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第508夜:落ち穂拾い(北山賢一)

Kitayama_yonekiti_kao

久し振りの更新になってしまった。この連休にブログ用の写真を撮ろうと予定していたのだが生憎の空模様。明日は天気も回復するようだが終日外出の予定が入っている。毎日100人ものアクセスを頂いているのに申し訳ない次第である。さて、落ち穂拾いとはヤフオク等で誰にも注目されなかった(入札が無かった)こけしの中から、気になるこけしとして拾い上げたものである。最近は多くのこけしがしかも安価にヤフオクに出品されているが、それらの中に埋もれてしまっては勿体ないこけしを紹介したい。今夜は北山賢一さんのこけしである。

このこけし、一見して小椋米吉型のこけしであることは想像できた。北山賢一さんのこけしは以前結構集めたことがあって、大体のこけしは見当がついたが、このこけしはちょっと雰囲気が違うと感じた。

Kitayama_yonekiti_hikaku

写真(2)の右の本稿のこけしで、左2本が良く見かける同型の米吉型である。まず、胴の形態が違う。通常は左2本のように肩から真っ直ぐ降りた直胴なのだが、このこけしは胴下部で広がり、裾部では窄まっている。胴模様の菊の蕾の位置も左2本とは逆になっている。また、頭の形もやや横広気味で、その分顔の面積が広い。一番の違いは目の描法。左2本は眉の付いた一筆目なのに対し、このこけしは眉のない一側目になっている。一側目とは言え眼点は小さく鋭い表情になっている。米吉のこけしは優しい表情が多く、賢一さんのこけしも同様である。ただ、真ん中のこけしのように平成4年の初め頃には一時的にきつい表情のこけしを作っている(第38夜参照)。表情の鋭さを比較するために並べて見た。私は知らないが、このような形態、表情の米吉こけしがあるのかも知れない。

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木地山系」カテゴリの記事

コメント

北山賢一さんのこけし、秋田県こけし展で「ガラポン当たりこけし」の中に一本ありましたが、手に入れることが出来ませんでした。おくゆかしいこけしを描く工人さんですね。

投稿: kuma | 2011年2月14日 (月) 14時18分

賢一さんの最近作はあまり見ていないのですが、しっかり作っているようですね。もともと腕の良い工人さんですから木地山系らしい良いこけしだと思います。

投稿: 国恵志堂 | 2011年2月14日 (月) 16時29分

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