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第579夜:小寸こけしの魅力(7)

Shinji_itiji_mini_kao

古品で熾烈な入札合戦ををしている中、何とも愛らしい小寸こけしが目に付いた。大内慎二の小寸作り付けである。慎二は昭和50年代末に曽祖父今朝吉のこけしの復元に取り組み、各種の秀作を残して一躍脚光を浴びた。このこけしもそのような時期に作られたものであろうか。祖父一次の戦前作を念頭に置いて作ったものであろう。今夜は、慎二の小寸こけしを紹介したい。

Shinji_mini_hikaku

写真(2)に慎二の小寸こけしを並べて見た。左端(3寸)が今回入手したこけしで、右4本(2寸)は以前ヤフオクで纏めて入手したもの。右から2本目に「S60-9」の書き込みがあり、署名の書き方も同じ事から、この4本は同時期に作られたものと思われる。右2本が今朝吉型で中央2本が一次型。各時期の今朝吉、一次こけしの特徴を良く捉えている。左の2本は昭和14年頃の一次こけしの型であるが、かなりデホルメしている。左端は上目使いにピンクの頬紅が愛らしい。左から2本目はびっくりしたような表情でうっすらとした頬紅。何とも愛らしく楽しい4本である。

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コメント

幼稚園児の整列みたいで、思わず微笑んでしまいました。
小寸もの独特の雰囲気ですね。
それぞれの大きさに、それぞれの味わいがあって面白いのが、こけし蒐集をより楽しく深くしているように思います。

投稿: kuma | 2011年7月21日 (木) 19時23分

kumaさん
早々のコメントありがとうございます。
こういう小品は気楽に眺められて楽しいですね。小さいけど、顔はそれぞれの型をしっかり描いています。慎二さんの気力が漲った時期の作品なんでしょうね。今は殆ど作っていないようで残念です。

投稿: 国恵志堂 | 2011年7月21日 (木) 22時41分

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