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2012年1月

第662夜:ピーク期のこけし(横山政五郎)

Masagoro_s29_kaoこのブログは「夜話」と言うことなので、本来なら夜に書かなければならないのだが、夜間に用事があったような場合、翌日の午前中に前夜分を書くこともある。今夜もそうなってしまった。歴史の浅い「伝統こけし」の世界でも、既に『定評のあるこけし』というものが出来ていて、それは好き嫌いは別として気になるこけしではある。そして、出来れば手元に置いて、じっくり眺めてみたいと思う。今夜はそんなこけしの1つである横山政五郎のこけしを取り上げてみたい。口絵写真は、政五郎こけしの表情である。

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第661夜:幸九郎のこけし(2)

Kokuro_s18_kao今年になってから、かなりのハイペースで更新を重ねてきたが、ちょっと中休みをしてしまった。ヤフオクに珍しい粂松の佳品が出ており、その締切が今夜であった。出品当初から相当に人気で、最終日を迎える時点で30万を越えていた。もう1点、同一出品者から弥治郎系のこけし鉛筆(3本)が出ており、こちらも戦前品と思われ気になっていた。締切間際から、この2点の入札に参入、1時間余りのバトルを展開したが、結局刀(根気)折れ、矢(資金)つき、両者とも入手するに至らなかった。さて、今夜のこけしも先日入手した古品の中の1点、渡辺幸九郎である。口絵写真は、その幸九郎の表情。

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第660夜:市助のこけし

Ichisuke_kaoふと、アクセス数を見てみたら45万を越えていた。40万を超えたのが昨年の10月6日なので、3か月半程で5万増えたことになる。このままの調子で行くと5月のGW辺りで、50万アクセスを達成するのではないかと思っているのだが・・・。さて、昨夜に引き続き遠刈田の古品を紹介する。我妻市助のこけしである。最初、写真を見た時点では、好秋かと思ったが、胴底に「遠刈田 市助」と書いてあった。口絵写真は、その市助の表情。

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第659夜:好秋のこけし(戦前作)

Yoshiaki_s17_kao今朝は今年一番の冷え込みとなり、東京、横浜でも最低気温が氷点下となった。そのため先日降った雪が至るとこで凍ってしまい歩くのに難儀であった。もっとも昼間は日が差したお陰で気温も上がり、マフラー無しでも外を歩くことが出来た。さて、今夜も先日入手した古品である。出品写真を見た時点では、松之進かと思うこけしがあったが、原物を見て松之進では無いことは分かり、「遠刈田不明こけし」としたところ、S氏より「好秋」だというコメントを頂いた。迂闊であった。そう言えば好秋は松之進の息子であった。その戦前作を見過ごしていたのである。という訳で、今夜は好秋のこけしである。口絵写真は、その表情である。

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第658夜:源吉こけしの変遷(戦前から戦後)

Genkiti_s17_kao_2昨夜はこの冬初めての本格的な雪となり、家の周りも一面の銀世界となった。朝方には大方溶けてしまっていたが、今日も日が差したり雪が舞ったりの1日である。さて、斎藤源吉の戦前のこけしについては第590夜で源七のこけしと対比して述べているが、先日入手した古品の中にも1本入っていたので、今夜は戦前から戦後への変遷という形で纏めてみたいと思う。口絵写真は、先日入手した源吉こけしの表情である。

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第657夜:友の会新年例会(H24年)

1201reikai_enakiti昨22日は東京こけし友の会の新年例会があり出席したので、その報告である。朝から雨模様で厳しい寒さの中、何と106名の参加者があり、新しい会場(ハーモニーホール)でも席が足りなくなって、幹事さんは立ち通しという大盛況であった。正月恒例の招待工人は作並系の鈴木明さんと土湯系の西山敏彦さん。おみやげこけしは両工人の4寸こけしと紅白饅頭が渡された。会長の年頭挨拶、招待工人の紹介、新品こけし頒布、入札/抽選こけしの頒布、こけし会ニュースの順で行われ、最後に、工人提供(震災見舞いのお礼)のこけしや木地玩具の抽選、会が用意したこけし等のジャンケン大会による配布を行って、終了した。その後、招待工人を囲む懇親会には26名の参加があり、中華料理に舌鼓をうちなからの懇親を楽しんだ。口絵写真は、鈴木明工人にちなみ会場に展示された胞吉こけしである。

