« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月

第481夜:友の会11月例会

1011reikai_kiyoji_kao

昨日の横浜「人形の家」(鳴子こけしまつり)引き続き、今日は東京こけし友の会の11月例会があり出席したので、その報告をしたい。出席者は57名で、小学4年生でこけしが大好きという女の子とそのお母さんも初参加された。おみやげこけしは秋保の佐藤武直工人のこけし。ロウでピカピカしているのが残念。いつもの新品頒布、中古品頒布、入札、抽選の他、今月は木地玩具が破格値で出品された。また、第2部では、纏まった数のこけし関係の書籍も頒布された。口絵写真は、入札に出た奥山喜代治のこけしアップ。

続きを読む "第481夜:友の会11月例会"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

第480夜:鳴子こけしまつりin横浜(2)

1011yokohama_yoshinobu_turi

鳴子こけしまつりの続きである。このブログは「千夜一夜物語」と称しているところから、これまで1日(1夜)に1話で掲載してきたが、今回は続編ということもあって2話掲載することにした。今回は私が購入したものを中心に紹介したい。なお、このこけしまつりでは購入2千円毎に1回抽選が出来、空籤無しでこけしの他、発泡酒、新米、鳴子の名水、入浴セット(入浴剤とタオル)が当たるようになっている。口絵写真は、是伸さんの吊りこけし。胴にはラセン状にロクロ線を入れており、こけしを回すと鮮やかに浮き出るように工夫されている。

続きを読む "第480夜:鳴子こけしまつりin横浜(2)"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

第479夜:鳴子こけしまつりin横浜(1)

1011yokohama_medama_atama

秋の行事としてすっかり定着した「鳴子こけしまつりin横浜」が昨日から開催されているので、会場の横浜「人形の家」に出掛けて来た。回を重ねること今年で16回を数えることになる。「人形の家」自体が経営難から難しい状況にあるというニュースも飛び交う中、会場にはNHKの取材も入り、若い女性客も多く、例年以上に華やいだ雰囲気であった。上京された工人は大沼秀顕、高橋義一、早坂利成、柿澤是伸の常連4人。今年は5月の友の会の旅行会で会ったことでもあり、もう馴染みの皆さんと個々に話を交わしながら2時間ほどの楽しい一時を過ごすことができた。今夜はその報告である。口絵写真は、記念製作品の秀顕えじこ(豆こけし5本入り)の表情。

続きを読む "第479夜:鳴子こけしまつりin横浜(1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第478夜:評価の低い忠蔵こけし

Cyuzo_62sai_kao

高橋忠蔵は大正時代から昭和40年代まで沢山のこけしを作っており、こけしブームでは人気工人でもあったため、文献での記載も多い。「こけし辞典」以外でも、「木の花(第四号)」では『戦後の佳作』として、また「同(第拾五号」では『ピーク期のこけし』として取り上げられている。その記述を見ると、戦後の昭和20年代から原の町時代の作は一様に評価が低い。今夜は敢えてその時代のこけしを眺めてみたいと思う。こけし界で定評のある大先輩方の見方とは違った観点でこけしを見てみるのも面白いものである。

続きを読む "第478夜:評価の低い忠蔵こけし"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

第477夜:ゆき子の睫毛こけし

Yukiko_haruji_matuge_kao

今月の1日に井上ゆき子さんが亡くなった。昨年、事故に遭ってから1年余りの闘病生活であった。私がこけしの収集を始めた昭和40年代の後半にゆき子さんは春二の弟子となり、こけしを作り始めていた。木地も自分で挽くという本格的な女性工人は未だ希な頃であった。その後、夫の四郎さん、春二さんを相次いで亡くす中でも着実に力を付け、人気工人の一人として多くのファンを楽しませてくれた。改めて、ゆき子さんのご冥福をお祈りすると共に、そのこけしを紹介したい。

続きを読む "第477夜:ゆき子の睫毛こけし"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

第476夜:春二のこけし(昭和40年代~)

Haruji_s43_kao

私が最初に春二のこけしを入手したのは昭和47年、東京の小田急デパートで全日本こけしコンクールの東京大会があって、その即売品であった、即売とは言っても階段を駆け上っての競争で先着しないとなかなか入手は出来ない時代であった。その時は結構前の順番となり春二のこけしを買うことが出来たのである。さて、昨夜は春二の昭和30年代初め頃までのこけしを見てきた。流石に戦前作には及ばないもののその香りを残したこけしであることに間違いはない。今夜は春二の昭和40年代に入ってからのこけしを紹介する。口絵写真は昭和43年のこけし。

続きを読む "第476夜:春二のこけし(昭和40年代~)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第475夜:春二のこけし(昭和20年~30年代初め)

