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第597夜:昭一の周助小寸写し

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ここのところ、ヤフオクに佐藤昭一の周助型が多数出品されている。昭和40年代以降、「たつみ」の指導で、巳の助・昭一父子は周助が作った多種多様のこけしを片端から復元したため、沢山の周助型のこけしが世に広まっていった。それらのこけしが今、整理の対象となりネットオークションにも出てきているのである。こけしブームの頃には引く手数多で高価であったこれらのこけしも、需給バランスにより今はかなり安価に入手することができるようになった。今夜は昭一さんの小寸の周助型を紹介したい。口絵写真は初回頒布の小寸こけしの顔アップ。

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須田氏の写真集「想い出のこけし達」によれば、昭和42年頃、「たつみ」の主人である森亮介氏は、土橋・西田共著の「こけし」12頁に掲載されている周助の小寸こけしの写真を元に昭一さんにその復元を依頼したとのこと。そして出来上がったのが写真(2)左端のこけしである。ところが、その初回の入荷品は胴の鉋溝が3本になっていた。確かに、写真を見ると3本のように見えるが実際は2本であったため、2回目からは写真(2)右のように2本に直した、また、赤い鬢飾りも初回は6筆であるが、2回目からは4筆となっている。なお、原のこけしは名和コレクションの3寸である。

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須田氏の写真集には、同時期に作られたこけしが4本載っており、それと同型と思われる4本を写真(3)に示した。いずれも桜材で作られた作り付けである。

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