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第656夜:岡崎嘉平治のこけし

Kaheji_s14_kao今夜も、先日の古品の中からから1本。岡崎嘉平治のこけしである。昨夜の源七と同様、嘉平治も戦争で患った病のために早逝。そのため嘉平治のこけしは全て戦前作で、残るこけしも多くはない。私自身も今まで入手する機会がなく、今回のこけしが初めての1本である。作りつけの小品ではあるが、嘉平治の特徴を備えた佳品である。口絵写真は、その嘉平治こけしの表情。

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第655夜:斎藤源七(2)

Gen7_s14_syosun_kao_2今日は朝から雪が降っている。初雪である。例年より10日以上も遅いという。自分が子供の頃と比べると、随分と雪が減ったような気がする。さて、今夜は先日纏めて入手した古品の中から、斎藤源七を取り上げてみたいと思う。源七については第442夜で大寸(尺強)黒頭のこけしを紹介したが、今回は中寸手絡頭と小寸作り付けの2本である。特に、小寸作り付けは文献等でも掲載が殆どなく、珍しいのではないだろうか。口絵写真は、その小寸源七の表情である。

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第654夜:ガラ入りの文吉

Bunkiti_35shinari_kao新春3番目に入手したこけしは文吉だった。先週のヤフオクには何種類かの文吉が出品されていたが、「35年と40年の文吉」と「35年の文吉2本」の2種が突出した人気を得ていた。当初は後者の価格が高かったが、やがて前者が逆転し、後者の倍以上の価格になっていた。40年文吉のねっとりとした圧倒的な存在感には強烈に惹きつけられたし、35年文吉の若々しさも捨てがたかった。双方に入札したものの前者は対抗者の価格を超えられず、結果、後者を入手することが出来た。ところで、後者の文吉には気になる点が2つあった。それは・・・。口絵写真は35年文吉の表情アップ。

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第653夜:新春纏めて古品

Gen7_s15_kao新春の初こけしは15日の昼に締切のあった弘道(昨夜紹介)であるが、ヤフオクでは14日夜に締切のあった「まとめて17本」のこけしも落札していた。そのこけしが弘道に続いて到着したので紹介したい。この17本には新旧雑多なこけしが含まれており、その中に戦前と思われるものが何本かあり、保存状態も良さそうだったので入札に参加した次第である。いつもの古品の常連さんが参加されず、その分そこそこの価格で落札出来たかと思っていたのだが・・・。口絵写真は、斉藤源七の表情アップ。

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第652夜:今年の初こけし(弘道34年)

Hiromichi_s42honkei_kao今年初めて入手したこけしが届いた。年初めの「ひやね」入札・即売会に出掛けなかったため、初入手はヤフオクでの落札こけしとなった。ヤフオクでの入手は数枚の写真による判断で決めるため、落札しても実際に原物を見るまでは心配がある。特に保存状態は気がかりである。今回の弘道も写真では胴に若干の退色と水濡れ跡らしきものが見られ、紙包みを開く時には緊張した。結果はOK。軽い退色と水濡れはあったものの致命的なものではなく、頭が嵌め込みでロクロ模様の土湯系では、胴を回すことで鑑賞上全く問題ない状態にすることが出来る。今夜は、その弘道を見て貰いたい。口絵写真はその表情。

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第651夜:新山兄弟のペッケ

Fukutaro_pecke_kao第649夜で、弥治郎系のペッケについての質問があったので、コメント欄で若干の説明をしたが、実際のこけしの写真を掲載した方が分かり易いと思ったので、今夜は代表的なペッケの系列である新山家のこけしで説明したいと思う。選んだのは、新山福太郎と定雄の兄弟である。なお、口絵写真は、福太郎の戦前のペッケの表情である。

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第650夜:戦後盛秀こけしの変遷

Morihide_s20dai_daruma_kao私がこけしの収集を始めた昭和40年代の後半は既にこけしブームに入っており、盛秀太郎のこけしは天上の花であった。そのこけしを求めるために、収集家は如何に苦労したことであろうか。盛秀のこけしが殆ど入手困難であれば、その矛先は唯一の後継者である奥瀬鉄則に向かうのは至極当然のことであった。そのため、鉄則のこけしもまた入手難のこけしであった。そんな状況から私は盛秀こけしは鼻から諦め、鉄則こけしを何本か入手したに過ぎなかった。そのな苦労して入手した鉄則こけしが、今ネットオークションでは、安価に容易に買えるのである。今の収集家は何と恵まれているのだろうと思うことしきりである。それでも、平成に入ってから盛秀こけし(尺3寸)を1本入手することが出来た。約10万円であった。1寸1万円と言われていたから、それでも安かったのかも知れない。その盛秀こけしでさえ、ネットオークションではその1/3位の価格で買えるようになった。さて、今夜はそんな盛秀の昭和20年代のこけしを紹介したいと思う。口絵写真はその表情。

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第649夜:高橋精志の精助型

Seishi_seisuke_pecke_kao今年1番の寒波が来襲し、関東地方でも特に寒い日が続いている。そんな中でも今朝は一番の寒さだったという。昨年までなら当然如く寒さの中を出勤するのであるが、今年はそれがないのが有り難い。日当たりの良い南側の部屋に居れば、外の寒さなど嘘のような暖かさである。ここのところ新しいこけしを入手していないため、紹介するものに窮するようになったしまった。以前に入手したもので未だ紹介していないものを探し出して掲載を続けている状況である。と言う訳で、今夜は高橋精志のこけしを紹介しよう。口絵写真は精志こけしの表情。

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第648夜:青森の物産展

120111aomori_sasamori_shiki今日から、横浜の高島屋で「青森県の観光と物産展」が始まった。横浜まで出掛ける用事があったので、用事が済んでから寄ってみた。午後4時を過ぎた頃で、会場には結構人がおり、友の会の会員の方とも2名お会いした。会場は4畳くらいのスペースで角の2面にこけしや玩具類が並べられていた。実演で来られる予定だった笹森さんが火事で来られなくなり、津軽こけし館の担当の方が応援に来られていた。口絵写真は、笹森さんの色紙。

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第647夜:柿崎文雄の初期善吉型

Kakizaki_zenkiti_hoso_kao今日は年が明けて初めて病院(元の職場)に行って来た。特に具合が悪いという訳ではなく、定期診察と薬を貰うためである。その後、元の職場の仲間と新年の挨拶を交わし、暫しの歓談。帰りに、先日、所蔵印を作って貰った篆刻師が実演をしているというので、川崎ラゾーナに寄って挨拶をし、印を押したこけしを1本記念に置いてきた。さて、今夜のこけしは柿崎文雄の初期善吉型である。文雄の善吉型については第517夜で紹介しているが、その後の変遷である。口絵写真は、細胴初期善吉型の表情。

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第646夜:清次郎のこけし

Seijiro_shitame_kao今年になってから未だこけしを入手していないため、今夜のこけしも昨年の友の会で入手したこけしである。小林清次郎のこけしであるが、頭が縦長で大きく、目が顔のかなり下方に描かれている。吉太郎型のこけしであろうことは分かるのだが、「原」となった吉太郎のこけしが何なのか頭に浮かばない。口絵写真は、その清次郎こけしの表情である。

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第645夜:堂号と所蔵印

Syo1_s3810_kao今日は7日、正月も終わりである。こけしのコレクションがある程度たまってくると、そのコレクションに名前を付けてみたくなる。また持っているこけしに所蔵印を押して、そのコレクション専用の部屋を持つことは至高の喜びではないかと思う。今年、ようやくそのための第一歩を踏み出すことになった。口絵写真は昨年最後に入手した、昭和38年作の佐藤昭一こけしの表情である。