Haruji_s29_kao

第472夜で紹介した春二のこけしが届いた。春二のこけしは裸のままプチプチにくるまれ、ダンボ-ルの箱に入っていた。出品者は西荻窪のアンティークショップなのだから、裸のままではなく、やはりそれなりの紙に包んで欲しかった。木地に所々シミが出ていることと緑と紫の色がやや退色しているが、尺3分の大寸で頭は大きく、胴もボリュームがある堂々たるこけしである。これとほぼ同時期と思われるこけしを5年程前に入手していた。今夜は、そのこけしと比較しながら紹介したい。口絵写真は以前入手していた春二こけしの顔アップ。

続きを読む "第475夜:春二のこけし(昭和20年~30年代初め)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第474夜:初見のこけし(戦後)

Hatsumi_s40_kao

「たつみ」の森亮介氏が鷺の宮の地で第三期「たつみ」を立ち上げたのは昭和36年のこと。しばしの静寂を破って巳の助の周助型を筆頭に各種の秀作こけしを頒布し出したのは昭和40年になってからである。そこには、巳の助・昭一親子を始め、菊治、丑蔵、忠蔵、春二、直志、二代目虎吉など蒼々たる工人の名前が並ぶ。そんな中に初見の戦前作の復元も行われたのであろう。「こけし辞典」では『昭和40年「たつみ」が戦前作を復元させたものは佳品であった』として、その写真も記載している。今夜は、その復元こけしを見て行こう。

続きを読む "第474夜:初見のこけし(戦後)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第473夜:初見のこけし(戦前~戦後初め)

Hatsumi_s14_kao

ヤフオクを始めて間もない頃、もう4、5年位前に落札したこけしを今夜は紹介したい。松田初見のこけしである。出品者は今も精力的に出品を続けているK氏。ヤフオクも今ほど過熱していない頃で、この初見も入札者は殆どおらず出品価で落札したように記憶している。戦前の初見こけしは大沼竹雄と良く似ているが、昭和13年頃の鳴子では、竹雄、初見に武蔵、忠のこけしはどこの店にも一杯あったと「美と系譜」には書かれている。しかし、現在残るそれらのこけしは少ない。口絵写真は、昭和14年の初見こけしの顔アップである。

続きを読む "第473夜:初見のこけし(戦前~戦後初め)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第472夜:ヤフオクの春二

Haruji_s30a_kao_2

昨夜はまたまたヤフオクに時間を費やしてしまった。先ず、いつもの出品者から今三郎の極美品が出ており、壮烈な入札合戦になっていた。Z氏が相当頑張っていたが締切間際にA氏が参戦、さらに別の方も参戦してA氏とのバトルとなったが、10万円手前でA氏の落札となった。私はそれには参戦するつもりはなかったので悠然と推移を眺めていた。実はそれより後に締切を迎える春二の方に心が惹かれていたからである。今夜は、その春二のこけしの話である。

続きを読む "第472夜:ヤフオクの春二"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第471夜:小原こけし(亀寿戦後)

Kametoshi_s32_kao

昭和50年代の前半だったと思う。東京の京王デパートで「東観」主催の伝統こけし展があり、その目玉こけしが亀寿だったことがあった。20本程の亀寿のこけしが1本1本透明の包装紙にくるまれて展示台の上に並べられていた。開場前に既に数十人の愛好者が並んでおり、私も参加したがクジ運悪く入手できなかった。未だ未だこけしブームと言われた頃の話である。さて、今夜は戦後の亀寿こけしを見てみたいと思う。口絵写真は昭和32年の亀寿こけしの顔アップである。

続きを読む "第471夜:小原こけし(亀寿戦後)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第470夜:小原こけし(本田久雄?)

Hisao_s16_kao

昨夜(11/1)もヤフオクでは土湯系古品入札の締切があり、常連さんによる熱い戦いが繰り広げられていた。私は先週の出費で懐が寂しくなり、また大きさが尺と大きいこと、保存状態があまり良くないことから静観していた。その一方で別出品者の忠蔵62歳作を安価でゲット出来たのは収穫だった。さて今夜は、小原こけしに興味を持つきっかけとなったこけしを紹介しよう。東京こけし友の会の9月例会の入札に出品されたこけしで亀寿作ということであったが、その表情から、亀寿の弟の久雄ではないかという声もあった。左側頭部にかなり大きい虫食いの跡があるためか、入札数はそれ程多く無く、私が落札することになったのである。

続きを読む "第470夜:小原こけし(本田久雄?)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第469夜:小原こけし(亀寿戦前)

Kametoshi_s17_kao

小原こけしと言えば、その独特な描彩と形態から、小原温泉で本田鶴松・亀寿が製作し、その後継者に引き継がれているこけしの一群であることは良く知られている。私はつい最近まで小原こけしにはそれほど強い関心を持っていなかった。ところが9月の東京こけし友の会の入札で、戦前の小原こけしを入手したことから、急に興味が湧いてきた。そんな折、先日のヤフオクで戦前の保存の良い亀寿こけしが出品されたため入札に参加し、運良く落札することができた。今夜はその亀寿のこけしの紹介である。

続きを読む "第469夜:小原こけし(亀寿戦前)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »