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第530夜:昭二さん追悼(甚四郎型)

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桜井昭二さんが亡くなられて、本ブログをご覧頂いている方々からもコメントやメールを頂いた。改めて、昭二さんの偉大さとこけし界に残された影響力の大きさを実感させられている。私が昭二さんと本格的な面識を持つようになったのは「桜井昭二の永吉型」という小冊子を作ることになってから。その記念に鈴型えじこを作ってもらい、山の工房にお邪魔してお話も伺った。以来、昨年の友の会の旅行まで、私の記憶には昭二さんの元気な姿が昨日のことのように残っている。そんな訳で、今夜は昭二さんのこけしを振り返ってみたい。

本ブログで昭二さんのこけしを取り上げたのは5回になる。古い順に、第59夜「初期の永吉型」、第131夜「岩蔵型(1)」、第141夜「永吉型えじこ」、第214夜「岩蔵型えじこ」、第458夜「岩蔵型(2)」である。昭二こけしの主力である岩蔵型と私の好きな永吉型に偏っている。腕達者で何を作らせても上手な昭二さんは、それ以外にも色々な型のこけしを作っている。

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写真(2)は昭二さんにとっては伯父にあたる大沼甚四郎型。この甚四郎型は弟の実さんの専売特許であるが、昭二さんも数は少ないが作っている。右のこけしは昭和55年作の7寸で、洞爺湖時代の一筆目の甚四郎こけしを写したものである。裾の部分がやや広がった特徴のある形態を良く写している。左のこけしは平成に入ってからの作と思われる。右と比べて頭も胴も細身になっているのが分かる。甚四郎型はいつも作るものではないため、その時々の昭二さんの思いが如実に表れてくるのであろうか。

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