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第653夜:新春纏めて古品

Gen7_s15_kao新春の初こけしは15日の昼に締切のあった弘道(昨夜紹介)であるが、ヤフオクでは14日夜に締切のあった「まとめて17本」のこけしも落札していた。そのこけしが弘道に続いて到着したので紹介したい。この17本には新旧雑多なこけしが含まれており、その中に戦前と思われるものが何本かあり、保存状態も良さそうだったので入札に参加した次第である。いつもの古品の常連さんが参加されず、その分そこそこの価格で落札出来たかと思っていたのだが・・・。口絵写真は、斉藤源七の表情アップ。

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写真(2)は出品時の写真。出品タイトルに「こけしセット 創作 伝統 仙台 蔵王などまとめて17本」とあるように、色々なこけしが散見される。その他の出品写真の胴底から、源吉、源七、嘉平治、幸九郎などの名前が見られることから戦前品も混じっていることは分かった。一番大きいのは尺5寸で仙台の男沢春江の髷こけし。

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写真(3)は届いたこけしの中から古品と思われるもの10本を選んで並べたところ。右から我妻市助(5寸3分)、佐藤好秋(5寸5分)、斉藤源七2本(4寸、7寸)、岡崎嘉平治(4寸7分)、斉藤源吉(8寸4分)、松田初見(6寸3分)、鎌田文市(6寸2分)、渡辺幸九郎(8寸2分)、本田亀寿(5寸4分)の各こけし。最大で源吉の8寸4分、最少は源七の4寸で、写真を見て思っていたよりは小さいこけしが多かった。その他の7本は大寸物であった。年代は昭和15年から18年頃のものであろうか。源七、嘉平治の小寸物など蔵王系には見るべきものがあったが、その他の系統は弥治郎系の幸九郎くらいで期待していたほどのこけしではなく、落札価格も高過ぎたかなと思っている。やはり、写真からの入札は難しいものである。個々のこけしについては今後別項で解説したい。

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コメント

良い好秋ですね!

投稿: しょ~じ | 2012年1月18日 (水) 13時27分

10本並んだ中で私が一番好きなのはやっぱり亀寿さんの表情でした。

西田記念館に一番最初に行った時「この中でもし買えるとしたら欲しいのは・・・」と選んだのは星博秋さんのものでした。

亀寿さんと博秋さんの流れは近いのでしょうか?

来週は「カメイ美術館」と「こけしのしまぬき」に行く予定です。
もう今からドキドキワクワクです!

投稿: ピノ助 | 2012年1月18日 (水) 18時06分

しょ~じ様
お久しぶりです。
1番右のこけしは私も好秋だと思ったのですが、胴底に「遠刈田 市助」と書いてあったので、「市助」としました。どうなんでしょうね。

投稿: 国恵志堂 | 2012年1月18日 (水) 19時44分

ピノ助様
亀寿さんのこけしも眉と目に特徴のある愛らしいこけしですね。星博秋さんは亀寿さんの弟子ですから似たこけしを作っています。来週は「カメイ」と「しまぬき」ですか。それは楽しみですね!

投稿: 国恵志堂 | 2012年1月18日 (水) 19時51分

左端の亀寿さんのこけしの胴は原木そのままを使用しているのですね(見たところ桜材ですか)。岩蔵のこけしに同じタイプのがありますが、亀寿さんも皮付きのこけしを作っていたのですね。

投稿: 益子 高 | 2012年1月18日 (水) 20時45分

いや,右から2番目のもの・・・

投稿: しょ〜じ | 2012年1月18日 (水) 21時59分

しょ~じ様
「古計志加々美」で確認しました。
最初、原物をみるまでは松之進かと思っていたのですが…。
好秋は松之進の息子ですからね。
思いも寄らぬ貴重なこけしに出会えました。
ありがとうございました。

投稿: 国恵志堂 | 2012年1月18日 (水) 23時17分

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