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2011年12月

第638夜:今年最後のこけし(松三郎)

Matu3_s15_kao今年も余すところ4時間ほど、こけし界にとっても激動の1年だったと言えるだろう。そこで、この1年を振り返ってみようと思う。やはり1番の出来事は東日本大震災であろう。これによって全てのものが変わってしまった。土湯こけし祭りや白石のコンクールを始め多くの催し物は中止となり、佐藤誠孝一家や高橋通夫妻は今だに避難生活を余儀なくされている。土湯や鳴子は被災者の避難地となり、反面観光客は激減。廃業する旅館もかなりの数に上ったようだ。そんな年の最後を飾るこけしとして、安らぎを与える戦前の松三郎を選んだ。

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第637夜:忠のこけし(2)

Akicyu_s15_kao28日に笹森工人の作業場で火災が発生し、作業場全焼、母屋にも被害があったとのこと。笹森さんや奥さんには怪我はなかった模様だが、材料、工具も燃えたため、こけしの製作は当分難しいと思われる。年も押し詰まったこの時期のこと、笹森さんには心からお見舞い申し上げます。さて、今夜は先日のヤフオクで入手した秋山忠のこけしを紹介したいと思う。忠のこけしについては第566夜で尺物を紹介しているが、今回は趣の異なる8寸物である。口絵写真は、その忠こけしの表情アップ。

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第636夜:小松五平の兄弟こけし

Gohe_s15_kao2今年も余すところ3日となった。第309夜で戦前(昭和15年頃)の小松五平のこけしを紹介した。そのこけしは胴下部に水濡れ跡があり、同型の完品こけしが「ぽっぽ堂こけしギャラリー」に掲載されていると記載している。今回、そのこけしを入手することが出来たので、並べて紹介したいと思う。全く同型と思っていたが、実際に手にしてみると異なる部分もあることが分かる。「双子のこけし」という訳にはいかにので「兄弟こけし」というタイトルにした。口絵写真は、その五平こけしの顔アップ。

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第635夜:幸兵衛の直胴達磨絵こけし

Sasamori_cyokudaruma_kao 今夜は、先(第633夜)の弦三幸兵衛写しと一緒に送って貰った、笹森さんの直胴達磨絵幸兵衛こけしを紹介しよう。平成15年に笹森さんに各種の幸兵衛型を作って貰った。その時に、幸兵衛こけしを色々調べて以下の6種類があることが分かり、それを注文した。直胴ロクロ模様、くびれ胴ロクロ模様、直胴牡丹模様、くびれ胴牡丹模様、くびれ胴達磨模様、傘くびれ胴ロクロ模様の6種である。その後、笹森さんは直胴達磨模様の幸兵衛型も作っていることが分かった。私は、その「原」を知らなかったのであるが、今回、笹森さんから、「原」の写真を送って貰ったので、それも紹介する。口絵写真は、直胴達磨絵こけしの顔アップである。

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第634夜:俊雄の孫持ちこけし(2)

Toshio_s53magomoti2_kaoクリスマスを前に日本列島には寒波が押し寄せてきている。関東地方も日差しがある昼間は暖かいが、朝夕から夜間にかけては相当冷え込むようになってきた。さて、第372夜で、佐久間俊雄の孫持ちこけしの話をした。その中で昭和53年6月に友の会の例会で俊雄の孫持ちこけしが頒布されたことを書いた。それと同手のものを入手することが出来たので、今夜はその紹介をしたいと思う。口絵写真は、その孫持ちこけしの親こけしの表情である。

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第633夜:笹森さんの弦三幸兵衛(2)

Sasamori_genzo_kobe2_kao 弘前博物館の木村弦三コレクションにある大寸の幸兵衛こけし(ロクロ線模様)の写しを笹森さんに作って貰ったことは、第616夜に書いた。いつもの笹森さんの幸兵型とは異なる良い出来のこけしであったが、弦三コレクションの印象があまりに強く、何とかそれに近づけたいとの思いで改良をお願いしていた。昨日、そのこけしが届いたので、今夜は早速、それを紹介したい。口絵写真は、その幸兵衛写しの表情である。