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第644夜:石原日出男のこけし(2)

Ishihara_kogata_kao年末から正月3ヶ日にかけては本ブログのアクセス数も、日に100を越えることは無く、穏やかに推移していたが、一昨日辺りから110を越えて以前の水準に戻ってきた。週末の土・日よりも平日の方がアクセス数が多いというのも面白い特徴である。さて、今夜も鳴子系の続きをお話ししたい。庸吉こけしを調べるために「こけし手帖56号」を見ていたら、「こけし観賞④古鳴子」という鹿間時夫氏の文章が目に入った。これは同氏の「こけし観賞」にも『古鳴子(Ⅰ)』として再録されている。その古鳴子(こけし)は石原日出男により復元されており、今夜はその紹介である。口絵写真は、日出男の古鳴子の表情である。

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第643夜:初詣と長治郎の庸吉型

Cyojiro_yokiti_kao今日は昼から二十数年振りに川崎大師に初詣に行ってきた。会社員時代の前半は川崎に通っていたのであるが、近くの川崎大師に行ったのは2回目である。かなり寒い風が吹いていたが、日差しは強く暖かい1日であった。仲見世から参道、境内の中まで沢山の露店が出ていて、正月気分を盛り上げていた。川崎駅周辺は当時とは様変わりであったが、以前通っていた会社のビルを確認し、これもよく行った居酒屋で乾杯もしてきた。さて、昨年末から年明けにかけて鳴子系のこけしを取り上げているが、今夜もご容赦願いたい。鈴木庸吉型のこけしである。口絵写真は、小島長治郎の庸吉型の表情である。

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第642夜:天野正右衛門のこけし

Amasyo_s30dai_kao正月三が日も終わり、昨年までなら今日から仕事が始まるのであるが、退職した今はそういう制約もなく、ゆったりとした正月が続いている。少しの後ろめたさとそれなりの嬉しさが交差している正月である。昨夜紹介した佐藤養作の関係で、今夜は天野正右衛門のこけしを紹介したい。口絵写真は、その正右衛門こけしの表情。

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第641夜;佐藤養作のこけし

Yosaku_kao正月3日目。今日も箱根駅伝の1日であった。結果は東洋大の圧勝。2位の駒沢大に9分以上の差を付け、往路、復路、総合の全てで大会記録を大幅に更新した。10区間中、6区間で1位(うち2区間は区間新)をとったのだから、その強さは断トツだったと言える。さて、今夜のこけしは鳴子系の佐藤養作のこけし。このこけしも昨年の友の会例会入札で入手したものである。口絵写真は、その養作こけしの表情。

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第640夜:志田栄のこけし

Sakae_kao 正月2日は箱根駅伝を見て過ごすのが恒例となっている。花の2区が歩いて10分くらいの所を通っているので、以前はよく応援に行ったものであるが、今年もTV観戦で済ませてしまった。それにしても東洋大の強さには脱帽である。2位と5分以上の差が付いてしまっては、明日の復路の優勝争いはほぼ決まったも同然である。さて、本年2日目の今夜はちょっと珍しい志田栄のこけしを取り上げる。昨年の友の会の例会入札で入手したものである。口絵写真は、栄こけしの表情である。

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第639夜:賀正!

Kihe_kokeshi_koma_kao新年明けましておめでとうございます。昨年は大変な1年でしたが、皆さまのお陰で638夜まで積み重ねることが出来ました。改めて御礼を申し上げます。本年最初のテーマは、こけしでは無く、縁起物の木地玩具を取り上げました。喜平/忠蔵のこけし独楽と忠蔵のでんでん太鼓です。でんでん太鼓は回すとヒモに付いた玉が太鼓に当たって、とても良い音がします。この太鼓で、15時前に起きた震度4の地震を叩きつぶして良い1年をスタートさせたいと思います。どうぞ、本年もよろしくお願い致します。口絵写真は、喜平のこけし独楽。

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