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2011年7月

第583夜:伝喜こけしの魅力

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戦前の作を別にすれば、伝喜こけしの優品は昭和33年の復活期のこけしが挙げられる。それについては、第94夜と第369夜で述べた通りである。先日の東京こけし友の会の入札品の中に、6寸の伝喜こけしが出品されていた。なかなかの出来と思い、胴底の署名をみると、昭和39年10月作とある。保存状態も良いので、33年作と比較するために入札すると、同価格が二人おり、ジャンケンの結果、運よく入手することが出来た。今夜は、その伝喜こけしを紹介したい。口絵写真は39年作の顔アップである。

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第582夜:陽子さんの太胴達磨絵こけし

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24日の友の会7月例会には、奥瀬陽子さんのこけしが5個(1つはエジコ)出ていた。友の会の頒布順は、受け付け番号の末尾の数字で決まる。この日の最初の末尾は「3」であった。久し振りに1巡目に当たり、陽子さんのこけしを目指す。エジコの他は太胴達磨が2本と横向き達磨と鯨目ロクロ。エジコに群がる同志をよそ目に太胴達磨2本を手に取って1本を選ぶ。それにしても580夜で美津雄さんの太胴達磨を取り上げたばかり。これは因縁かも・・・。で口絵写真は、その陽子さんのこけしの顔アップ。

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第581夜:友の会7月例会(H23)

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昨日は東京こけし友の会の7月例会があり、出席したのでその報告である。今月も新規入会の女性2名を含め、68名の出席があった。小学生会員や家族連れ、若い女性など、今年になってから見かける方々が1/3ほどになっている。以前の「お年寄り」の集まりとは様相が一変した感じである。「こけしブーム」の再来かとも言われているが、確かにこけし界を取り巻く潮流は変わりつつあるのかも知れない。こけし頒布の後の第二部では木村弦三コレクションを中心とした津軽こけしの1時間に及ぶビデオ放映があり、良い勉強になった。今月のおみやげこけしは、遠刈田系の朝倉光洋さんで、それを口絵写真に示す。

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第580夜:美津雄さんの太胴達磨絵こけし

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こけしを入手する目的は色々ある。そのこけし自体が欲しいことが第一義ではあるが、あるこけしとの関連とか、その参考品として入手する場合もある。先週、ヤフオクに出ていた盛美津雄さんのこけしは後者にあたる。このような場合は、どうしても欲しいという程ではないから入札価格も限度額を設定しておいて、それで落札出切ればラッキーというような姿勢である。最も、今回は人気の美津雄さんのこけしで保存状態も完璧であったから相応の価格にはなってしまった。口絵写真は、その美津雄こけしの顔アップ。

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第579夜:小寸こけしの魅力(7)

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古品で熾烈な入札合戦ををしている中、何とも愛らしい小寸こけしが目に付いた。大内慎二の小寸作り付けである。慎二は昭和50年代末に曽祖父今朝吉のこけしの復元に取り組み、各種の秀作を残して一躍脚光を浴びた。このこけしもそのような時期に作られたものであろうか。祖父一次の戦前作を念頭に置いて作ったものであろう。今夜は、慎二の小寸こけしを紹介したい。

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第578夜:福寿の盛昭和初期写し

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昭和50年以降、私は毎年のように福寿さんを訪ね、その時々のこけしを入手してきた。当時、福寿さんの製作の中心はもちろん勘治型で、他に、普通型と大正型、それに盛古型(古形子洞頒布)、古鳴子型であった。また、蒐集家からの写し作成の依頼も多く、それらは単発に作られていたようだ。しかし、それらの中に盛ピーク期と言われる昭和10年頃の胴の膨らんだ型は見られなかった。唯一、それと思われるこけしが今夜紹介するこけしである。この型のこけしは、それ以降、新品はおろか中古品でも見かけたことがない。おそらく、蒐集家に頼まれて作ったものであろうが、継続的には作られなかったようである。口絵写真はその顔のアップ。

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第577夜:高橋盛(戦前ピーク期)

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入札金額の設定は難しいものである。対象となるこけしの製作時期、出来栄え、保存状態などを勘案して想定することになるのであるが、結局は欲望の強さにかかってしまうのである。もちろん、懐具合も重大な問題であるが、これは後で何とかなるだろうと自身を納得させてしまう。その場合に強力なライバルが出現すると、価格はみるみる内に高騰してしまう。今回の盛も一応想定した価格はあったが、最後の1対1のバトルで落札価格はそれをかなり上回ってしまった。後から冷静になって考えると、この落札価格が相応のものであったかどうか気になるものである。最終評価は実際に落札したこけしを見てみるまで分からない。さて、今回の盛は・・・。口絵写真は、その盛の顔アップ。

