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第631夜:野菜籠

Ushizo_yasaikago 昨日は病院に行って来た。一週間前に採った検査の結果を聞くためである。結果は、大腸菌による前立腺炎とのこと。その後服用した薬でほぼ完治ということであった。やれやれである。さて、こけしと一緒に木地玩具類も集まってくる。今回は野菜籠が2つ手に入った。「3蔵」の内の2人、佐藤丑蔵と高橋忠蔵のものである。今夜は、それらを紹介しよう。口絵写真は丑蔵の野菜籠。

Ushizo_yasaikago_futa

写真(2)の右が丑蔵(75歳)作で径8.5cm、左が忠蔵(73歳)作で径9.5cmの野菜籠である。丑蔵は竹の取っ手が付いていてビス止め、その取っ手と直角に黒と青の毛糸の結びヒモが付いている。一方、忠蔵は針金の取っ手で手に持つ所に円筒形の木のカバーが付いている。驚いたことに籠の蓋はいずれも牡丹模様。これは野菜籠の決まりのようなものなのであろうか。

Ushizo_yasaikago_hikaku_2

写真(3)は蓋を外したところ。中には、いずれも野菜独楽が5つずつ入っている。籠の径が大きい分、独楽も忠蔵の方が大きめに作られている。

Ushizo_yasaikago_koma_2

写真(4)は、独楽を回したところ。2枚の写真で、いずれも右が忠蔵で、左が丑蔵。小さい分、丑蔵の独楽の方が安定していて、長く良く回るようだ。

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