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第645夜:堂号と所蔵印

Syo1_s3810_kao今日は7日、正月も終わりである。こけしのコレクションがある程度たまってくると、そのコレクションに名前を付けてみたくなる。また持っているこけしに所蔵印を押して、そのコレクション専用の部屋を持つことは至高の喜びではないかと思う。今年、ようやくそのための第一歩を踏み出すことになった。口絵写真は昨年最後に入手した、昭和38年作の佐藤昭一こけしの表情である。

古いこけし手帖を眺めていたら、49号に「新人紹介」として佐藤昭一が載っていた。記事によると、昭一が最初にこけしを作ったのは昭和38年の7月で8寸を3本作ったとある。昨年最後に入手したこけしは、その昭一のこけしであった。大きさは7寸3分で、胴底に「38.10 第1回頒布」との書き込みがある。昭一の初期作は第321夜でも紹介した。写真(2)の右が本稿のこけしで、左が321夜のこけし(尺)である。本稿のこけしは左のこけしに比べて、眼点の位置がやや外側にあるため視線が定まらない。また、胴の菊模様は左のこけしよりも花弁が横に大きく広がっている。左のこけしの方が纏まっており、時期的にはやや後の作品かも知れない。

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さて、こけし関係のHPの中で最もハイレベルな情報を提供してくれる「木人子室」は、こけしのみならず、色々と示唆に富んだことを教えてくれる。私が「堂号」や「所蔵印」のことを知ったのは、「木人子室」を読んだからである。「堂号」とはコレクションに付ける名前で、それが誰々のコレクションであるかを示すものである。「堂号」について考え始めたのは、もう数年も前からであるが、なかなか適当な名前が見つからず延び延びになっていた。結局、こけしのコレクションには「こけし」という言葉にちなんだ当て字を使うことが多いことが分かった。そこで、自分の名字と名前から1字ずつ取って「国恵志堂(こけしどう)」とすることにした。ちょっとおこがましいが、自分にとってはこれ以上にびったりな堂号はない。名前が決まったことで、今度は「印」が欲しくなった。ネットで篆刻を調べ、昨年の10月に注文し、それが本日送られてきた。写真(3)がその篆刻印章と押したところである。

Kokeshido_in

今後、これを所蔵印として、こけしにも押したいと思ったが、実際には平らな部分でないと直接には押せないことが分かった。そのため、紙に押して、それを貼り付けることになる。

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コメント

初めてコメントさせて頂きます。

福島市在住のこけし初心者です。
ブログいつも楽しみに拝見しております。

今年の「初こけし買い」で土湯のアサヒ写真館さんで作者不明のこけしにあたりました。
銘は入っているのですが達筆すぎるのと私の知識が足りず判別できないのです。

本田裕輔さんの三寸と一緒に購入。表情がよく似ています。
右には「小原」と書かれており左には「亀(暮?)常」のように読めます。(大きさは三寸です)

検索しても「亀常」では何も出てきませんでした。

何かお判りになる事があればご教示下さい。

初コメントでこんなずうずうしいお願いでごめんなさい。

投稿: ピノ助 | 2012年1月 8日 (日) 10時33分

ピノ助様
こんにちは。
いつも読んで頂いてありがとうございます。
お尋ねのこけしは、裕輔さんのお父さんの亀寿さんだと思います。
小原温泉の特徴のあるこけしです。
今年の初こけしですか、良いですね。
どうぞ、よろしくお願い致します。

投稿: 国恵志堂 | 2012年1月 8日 (日) 10時51分

早速のコメント返信ありがとうございます。

「亀寿」さんで検索した所、銘の画像もいくつか見る事が出来ました。
同じでした!

国恵志堂さんのおかげでモヤモヤが解消致しました。

本当にありがとうございました。

投稿: ピノ助 | 2012年1月 9日 (月) 09時04分

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