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第632夜:磯谷直行型のこけし

Naoyuki_yoichi_kao今夜は、11月の友の会例会で入手した磯谷直行型のこけしを紹介しよう。友の会では抽選品として出品されていたが、頒布順最終回のジャンケンに勝って入手の権利を得た。出品は2本セットで出ていたが、大は荒川洋一作、小は本多信夫作であった。2本並べて見ても、表情、胴模様の色調とも違和感なく眺められる。口絵写真は洋一作の表情アップ。

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第631夜:野菜籠

Ushizo_yasaikago 昨日は病院に行って来た。一週間前に採った検査の結果を聞くためである。結果は、大腸菌による前立腺炎とのこと。その後服用した薬でほぼ完治ということであった。やれやれである。さて、こけしと一緒に木地玩具類も集まってくる。今回は野菜籠が2つ手に入った。「3蔵」の内の2人、佐藤丑蔵と高橋忠蔵のものである。今夜は、それらを紹介しよう。口絵写真は丑蔵の野菜籠。

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第630夜:昭和30年代の秀雄こけし(2)

Mituwo_60sai_kao 昨日の友の会の入札で、大沼みつをのこけしを入手した。大沼家のこけしは好きなこけしなので、特に古いものを見ると、つい手が出てしまう。秀雄さんの初期のこけしは、母みつをさんのこけしを手本に作っており、それは初作の昭和33年から35年辺りまでは続いていたことを、第619夜で解説した。昨日入手したみつをさんのこけしは、その後の状況を説明するに足るものであった。口絵写真は、入手したみつをこけしの顔アップである。

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第629夜:友の会12月例会(H23)

1112reikai_omiyage今日は東京こけし友の会の12月例会があり出席したので、その報告をしたい。ここのところの寒さが和らぎ、暖かい日差しの中、68名の出席があった。区画整理のため会場のフォーラムミカサが取り壊されるため、同会場での最後の例会となった。お土産こけしは鳴子の重鎮柿澤是隆さん、目が見え難くくなったと言う中で、5種類のこけしを作ってくれた。ギャラリーは早逝された渡辺亮さんのこけし。今月は恒例により新品の頒布は無く、今年頒布された新作の重品、中古こけしの入札、抽選、一般頒布と文献の頒布もあった。第2部は催し物のスライドでの紹介と、NHKのビデオ(11系統のこけし)が放映された。口絵写真は、おみやげこけし。

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第628夜:巳之助の本人型

Mino_honnin_s20dai_kao4日(日)の夜から、発熱、頭痛、尿意逼迫状態となり、トイレから離れられない状況となってしまった。発熱・頭痛は漸次改善されたが尿意逼迫が続いているため外出も出来ない。このままでは年末の行事にも出席できないため、昨日病院に行ってきた。万一に備えて、車で溲瓶を持参した。検査の結果、ほぼ前立腺炎とのことで薬を出して貰って帰宅した。難儀した尿意逼迫は解消して、久し振りにブログを更新することが出来た。昨日から厳しい寒さが襲ってきた。皆さまも、ご自愛下され。さて、今夜は、11月の友の会例会の入札で入手した巳之助のこけしを紹介したい。口絵写真は、巳之助本人型の表情である。

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第627夜:さらに吉太郎

Kititaro_rokuro_kao 12月に入り、急に師走らしい寒さが襲ってきた。今年は寒暖の差が激しいので、皆様も風邪などひかぬようご注意されたい。さて、昨夜は、信濃町時代の吉太郎こけしに関して、その特徴を描彩者を含めて検討してみた。手元に、以前、友の会の入札で入手した吉太郎こけしがあるので、今夜はその吉太郎と昨夜の吉太郎を比較してみたいと思う。口絵写真は今夜の吉太郎の顔アップである。

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第626夜:吉太郎か(?)2

Kititaro_maruhana_kao小林吉太郎のこけしは好きなこけしの1つである。昨夜は極小の豆こけしに吉太郎の想いをはせて紹介したが、今夜は大寸の吉太郎である。米沢信濃町時代の吉太郎には弟子も多く、皆が分業でこけしを作っていたので、吉太郎として流布していたものにも、木地、面描、胴模様などに種々の工人が関わっており、その判別はなかなか難しい。吉太郎とその弟子のこけしについては、今までにも何回は解説してきたが、今回は改めてそれらのこけしを眺めて見たいと思う。なお、今夜のこけしの見所は珍しい胴模様にある。口絵写真は、その吉太郎(尺6分)の顔アップである。

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