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第576夜:安太郎のこけし

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去る10日締切のヤフオクは大変だった。当日のお目当ては高橋盛であったが、所用で外出していたため帰宅は22時を回っており、締切まであと30分を残すばかりであった。すぐさまヤフオクを覗くと、盛は9万円になっており、相応のメンバが入札に名を連ねていた。早速、入札に参加したが、私にはもう1つ欲しいこけしがあった。鈴木安太郎のこけしである。締切時間が近かったため、盛と安太郎の両方を睨みながらの入札であった。運良く入手出来たその安太郎こけしが早くも届いたので、今夜はそれを紹介したい。なお、盛も届いており、こちらは次回のお楽しみである。口絵写真は安太郎の顔アップ。

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第575夜:これは誰のこけし?

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先週の土曜に梅雨が明け、真夏の太陽が照りつけている。電力消費量は大丈夫かと懸念する中、今日で大震災後4ヶ月が経過したことになる。こけし関連のイベントも開催され、支援活動も行われているが、こけしの産地(特に温泉地)は、未だ未だ観光客の減少に困惑している状況のようだ。2週間程前のヤフオクに栄治郎型と覚しきこけしが出品されていた。胴底には「勤作」との署名がある。「勤・・・誰?」と思いつつ眺めていたが、1000円の最低値に対し誰も入札しない。詳しく見て見たかったので締切直前に入札し、最低価で手に入った。今夜はそのこけしの紹介である。口絵写真は、その顔アップ。

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第574夜:落ち穂拾い(佐藤昭一)

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昭一さんが聞いたら怒り心頭に達するかも知れないが、今夜紹介するこけしもヤフオクで他に入札する人がいなかったものである。2本組みで4000円の最低価が敬遠されてしまったのであろうか。「たつみ」で大量に頒布された巳の助・昭一のこけしは、その数が多過ぎたのであろうか、今は安価で取引されている。「たつみ」の頒布が最高潮の頃に集めたコレクターも高齢になり、そのこけしが出てきているのであろう。そういう意味では、今はチャンスなのである。じっくり選んで、良いこけしを程ほどの価格で入手できる。口絵写真は、昭一の周助昭和型の写しの顔アップである。

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第573夜:是伸展で購入したこけし

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今夜は千葉そごうの是伸展で購入したこけしを紹介する。デパートの催し物では本体の価格に消費税が掛かるのでその分高くなってしまう。会場費と思うしかない。さて、今回の是伸展で購入したのは以下の4点。欲しい物は沢山あるが全部買ったらきりがない。先ずは、今回の目玉の秋田時代盛の写し。それに、小寸の勘治型。後は帽子が可愛い子持ちえじこである。口絵写真は、盛写しの顔アップ。

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第572夜:千葉そごうの是伸展(2)

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前回の是伸展の続きである。出品作が多彩であるため写真が多くなり、1回では掲載しきれず2回に分けることになってしまった。前回は是伸さんの工夫による新しい作品を中心に紹介したので、今回は伝統的な作品を紹介したいと思う。是伸さんの腕前は既に定評のあるところ。高勘の主要なこけしは殆ど作っており、その種類は相当なものになるだろう。今回の目玉作品は秋田時代の盛こけしを再現した物。黄胴と白胴の2種類があった。口絵写真は、追っかけごまを回したところ。追っかける速さをどうするかも頭の使い所なのだそうだ。

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第571夜:千葉そごうの是伸展

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真夏のような暑さの中、7月を迎えた。今日は会社の創立記念日で半ドンだったので、千葉そごうで始まった柿澤是伸展に出掛けてきた。例年3月に行われていた「宮城の物産と観光展」が東日本大震災で中止となったため、その代わりということで千葉そごうから依頼があったのだそうだ。是伸さんは昨年まで連続4回、「物産と観光展」に出展しており、その成果が買われてのことであろう。3時少し前に到着。大勢の人が訪れる物産と観光展とは異なるため、行き交う人も多くなく静かな雰囲気であった。平日の午後ということもあってか、こけし界を賑わせている若い女性達の姿も見えず、ゆっくり是伸さんと話をし、作品を見せて頂いた。口絵写真は、起き上がり達磨が動いているところ。

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