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2011年11月

第625夜:吉太郎か(?)

Kititaro_1sun_naname 先日、ヤフオクで山形系の豆こけしを入手した。大きさは1寸、頭が尖った何とも愛らしいこけしである。ただ、このこけしには愛らしさ以上に、その凛々しい表情に惹かれるものがあった。で、当然、誰の作で、いつ頃作られたものだろうかと考えることになる。豆ではあるが保存状態は良く、胴の緑の茎葉も鮮明に残っている。その胴模様から吉太郎系のこけしであることは分かる。吉太郎と吉太郎型を作った戦前・戦後の工人の作を見渡しても、これと同じようなものは見当たらない。ただ、同じ出品者が戦前の小寸こけしを出品していることから、戦前のものという可能性もある。口絵写真はその豆こけしである。

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第624夜:征一さんの藤五郎型

Seiichi_to5ro_nadehiko_kao先日開催された東京こけし友の会の11月例会の新品頒布に、鈴木征一さんの藤五郎型が出ていた。私は頒布籤の第1巡に当たったため、このこけしを入手することが出来たので、今夜はそれを紹介したい。実は、10月の友の会の津軽旅行で、全国工人フェスティバルに参加した折、会場で征一さんの藤五郎型を見つけた。但し、胴模様が「原」と違っていた。聞いてみると、今回のフェスティバル用に運七のナデヒコ模様を描いたのだと言う。口絵写真は、その藤五郎型の顔アップ。

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第623夜:友の会11月例会(H23年)

1111reikai_omiyage今日は、東京こけし友の会の11月例会があり、出席したのでその報告である。11月末とは思えぬ穏やかな天候の中、今月も70名を越える出席者があった。今月のおみやげこけしは作並系の平賀輝幸で2種類の型があった。例会ギャラリーは吉田会長で、佐藤好秋のこけしの変遷を語られた。続いて、新品、入札/抽選こけしの解説の後、頒布。第2部はこけし会ニュースのあと、新入会会員との懇談会が行われ、22名の方が参加された。口絵写真は、輝幸工人のおみやげこけし。

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第622夜:鳴子こけし祭り(2011横浜)

2011yokohama_daruma_yoshikazu今日から、横浜の「人形の家」で恒例の「鳴子こけし祭り」が始まったので出掛けて来た。流石に朝一番で行くのも気が引けたので、午後になってからにした。人形の家の前の通りは銀杏並木になっており、黄葉が日差しに黄金のように輝いてとても綺麗であった。午前中はかなりの人出があったようだが、午後は平日ということもあって人出もまばらで、いつもの4工人(大沼秀顕、高橋義一、早坂利成、柿澤是伸)さん達ともゆっくり話をすることが出来た。口絵写真は、義一さんの大達磨。ケヤキのように木目が美しい木材(名前は失念)を使って作ったとのことで、迫力のある素晴らしい出来映えであった。

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第621夜:弘道の42年作とその周辺

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昨夜は、弘道の太子型の変遷を見てきて、昭和33、34年作に行きついてしまったが、その中に弘道の42年作が無かったため、弘道のもう1つのピークと言われている42年のこけしについて触れることが出来なかった。42年の弘道こけしについては、既に第22夜で解説しているが、その後入手した42年、43年作も含めて、周辺のこけしとして今一度見直してみたいと思う。口絵写真は42年作の弘道こけしの顔アップである。

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第620夜:弘道の太子型(まとめ)

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土湯の斎藤弘道さんも昭和30年代から現在まで休むことなくこけしを作り続けており、土湯系の長老と言われる年齢となった。先週のヤフオクで、その弘道さんの昭和34年作の太子型を入手することが出来た。弘道さんの昭和33年、34年のこけしは人気が高く、特に太子型はなかなか入手の機会がなかった。出発点である33年作があればよいのだが、入手の展望もないため、とりあえずこれまでのもので太子型を纏めてみたいと思う。口絵写真は、34年作太子型の顔アップである。

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第619夜:昭和30年代の秀雄こけし

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戦後のこけしブーム時に中心となって活躍された工人達は昭和1桁代の生まれで今や80歳を越える年齢となっており、既に亡くなられた方も少なくない。長老級となったこれらの工人さんの多くは昭和30年代からこけしを作っており、その製作歴は半世紀に及ぶ。その間に、こけしの作風が大きく変わった工人もいれば、変化の少ない工人も居る。変化の少ない工人でも、その初期に作ったこけしは時期によって結構違いが見られるものである。鳴子の大沼秀雄さんのこけしは昭和40年代になるとすっかり完成して安定したこけしになるのであるが、作り始めから30年代のものは、その推移を見るのが楽しいこけしである。今夜は、そんな秀雄さんのこけしを紹介しよう。

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第618夜:慶美の慶治型

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こけし界で大名物と言われているこけしには、ニックネームが付いているものがある。1つは、その所有者の名前を冠しているもので、「西田勘治」、「鹿間岩蔵」などと呼ばれている。もう1つは純粋なニックネームで、丑蔵の「フランケン」や慶治の「おかめいんこ」などが有名である。先日のヤフオクに新山慶美の慶治型が出品されていた。古い時代の慶治を写したもので、いままで目にしたことがなかった。状態も良さそうだったので、入札に参加して入手することが出来た。今夜は、その慶治型こけしを紹介しよう。口絵写真は、その顔アップである。

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第617夜:日下源三郎とその写し

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自由人となって一ヶ月が過ぎた。先月中は会社人時代の残務整理が色々あり、あっという間であった。手続き関係で未だ完了していないものもあり、なかなか自由人生活を謳歌するところまでは行っていない状況である。さて、2年近く前に入手した日下源三郎のこけしの写しを米沢の長谷川正司さんにお願いしていたのが、ようやく届いたので、今夜はその紹介をしたいと思う。口絵写真は、源三郎の顔アップである。

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