« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »

2012年2月

第678夜:友の会2月例会(H24)

1202reikai_omiyage_kao

本来ならば遅くとも月曜日にはアップすべき例会報告が遅くなってしまい申し訳ない。例会から帰宅後、写真の整理をしていたら具合が悪くなり、以来今日29日の午前中まで、殆ど寝たきりになってしまったのである。とにかく頭と体中の節々が痛く、身体を横たえていても身動きがママ鳴らず、睡眠もウトウト状態であった。先週は外出が多く、気温差も激しかったため身体が参ってしまったのであろう。年相応に無理は出来ないということである(苦笑)。さて、友の会の2月例会は、正月例会の盛況を引き継いで、80名の出席があった。お土産こけしは、山形系の小林清さん。例会は恒例の新品・中古の頒布、抽選・入札こけしの他、小椋英二さん訪問、各種イベントのスライド、最後に岡崎栄治郎系統のこけしの解説で締めとなった。口絵写真は小林清さんのお土産こけし。

続きを読む "第678夜:友の会2月例会(H24)"

| | コメント (9) | トラックバック (0)

第677夜:WAZA2012見学

Waza2012_panfu

今日は午後から、池袋の東武百貨店で開催されている「WAZA2012(伝統的工芸品展)」を見学に行ってきた。この展示会には、毎年、木地山系と鳴子系のこけしが出品されており、特に木地山系は直前に「秋田県こけし展」があり、これに出品した多くの工人の作品が並んでいた。また、昨年に引き続き、今日(土)と明日(日)は三春文雄さんが会場に詰めていて、色々とお話しをすることが出来る。ただ、三春さんのこけしは人気で、私が着いた時点では、全て完売(30数本持って来たとのこと)で、今年は見ることは出来なかった。昨年作って頂いた石蔵型(第587夜参照)が秋田県こけし展で秋田魁新報社賞をとっており、それを見たかったのであるが残念であった。口絵写真は、会場で配られていた「ゆざわのこけし」のパンフレットの表紙。

続きを読む "第677夜:WAZA2012見学"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

第676夜:鳴子の豆こけし

Takeo_nemariko_kao

先週、ヤフオクに鳴子系の豆こけし・豆ねまりこが3点出品されていた。その内の1点は第553夜で紹介した大沼竹雄の郵便こけしの蓋だということが分かったので、その他のこけし、ねまりこにも興味が湧き、何とか頑張って3点とも入手することが出来た。入手したものの内、保存状態の良いものを紹介したいと思う。口絵写真は、大沼竹雄作と思われるねまりこ。

続きを読む "第676夜:鳴子の豆こけし"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

第675夜:英二さん訪問

120221eiji_kokeshi_kao

一昨日(21日)、小椋英二さんを訪問した。地元の東京にこんな大物工人が居ることを、迂闊にも気が付かなかったのである。英二さんは小椋留三(久太郎の弟)さんの長男、久四郎-留三-英二と続く木地山本流の直系工人である。昭和37年より木地修業を始めたが、やがて転業。今は東京八王子で総合解体業の会社「小椋組」の社長として経営を担っている。従って、こけしは仕事の合間に作る程度であり、しかも病で下半身が不自由になってしまったため、現在は利亮さんなどの木地に描彩をしているとのこと。そのため多くは作れないようだ。しかし、ログハウス風の自宅の横には、別棟の中にロクロを据え、材料の木材も相当数確保してある。今年の秋田県こけし展にこけしを出品し、第2位の湯沢市長賞を受賞している。木地山の利亮さんがあまりこけしを作らない今、本流の正統木地山こけしを作る貴重な工人である。今夜は、その英二さんを紹介したい。

続きを読む "第675夜:英二さん訪問"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

第674夜:佳樹の幸兵衛型

Yoshiki_danso_kobe_kao

善二一家の幸兵衛型は善二の死後、息子の佳樹さんに引き継がれていくのだが、感性豊かでアイデアマンの佳樹さんの幸兵衛型は次第に幸兵衛からは離れていくようになる。私がようやく津軽に出掛け、佳樹さんに会ったのは平成15年の7月のこと。気さくで話上手な佳樹さんと和やかな歓談を楽しんだ。ただ、この時は佳樹さんのこけしは無く、期待していた幸兵衛型も入手することはできなかった。工房兼自宅の1階が木地挽き、2階で描彩を行うとのことであり、この2階には幸兵衛こけしの写真がたくさん置かれており、これから幸兵古作にも挑戦するとのことであった。口絵写真は談叢幸兵衛の表情である。

