者の場合の初作は1回きりであるが、後者の場合は、その作る型の数だけ初作が存在することになる。津軽系の奥瀬陽子さんは初めて作った型には「初」という文字を書き入れている。盛秀型は種類が多いから、「初」が書かれたこけしはかなり存在すると思われる。さて、今夜は土湯系の渡辺忠蔵さんの作蔵型初作を取り上げてみたい。口絵写真は、その作蔵型の表情である。

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第462夜:笹森さんの木地仏

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前夜では「みちのくこけしまつり」での笹森さんの実演作品に触れたが、その中で他のこけし工人と大きく異なるものに「木地仏」がある。「木地仏」とは笹森さんが仏(弥勒菩薩だと言う)をイメージして作っている木地製品で、幸兵衛型の達磨絵こけしをベースにしたものだと言う。本稿の木地仏(大きさ7寸)はみちのくこけしまつりで入手されたものをお借りした。口絵写真はその木地仏の表情である。

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第461夜:みちのくこけしまつり(3)

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今夜は、みちのくこけしまつりの実演工人の話をしよう。今回の招待工人は、笹森淳一(津軽系)、吉田勝範(鳴子系)、新山真由美(弥治郎系)、高橋通・順子(土湯系)、鈴木征一(肘折系)の6名であった。各工人とも、開会前日(8日)の午後から夕方には自分のスペースに多種多様なこけしとこけし関連品を並べて来客への対応が出来るよう準備を終えていた。今回は会う機会が少ない笹森さんと勝範さんを中心に話を伺った。口絵写真は笹森さんの逆さ独楽である。

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第460夜:みちのくこけしまつり(2)

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今夜は、みちのくこけしまつりの審査品の話をしたい。みちのくこけしまつりでは、出品者は最大10本までの作品を出品できる。第1次審査では、これら出品作から各工人1本ずつに絞り込みを行う。その中から第2次審査で受賞対象作(今回は伝統こけし21点、木地玩具6点)を選出する。第3次審査では、その21点に対して順位付けを行い、上位のものから賞が決まって行くのである。審査員は各地のこけし会からの代表者が8名、消費者代表、マスコミ代表、学識経験者各1名の11名で構成されている。こけしに詳しいこけし会の代表が3分2を占めているため、伝統から大きく外れたこけしが受賞する可能性は少ないのが特徴と言えるだろう。口絵写真は、出品作の柿澤眞里子さんのこけしの表情。 

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第459夜:みちのくこけしまつり(1)

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今年の「みちのくこけしまつり」に出掛けてきたので、今夜からその報告をしたい。今までこのような行事(おまつり、コンクール)にはあまり参加したことはなかったが、今回はこけしまつりの審査員を仰せつかってしまったため出掛けることになったのである。審査はまつり前日(8日)の午後に行われるため、8日の昼頃、会場のある山形市ナナビーンズに到着し、まつり初日(9日)の昼過ぎまでの滞在となった。まつりの入賞者名簿と受賞こけしは「東京こけし友の会のHP」を参照願いたい。口絵写真は、総理大臣賞を受賞した佐藤哲郎さん(遠刈田系)のこけしの表情。

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第458夜:昭二さんの岩蔵型(2)

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昨夜紹介した大沼健伍とセットで入手した昭二のこけしを紹介したい。この2本のセットがヤフオクで出品された時、まず興味を持ったのは、この昭二のこけしであった。この出品者からの出品こけしは保存が非常に良いのが特徴であり、制作当時の雰囲気を余すところなく味あわせてくれる。この昭二のこけしも、赤と紫の色彩が鮮やかに胴模様を引き立てている。口絵写真は、その昭二こけしの表情。

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第457夜:初期作の魅力(大沼健伍)

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最近のヤフオクは落札価の二極化が一段と進んできた。人気のないこけしが安価でも入札が入らないでいる一方、人気工人の代表作で状態の良いものは古品を遙かに上回る価格で落札されるものも出てきた。先日終わった文吉36年作、19万円はその最たるものであろう。今夜はその文吉と同じ出品者の大沼健伍のこけしを紹介しよう。このこけし(桜井昭二との2本組)も、思った以上に高値となってしまった。口絵写真は初期健伍こけしの表情。

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