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2012年5月

第712夜:昇治の細工こけし

Syoji_enkiti_nuki_kaoもう40年近くもこけしを集めているのに、初めて見るこけしに出会うことがある。戦前のこけしや入手難工人のこけしならいざ知らず、著名で入手も容易だった工人のものである。以前にも書いたことがあると思うが、こけし収集の初期、遠刈田系で好きだったのは、我妻信雄と大沼昇治のこけしであった。昇治のこけしでは、特に円吉型の胴が括れた梅こけしが好きであり、色々な大きさのものや製作時期の違うものを数十本も集めた。にも拘わらず、今回のような梅こけしがあることは全く知らなかったのである。改めて、こけしの世界の奥深さを再認識するものであった。口絵写真は、その梅こけしの表情である。

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★こけしプレゼント当選者発表

50万アクセス達成記念のこけしプレゼントに多くの方々から応募をいただき、ありがとうございました。ここで当選された方を発表致します。

なお、(6)源三郎写しはプレゼント数10に対して10名の方の応募があったので、全員が当選となりました。また、(1)から(5)に対しては、プレゼント数よりも応募数が多かったので、抽選により当選者を決定致しました。但し、(1)から(4)のこけしの重複当選はありません。

当選された方は以下の通りです。

(1)石蔵写し(本数2本、応募者数13名):れいちぇる様、こまっち様

(2)善吉写し<大>(本数2本、応募者数12名):小島様、ひろ様

(3)善吉写し<中>(本数2本、応募者数11名):坂入様、tomo_taku様

(4)善吉写し<小>(本数2本、応募者数16名):kokeshiface様、MGR様

(5)盛写し(本数4本、応募者数5名):益子様、こまっち様、林檎様、めぐ様

(6)源三郎写し(本数10本、応募者数10名):ピノ助様、yukaeru様、michy様、

          きよみん様、tomo_taku様、km様、w様、小島様、林檎様、山の神様

★当選された方は、応募名、送付先住所、お名前、メールアドレスをお書きの上、下記アドレス宛てにメールをお送りください。なお、一週間経っても(6/5迄)ご連絡のない場合は当選が無効となりますので、ご注意下さい。

  ・送付先メールアドレス:cyt00375@nifty.ne.jp

  ・メールタイトル:こけしプレゼントの件

それでは、ご連絡をお待ちしております。               <国恵志堂>

 

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第711夜:友の会5月例会(H24)

1205reikai_omiyage今日は、東京こけし友の会の5月例会があり出席したので、その報告である。出席者は66名と、先月に引き続きやや少なめであった。今月のおみやげこけしは南部系の田山和文さんのキナキナ。南部系は工人数も少なく、なかなか入手する機会がないので、おみやげこけしは有りがたい。ギャラリーも南部系で佐々木與始郎のこけし。戦前の優品を展示しての説明があった。新品頒布は柿澤是伸さんの子持ちこけし3寸、朝倉光洋さんの直治型5寸、奥瀬恵介さんの盛秀型4寸各種、それに斉藤弘道さんの独楽入りえじこがあった。頒布後の第二部は全日本こけしコンクールの様子がスライドで報告された。例会終了後、最近は入会された会員を対象に懇談会が開かれ、会への要望などが話された。口絵写真は田山さんのキナキナ。

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第710夜:蔦作蔵の髷こけし

Tutasaku_sengo_mage_kao金環日食で始まったイベント満載の一週間も、週末を迎えてようやく落ち着きを取り戻したようだ。また、23日に締め切った本ブログのこけしプレゼントにも多くの方々の応募を頂き、この週末に抽選を行って当選者を発表する予定である。本ブログも700夜を超えたものの、未だ取り上げていない工人、こけしもあり、そういうものに関しても出来るだけ紹介していきたいと思っている。今夜は、そんな工人の中から蔦作蔵を取り上げて、その髷こけしを紹介したいと思う。口絵写真は戦後の髷こけしの表情である。

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第709夜:安太郎のこけし(戦後)

Yasutaro_s34_kao昨日の金環日食に続いて今日は東京スカイツリーのオープンとビッグなイベントが続いたが、今日は生憎の雨模様。スカイツリーも展望台から上はガスの中に霞んでいた。さて、昨夜は安太郎の戦前のこけしを紹介した。また、戦後の74歳のこけしは第697夜で紹介したが、戦後の安太郎こけしは変化が大きいので、改めてその変化を眺めて見たいと思う。口絵写真は、昭和34年の安太郎こけしの表情である。

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第708夜:安太郎のこけし(戦前)

Yasutaro_s14_syaku_kao日本で今日一番の話題は、やはり金環日食であろう。一生に一度出会えるかどうかの天体ショーで日本の主要都市が含まれるベルト地帯が対象範囲に含まれる確率は非常に低いはず。しかしながら私の住んでいる横浜は曇り空で雨模様、殆ど絶望的な状況でその時間を迎えようとしていた。TVの実況では綺麗な日食が進んでいる所が映し出されていた。そして、いよいよ金環日食が始まる頃、曇天の中からリング状になりかけた黒い太陽が奇跡的に顔を覗かせた。大方の天気予報に反して、関東の多くの場所で、この一瞬の金環日食が見られたようだ。それは、大震災からの復興に努めている日本と日本人に対する「天からのご褒美」だったのかも知れない。そんな想いに浸りながら、今夜の鈴木安太郎のこけしを眺めてみた。口絵写真は戦前安太郎の表情。

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第707夜:孝太郎の睫こけし

Kotaro_matuge_kao昨日掲載した「こけしプレゼント」に初日から多くの方々のご応募を頂き、驚くと共に恐縮しております。プレゼントできるこけしは限られており、三春文雄、荒川洋一両工人のこけしは早々と抽選になることが決まってしまいました。せっかくのご期待に応えられないことを残念に思っております。柿澤是隆、長谷川正司両工人のこけしは本数が多いこともあって、まだ余裕がありますので、ご応募をお待ちしております。なお、応募締切は5/23(水)です。

さて、今夜は青根温泉の菊池孝太郎の睫こけしを紹介したいと思う。口絵写真はその表情。

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★こけしプレゼント(50万アクセス達成記念):終了!