続きを読む "第674夜:佳樹の幸兵衛型"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第673夜:善二の幸兵衛型(佳樹へ)

Yoshiki_zenkobe_s61_kao

ここ3夜に渡って善二の幸兵衛型の変遷を見てきたが、善二は昭和60年6月に61歳で亡くなってしまう。それまで、幸兵衛型と言えば佐藤善二の独壇場であったがそれが無くなってしまったのである。善二の長男である佳樹は昭和46年から木地修業を始め、こけしは48年から作っていたようであるが、幸兵衛型には手を付けていなかったようだ。今夜は、善二から佳樹への幸兵衛型の伝承を見てみたいと思う。口絵写真は、佳樹の幸兵衛善二型の表情である。

続きを読む "第673夜:善二の幸兵衛型(佳樹へ)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第672夜:善二の幸兵衛型(達磨絵)

Zenji_kobedaruma_s46_kao

昨夜、一昨夜と佐藤善二の幸兵型を見てきたが、今夜もその続きで達磨絵の幸兵衛型である。幸兵衛こけしの模様は、牡丹、達磨、ロクロ線のみの3種である。牡丹模様とロクロ線は直胴とくびれ胴の両方に描かれているが、達磨絵は殆どがくびれ胴で、直胴に描かれているのは元弦三コレクションのもの(第635夜参照)1本のみが知られている。そういうこともあってか善二の幸兵型で達磨絵が描かれるのもくびれ胴のみである。口絵写真は、その達磨絵幸兵衛型の表情アップである。

続きを読む "第672夜:善二の幸兵衛型(達磨絵)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第671夜:善二の幸兵衛型(ロクロ線)

Zenji_kobe2_s44_kao

幸兵衛のこけしは、木地形態、描彩の異なるものが何種類かあり、善二もそれらを作っている。昨夜紹介した直胴牡丹模様の幸兵型(米浪手)が善二の代表的なものであるが、今夜はその他の幸兵衛型を見てみたいと思う。1つは添え葉に紫色を使った直胴牡丹模様で、もう1つはくびれ胴にロクロ線模様の幸兵衛型である。口絵写真は、紫幸兵衛型の表情アップである。

続きを読む "第671夜:善二の幸兵衛型(ロクロ線)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第670夜:善二の幸兵衛型(米浪手)

Zenji_kobe_s40_kao

今日は天気は良かったものの、気温はこの冬一番の寒さだったと言う。ここのところ確定申告の手続きなどもあり、本ブログの更新も1週間程滞ってしまった。それらの作業も一段落したので久し振りにこけしの整理を行い、今夜は佐藤善二の幸兵型を取り上げることにした。善二の幸兵衛型については、第61、62、292夜にて、その初期のこけしについて解説をしているが、61夜の型(米浪手)について、その後の作風の推移を見てみたいと思う。口絵写真は、昭和40年頃の幸兵衛型の表情である。

続きを読む "第670夜:善二の幸兵衛型(米浪手)"

| | コメント (5) | トラックバック (0)

第669夜:久志のペッケ(戦前、戦後)

Hisashi_s16_pecke_kaoヤフオクで良く見かける3寸こけしコレクターの方の出品で、新山久志の戦前のペッケ3寸が出ていた。3寸のこけしに6千円(即決価格は1万2千円)という最低価が高過ぎると思われたのか、暫く眺めていたが誰からも応札がない。そのまま終了しそうだったので、最低価で入札し、そのまま落札してしまった。今夜は、その久志のペッケを紹介する。口絵写真は、表情のアップである。

