第675夜:英二さん訪問
一昨日(21日)、小椋英二さんを訪問した。地元の東京にこんな大物工人が居ることを、迂闊にも気が付かなかったのである。英二さんは小椋留三(久太郎の弟)さんの長男、久四郎-留三-英二と続く木地山本流の直系工人である。昭和37年より木地修業を始めたが、やがて転業。今は東京八王子で総合解体業の会社「小椋組」の社長として経営を担っている。従って、こけしは仕事の合間に作る程度であり、しかも病で下半身が不自由になってしまったため、現在は利亮さんなどの木地に描彩をしているとのこと。そのため多くは作れないようだ。しかし、ログハウス風の自宅の横には、別棟の中にロクロを据え、材料の木材も相当数確保してある。今年の秋田県こけし展にこけしを出品し、第2位の湯沢市長賞を受賞している。木地山の利亮さんがあまりこけしを作らない今、本流の正統木地山こけしを作る貴重な工人である。今夜は、その英二さんを紹介したい。
写真(2)は「小椋組」の会社事務所。敷地内にはクレーン車が停まっており、車庫のシャッターにはこけしを作る英二さんと木地山こけしの絵が大きく描かれている。
写真(3)は解体作業用の広い敷地で、中にはクレーン車やブルトーザーなどの大型機械が沢山並んでいる。その敷地の道路側のコンクリ塀には、全面にこけし絵が描かれており、地元でも有名になっている。
写真(4)は会社事務所の2階の応接室。ここに英二さんの作品(こけし、こけし絵)がずらりと並べられている。
写真(5)は応接室内に設置された簡易ロクロで、描彩が終わったこけしのロー引きに使っているとのこと。
写真(6)は自宅横の別棟内にあるロクロ。以前は、ここで木地挽きを行っており、今もその状態のままになっている。
写真(7)は英二さんのこけし各種。久四郎型、留三型を中心に、それに英二さん自身の工夫を加えたものなど、多彩である。同じ型でも表情には違いが見られ、楽しめる。
最後に英二さんの写真。
東京在住の本格的な工人であり、これからも頑張って頂きたいものである。
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コメント
今、家で使っている「小椋組」のカレンダー。
シャッターに木地山こけしの絵なんて、一体どこなのだろうとずっと考えていました。英二さんの会社のカレンダーなんですね。
秋田県こけし展でも入賞されていました。作り続けて欲しいです。
投稿: kuma | 2012年2月24日 (金) 08時11分