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第580夜:美津雄さんの太胴達磨絵こけし

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こけしを入手する目的は色々ある。そのこけし自体が欲しいことが第一義ではあるが、あるこけしとの関連とか、その参考品として入手する場合もある。先週、ヤフオクに出ていた盛美津雄さんのこけしは後者にあたる。このような場合は、どうしても欲しいという程ではないから入札価格も限度額を設定しておいて、それで落札出切ればラッキーというような姿勢である。最も、今回は人気の美津雄さんのこけしで保存状態も完璧であったから相応の価格にはなってしまった。口絵写真は、その美津雄こけしの顔アップ。

写真(2)の中央(7寸5分)が本稿のこけしで、左が平成18年に作って貰った8寸、右も同じく平成18年に作って貰った奥瀬陽子さんの8寸。

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第98夜で、美津雄さんに作って貰った太胴達磨絵こけしを紹介した。そのこけしの「原」は「盛秀一家のこけし辞典(第3集)」の6ページに載っている盛秀こけし(a4)である。掲載写真を見ると何となく一側目に見えるため、陽子さんには一側目と指定して作って貰ったが美津雄さんの作は二側目であった。今回、ヤフオクに出ていたこけしはこれと同型でしかも一側目。前作と比較するための入手であったが、大きさがやや小さいのは届いてから分かった。左の2本はほぼ同時期の作と思えるが、目の描き方を変えた理由は分からない。美津雄さんも写真を見て、一側目と思って作ったのであろう。この2本では、他にも達磨の口が左では赤く塗られているが、右では白くなっている点に違いが見られる。さらに、裏面を見てみた。

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写真(3)が写真(2)のこけしの裏側。胴裾部の赤い葉模様に注目して貰いたい。何と、中央のこけしには描かれていない。単に忘れたのであろうか。更に、両端の美津雄さんと陽子さんの葉模様を比較して貰いたい。美津雄さんの葉模様は表と反対で7筆葉が上で、両脇の3筆葉が下になっている。一方の陽子さんは7筆葉は表と同じく下で、3筆葉は上になっている。同型のこけしを比較して見ることで、このような違いを見付けるのも面白いものである。

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