「こけし千夜一夜物語」のアクセス数が50万件を達成したことを記念して、「国恵志堂」が特注で作って貰った古品の写しを読者の皆さんにプレゼント致します。

Access_50man_present

●プレゼントするこけしは上記の写真掲載されたものです。左から

 (1)三春文雄の石蔵写し7寸<2本>:第587夜参照

 (2)荒川洋一の善吉写し8寸<2本>:第684夜参照

 (3)同5寸2分<2本>:第684夜参照

 (4)同3寸1分<2本>:第684夜参照

 (5)柿澤是隆の盛写し4寸<4本>:第584夜参照

 (6)長谷川正司の日下源三郎写し6寸<10本>:第617夜参照

   注)<>内はプレゼントする本数

●応募方法

 ご希望のこけしの番号((1)~(6))をお書きの上、コメント欄からご応募下さい。

 応募は一人何本でも構いませんが、応募者多数の場合は抽選になり、

 なるべく多くの方に当たるように致します。

 締切は5/23(水)です。

 

 

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第706夜:こけし談話会(50万アクセス達成!)

Takeo_syomatu_ueki_kao今朝、アクセス数を覗いたら50万に近づいており、9時には50万アクセスに達した。こけしに焦点を絞ったマニアックなブログで50万という数字は決して軽いものではなく、訪れてくれる読者の皆様に感謝する次第である。本にして欲しいとの要望も頂いて、それは嬉しいことではあるものの、そのためには内容をもっと精査する必要があり、それは将来への課題と考えている。さて、昨日は東京こけし友の会の「こけし談話会」があり、出席したのでその報告をしたい。口絵写真は正末昭初と言われている竹雄こけしの表情である。

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第705夜:英二さん再訪

120427eiji_kokeshi_kaoゴールデンウィークも終わり世の中は一息ついた感じであるが、こけし界も昨年は大震災の影響で中止となった4月の土湯こけし祭り、5月の全日本こけしコンクールが盛況の内に終了して、いよいよこけしのシーズンに突入した。この連休前に小椋英二さんより近作こけしが出来上がったとの連絡を頂き、再び訪問してきたので報告したい。2月にお訪ねした時は自宅横のプレハブ棟にロクロや鉋、材料の木材などが置かれていたが、今回訪問すると会社の事務所の横に新しいプレハブの工房が作られ、その中に作業用の道具や木地の材料等が整然と置かれていて驚いた。口絵写真は近作こけしの表情。

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第704夜:こけしの巡り会い(石川篤次郎)

Atujiro_73sai_pekke_kao先日、同好のKさんと弥治郎の黄色いこけし(新山系列のこけし)を眺める機会があった。その折、2本のこけしが非常に良く似ていることに気付いた。1本は第651夜で紹介した福太郎のペッケ、そしてもう1本が今夜紹介する石川篤次郎のこけし(ペッケ)である。篤次郎のペッケは描彩の細部まで福太郎とそっくりであり、たまたま似ているという訳ではないようだった。そこで篤次郎の購入メモを見ると、日付は「S62.12.13」。友の会の例会の日にあたるので、こけし手帖を見てみると、「O元会長所蔵の福太郎の復元」とある。似ている福太郎は友の会の入札で入手したもので、これがO元会長の所蔵品(久松旧蔵品)であった。復元品とその「原」が20年以上も経って巡り会ったのである。口絵写真は篤次郎ペッケの表情。

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第703夜:山尾武治のこけし(2)

Takeji_s28_kao昨日から白石で全日本こけしコンクールが始まった。生憎の悪天候の中、それでも多くのこけし愛好家が集まったようだ。昨年は東日本大震災で中止となっており、2年振りの開催を喜びたい。前夜は秋保の佐藤吉雄を取り上げた縁で、今夜は同じ秋保の山尾武治を紹介したい。武治については第500夜で戦前作と戦後作を取り上げて、その違いについても検討したが、今夜のこけしはその中間に位置するものである。口絵写真はその武治こけしの表情。

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第702夜:佐藤吉雄のこけし(3)

Yoshio_s15_ume_kao
桜の4月が過ぎて、今日から新緑の5月となった。先日(4/29)、久し振りに江ノ島に行って来た。2時間を超える行列に並んで生シラスと生桜エビに舌鼓を打ち、満腹の腹ごなしに島内を一周し、洞窟近くの岩畳から船に乗って戻ってきた。夏を思わせる強い日差しの中、素晴らしい景色と美味しい食事を満喫出来た一日だった。さて、今夜のこけしは佐藤吉雄。吉雄のこけしは第564夜と685夜で紹介したので、その続編である。口絵写真は昭和15年頃の吉雄こけしの表情である。

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