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第671夜:善二の幸兵衛型(ロクロ線)

Zenji_kobe2_s44_kao

幸兵衛のこけしは、木地形態、描彩の異なるものが何種類かあり、善二もそれらを作っている。昨夜紹介した直胴牡丹模様の幸兵型(米浪手)が善二の代表的なものであるが、今夜はその他の幸兵衛型を見てみたいと思う。1つは添え葉に紫色を使った直胴牡丹模様で、もう1つはくびれ胴にロクロ線模様の幸兵衛型である。口絵写真は、紫幸兵衛型の表情アップである。

Zenji_kobe2_s44_hikaku

写真(2)の左端は昨夜も紹介した米浪手の幸兵衛型、左から2番目は紫葉の幸兵衛型。紫葉の幸兵衛こけし(8寸)は「木計志加々美」の原色版に載っており、本稿のこけしはそれを写したものと思われる。眉が米浪手ほど太くなく、目は紡錘型で左右対称、鼻は下が広がっている。米浪手ほどの迫力はないが、紫葉も相まって整った表情の明るいこけしとなっている。胴底に「44.12.29」の書き込みがあり、昭和40年代の中頃の作ということになる。写真(2)の右2本はくびれ胴にロクロ模様の幸兵衛型である。同型の類例は「らっこコレクション図譜」に載っているが、ロクロ線の様式が異なり、本稿のこけしの「原」は分からない。右から2番目のこけしは3番目のこけしと面描が似ていることから、40年代中頃の作と思われる。右端のこけしは昭和52年作。

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