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第522夜:這子盛秀の復元

Keisuke_hauko_dai_kao

東日本大震災から1週間が経ち、大変な被害が明らかになってきたが、原発事故は消防庁や自衛隊の決死の作業により何とか最悪の状態を免れつつある。このまま復興に向けて進んで貰いたいものだ。さて、津軽系は盛美津雄さんの体調が優れないのが心配だが、奥瀬恵介さんは精力的に盛秀型の復元に取り組んでいるようだ。その型の種類は何十種類になるのだろうか。その全てを集めたいコレクターにとっては悩ましくも楽しいことであるのかも知れない。第180夜~184夜で、恵介さんの「『こけし這子』の世界」に掲載された盛秀古品の復元作を紹介した。今夜は、その後、恵介さんが原寸大で復元したこけしを紹介したい。口絵写真は7寸4分の通称「亀」と言われるこけしの顔アップである。

Amae_morihide_5hon

写真(2)は3年前の友の会旅行で仙台の高橋五郎氏宅を訪れた折に、実際に手にとって拝見し、写真に撮らせて貰ったものである。この5本の盛秀古品が「図譜『こけし這子』の世界」に掲載されているものである。図譜によれば、右から7寸4分、6寸3分、4寸8分、4寸6分、3寸2分である。

Keisuke_hauko_5hon

そして、写真(3)が恵介さんの復元こけしである。平成9年2月1日~13日の作である。これを写真(2)と比べて見れば、恵介さんの復元こけしが「原」こけしを忠実に写したものではないことが分かる。先ず木地形態では、原は肩の部分が丸く張ってずんぐりしているが、復元作は肩の張りが少なくスマートな胴になっている。恵介さんの顔は、結構泥臭い味を出してはいるが、盛秀こけしの持つ呪術的な凄みは感じられない。盛秀こけしのこの凄みは極初期の作に見られるもので、戦後の盛秀こけしには受け継がれていない。この時代の差を克服するのは無理な話なのであろう。

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