続きを読む "第669夜:久志のペッケ(戦前、戦後)"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

第668夜:「たんたん」訪問

Takano_s20dai_kao昨年暮れ、高幡不動の茶房「たんたん」から1本の鳴子系のこけしをお預かりした。署名は無く誰の作か分からないとのこと。私は鳴子系が好きなので色々調べて、預かったこけしと一緒に結果をお話ししてきた。「たんたん」は以前から知っていたものの、なかなか訪問する機会がなく、今回ようやく実現した。お店は京王線の高幡不動駅から高幡不動に向かう途中にあり、歩いて2分程。お店の主体は珈琲喫茶店であり、美味しい珈琲を味わいながらのこけし談義は、こけし好きには至高の楽しみである。口絵写真は、お預かりした「鳴子不明こけし」の表情である。

続きを読む "第668夜:「たんたん」訪問"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第667夜:吉太郎古作(2)

Kititaro_ssyosyo_kao今夜は、昨夜の続きで、先日入手した吉太郎の古作の内小さい方の紹介である。ヤフオクに出品された写真を見た時点では、こちらのこけしの方が古い感じがして、先ずはこちらが欲しいと思ったのであった。昨夜のこけしが「美と系譜」掲載こけしと同時期のものと分かったのは手元に届いて色々と調べてからのこと。入札の時点ではそれほど気にしてはいなかったのである。口絵写真は、今夜の吉太郎こけしの表情。面描が相当薄くなってはいるが、その迫力ある表情は掴めると思う。

続きを読む "第667夜:吉太郎古作(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第666夜:吉太郎古作(1)

Kititaro_ssyo_kao_2先週金曜日が締切だったヤフオクに戦前の古いこけしが10本程出品されていた。保存状態は悪く、古色と退色が激しいこけしであったが、戦前の昭和1桁台かと思われるものもあり、気になる一群であった。松之進、丑蔵、久四郎?、菊治などが散見されたが、私が注目したのは2本の小林吉太郎であった。今まで、昭和15、6年頃の吉太郎は何本か入手していたが、それより古いものは中々その機会がなかった。今回の2本は、保存状態は良くなく、鑑賞という点からは期待できなかったが資料としては面白いと思ったのである。運良く、この2本を入手出来たので、今夜は2本内大きい方のこけしを紹介したい。口絵写真はその吉太郎の表情。

続きを読む "第666夜:吉太郎古作(1)"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

第665夜:裕介さんの近作こけし

Yusuke_eiji_senzen_kao本ブログは古いこけしだけを取り上げている訳ではないが、最近はヤフオクで入手するケースが多く、その結果、古いこけしが登場することが多くなってしまう。先日、同好のKさんから佐藤裕介さんの近作こけしを見せて貰った。裕介さんは、原発事故の避難生活から今はいわきに戻って製作活動を続けており、作るこけしも一作ごとに進歩を続けているようだ。今夜はその近作こけしを紹介したい。口絵写真は戦前の大野栄治型の表情アップ。

続きを読む "第665夜:裕介さんの近作こけし"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

第664夜:30年代の春二こけし

Haruji_s30mae_kao佐藤春二は戦前から戦後まで長い期間に渡りこけしを作っているため、その経年変化はかなり大きい。とは言え、戦前のこけしはそう簡単には手に入らない。そこで戦後のこけしに目を移すと、昭和30年代までと40年代以降とでは大きく作風が異なっている。40年代以降の春二こけしはシャープで洗練された近代的なこけしになっていく。それはそれで良いこけしであるが、私は30年代までの大らかな表情のこけしが好きである。今夜は、先日入手した30年代こけしの1つを紹介したい。口絵写真は、そのこけしの表情である。

続きを読む "第664夜:30年代の春二こけし"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

第663夜:喜代治のこけし

Kiyoji_s29_kao今日から2月である。間もなく立春を迎えるというのに、本格的な寒さはこれからなのであろう。温暖化の弊害が色々と叫ばれている中、しっかりと寒い冬も貴重なのかも知れない。さて、今夜は1月の友の会例会で入手した喜代治のこけしである。喜代治のこけしは前から良いものを欲しいと思っていたが、なかなか惹きつけられるもので出会わず、ようやく渇望感を癒す作に巡り会えたという思いである。口絵写真は、その喜代治こけしの表情アップ。

続きを読む "第663夜:喜代治のこけし"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »