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2012年6月

第735夜:コレクション100(16)

Collect100_title16さて、今夜も豆こけしシリーズの続きである。16回目のPart16はNo152~161までで、昭和57年3月の頒布である。頒布解説を引用しよう。『今回は9工人で、合計86工人になりました。153の岸と、156の片倉が首の回るものを作ってくれました。161の朝倉光洋は、きぬの次男との事です。2月24日現在で93工人まで入荷しており、100工人の達成も間近ですが、101工人目からは「これくしょん100・補遺」と称して、作ってくれる工人さんのいる間は続けます。』 目標の100工人の目処が立ち、更なる継続が告げられている。

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第734夜:これくしょん100(15)

Collect100_title15ここ数回、友の会の報告や中の沢こけしの話をしてきたが、今夜はまた元に戻って、2寸豆こけしコレクション・シリーズの紹介である。このシリーズ頒布も回を重ねて15回目、Part15となった。このPart15はNo141~151までで、昭和57年2月の頒布である。頒布解説は次の通り。『今回は8工人で合計77工人になりました。もう次回分の8工人9本が集まっています。昨年の今頃に較べて、頒布本数が3分の2に減少しているので、資金的には余裕があり、月に2回送る様な事はしなくてもすみますので、ご安心下さい。』 頒布の裏話も垣間見られて興味深い。なお、先日、今年の美轆展の案内状が届いたが、恒例の限定セットは「美轆の絆 二寸こけし(60個入)」となっている。これも、こけしの縁なのであろうか。どのようなこけしなのか楽しみである。

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第733夜:瀬谷幸治の芳蔵本人型

Koji_yoshizo_kaoこけしの縁と言うものは本当に面白いものである。先週、戦前の中の沢こけしを入手して、その紹介をしたが、24日の友の会に出掛けてみると、抽選こけしの中に芳蔵本人型と覚しきこけしが出ていた。それは瀬谷幸治の作であったが、何とも気が惹かれるものであった。この抽選品を手に入れることが出来たのは、やはり縁続きの賜であったのかも知れない。今夜は、そのこけしを紹介したいと思う。口絵写真は、その表情である。

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第732夜:酒井正進のこけし(2)

Syoshin_s13_kaoさて、今夜は酒井正進のこけしである。昨夜の芳蔵と同一の出品者のものであり、芳蔵と一緒に求めたものかも知れない。この正進、胴の前面はかなり退色しており、トレードマークの桔梗の模様も墨の輪郭線を残すだけで、色は殆ど飛んでしまっている。それでも入手したのは、その表情に惹かれてしまったからである。正進の表情として私の脳裏に残っているものとは全く異なり、戦前の中の沢の風土性を強く感じるものであった。それでは、その正進を見て見よう。口絵写真が、その独特の表情である。

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第731夜:芳蔵本人型(戦前)

Yoshizo_honnin_senzen_kao先週のヤフオクには、久し振りに戦前の良品が出品され、その争奪に熱い戦いが繰り広げられた。その結果、貞蔵、広喜、謙蔵、丑蔵などが高値で落札された。私もそれらに食指が動いたものの、そこはぐっと我慢して、今回は中の沢に集中して応札し、芳蔵と正進を何とか入手することが出来た。そのこけしが届いたので、今夜は先ず芳蔵から紹介したいと思う。口絵写真は、戦前芳蔵の表情である。

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第730夜:友の会6月例会(H24)

1206reikai_omiyage今日は、東京こけし友の会の6月例会があり、出席したのでその報告をしたい。定刻の13時30分より開会。先ずは、7/10よりカメイ美術館にて開催される「私の好きな戦後のこけし展」について説明があった。今月のおみやげこけしは鳴子の吉田勝範さん。岩蔵型、永吉型、本人型の3種のこけしがあった。例会ギャラリーは田中幹事で、阿保六知秀・正文親子の豆こけしが沢山入ったりんご型入れ物を4個展示して説明があった。次いで、新品こけし/中古こけしの頒布。今月は入札はなく、抽選こけしの頒布と続いた。第2部は、こけし界ニュースの後、佐藤昭一の個展と入谷こけし祭りの内容がスライドを用いて報告された。最後に尺から尺5寸の大こけし11本がジャンケン大会で出席者に供された。

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第729夜:これくしょん100(14)

Collect100_title14今夜は2寸こけしシリーズのPart13。No131~140までで、昭和56年12月の頒布である。頒布解説を要約しよう。『69工人140本になりました。今回は鉄男と実の笠が2本有りますが、鉄男の大きな笠のために既製のメールパックに入らないので、発送用に箱を久し振りに作りました。鉄男の笠はNo44の野地に較べて倍の径があります。あの時は学の笠も有りましたが、今回は息子の実の笠を届きます。以前に見た実のこけしは宇宙人の様なこけしでしたので心配していましたが、うまくなったの一語に尽きます。仙台の雅弘、正博、正広、政弘の4人のマサヒロの中の3人目の正広の登場です。彼の弟子の政弘には来年作ってもらうつもりです。緑川は老眼でダメとの事でしたが、強引に作ってもらいましたが、良い出来です。東北新幹線の開通する来年後半は観光客が多くなり、工人さんが小さい物に見向きもしなくなるかも知れず、前半までに90人台に乗せたいと、今年から追い込みました。来年も松が取れたら、攻撃を始めます。』 頒布者の熱い意欲が感じられる頒布解説である。

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第728夜:これくしょん100(13)

Collect100_title13今日は雨の中を株主総会に行ってきた。去年までは会社の持ち株会に入っていたが、退職して個人株主になったので、その資格が出来たのだ。総会は10時から両国の国技館で開催され、12時過ぎに終了。個人質問でルールを無視して質問する人がおり、結局ガードマンに抱えられて退場というような場面もあり、それなりに感心した。おみやげにLEDランプを2個とやきとり弁当を貰って帰ってきた。さて、今夜は2寸こけしシリーズのPart13。No121~130までで、昭和56年11月の頒布である。頒布解説を要約しよう。『125和夫は昨年春に依頼したのですが、忘れていた様で、友の会9月例会に3寸が出たので催促した所、早速作ってくれました。三角胴と地蔵型で胴模様は同じ物が皆無です。小室の126は蝶形、127は放射状のテガラで、上下が赤のロクロ線の物は、127と多少違う程度ですので番外としました。130鉄男は131、132と3本組ですが、今回の土湯は高かったので頒価に影響(驚の方ですが)しますので、131、132はPart14にしました。131は三角胴の返しロクロ、132は笠です。

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第727夜:これくしょん100(12)

Collect100_title12今夜は、後半戦の第2回目、Part12である。このPart12はNo106~120までで、昭和56年9月の頒布である。頒布解説は次の通りである。『今回は9本ですが2人しか増えません。慶明の5本と斎藤の2本が前回からの続きだからです。次回は1本、2本の口が多く入ると思いますので、ご容赦下さい。慶明の10本は多過ぎるとの声も有り、多少その感も有りますが、50人目の工人になり記念のつもりです。彼は他の仕事を後回しにして、この2寸を作ってくれました。普通のこけしはいつでも作れるが、手がかかるからと後でと思っていると結局出来ないからだそうで、他の工人さんもそうで有ってくれれば助かるのですが・・・。こけしも平均して良い出来と思います。菅野の地蔵型も良く、我妻は小寸を作り慣れていない感じが出ています。電話で数度話しましたが、真面目な感じの人でした。』

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第726夜:これくしょん100(11)

Collect100_title11昨夜は、6月の台風が雨と風で大暴れしながら通過していった。さて、2寸こけしのコレクション・シリーズも100本を越え、後半戦に突入した。今夜はそのPart11でNo101~110まで、昭和56年7月の頒布である。頒布解説を記そう。『こけしの裏のNoは3ケタ表示は無理ですので、101をA1、110をA0、111をB1という具合に表示します。慶明はツバキ材でキレイに仕上がっています。10本組の予定で、今回は5本です。斎藤は桜材で、胴のくびれた物を2本予定しています。吉太郎は、息子の吉紀がスリムな2寸を作ったのに、弥治郎らしい大頭の2寸です。我妻は、青根本来の型と、木地山風のたてじまのきものの2種とも素朴なこけしです。なお、Part10は、86~87が未着ですので後になります。』

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第725夜:盛雄のこけし(昭和20~30年代)

Morio_s30_kao鳴子の老舗「高勘」の当主であった高橋盛雄のこけしは、父盛や弟福寿に較べて今一つ人気のないこけしとなっている。そんな盛雄の比較的古いこけしがヤフオクで出ており、最低価が下がったにも拘わらず誰一人として応札されない状態が続いていた。私もずーっと注視していたのだが、思い当たることがあり応札して、最低価で落札した。その思い当たることとは、第681夜で「福寿か?」として紹介したこけしのことである。そのこけしと、今夜紹介する盛雄のこけしに共通点を見つけ、そこから681夜のこけしが盛雄作であるとの結論に至ったのである。今夜は、その話をしてみたい。口絵写真は盛雄こけしの表情である。

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第724夜:これくしょん100(10)

Collect100_title10_3今夜も、これくしょん100の続編(Part10)である。そのPart10はNo86~100までの9本(No88~93は既出)で、昭和56年10月の頒布である。解説要約をしよう。『本来は7月ごろに発送の予定でしたが、遅ればせながらPart10をお届けします。86、87はPart9でお約束しました柿沢の5本組の残りの2本です。しびれを切らして催促して作って貰ったせいか、彼らしからぬものも見受けられます。94芹沢はユースホステルのペアレント(管理者)が本職で、ノンブロですがもう8年ぐらい作っています。私以外に福島の吉田慶二氏が会っておられます。95、96正安は勝之助型でバランスも良いと思います。97、98武重は3年前に友の会例会で買った1寸5分がひどいものでしたので、期待していなかったのですが満足出来る出来で、98はオリジナルです。99今朝吉も例会での2寸に較べて格段の出来です。100美奈雄は2頭身半ながら奇異に感じません。以上で、49工人100本で前期を完了しました。』 ようやく100本達成だが、後期があることが伺われる。

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第723夜:これくしょん100(9)

Collect100_title9連載中の、これくしょん100も当初の目標に近づきつつある。今夜はそのPart9である。Part9はNo80~93までの12本で昭和56年5月の頒布、No86、87は後日頒布予定となっている。では、頒布解説を要約する。『80~82高橋正吾は、独立したとのニュースを聞き、早速依頼してしまった。気合の入った、すばらしいこけしです。83~85柿沢是隆は、3年かかりましたが、うまいの一言。これも5本組の様で、86、87を空けており、近いうちに作ってもらうつもりです。88、89佐藤好一はヤボッイのが魅力? 梅とロクロを指定して作ってもらいましたが、ロクロの方は赤だけのものが半数あり、当たった方には申し訳ないと思います。90小林孝太郎の細型(本人は細形と書いている)は、頭のつぶれた感じが気になります。91~93吉田昭は前回郵便で依頼した時は梨のつぶてでしたが、電話で再度依頼した所、早速作ってくれました。こけし手帖等にもあいさつが出ていたように、金七型にカケている感じが伝わって来ます。今回、5工人で合計44工人になりました。』 この頃、高橋正吾さんが「高亀」本家から独立したことが分かる。

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第722夜:これくしょん100(8)

Collect100_title8今夜は、再び元に戻って、これくしょん100の続編(Part8)である。Part8はNo71~79の9本で、昭和56年4月の頒布である。頒布解説を引用する。『3月中旬に、車中1泊、現地1泊で、盛岡を振り出しに鳴子、温海と訪ねて来ました。昨日から暖かになったばかりとの事で、盛岡の市内でも雪は道端に積み上げられており、宮城・山形の県境では列車の窓の高さまで、雪が残っていました。盛岡では友の会系のガイドブックには載っていない工人さん(木地屋さんと言うべきかも)を訪ね、鳴子も20年振りに会う工人さんをはじめ、数件を訪ねました。効果のほどは、その内現われるのではと思っております。進矢は、郵送しないとの事ですので出向きました。温海は10年振りでしたが街は変わったとの印象を受けませんでした。常吉さんもお元気で、ロクロに上がっておられました。進矢も仕事の真最中で、奥さんや常吉さんに相手をしていただきながら待って、出来たてを貰ってきました。温海滞在、2時間でした。71伊豆護は正月、吉祥寺・東急に来た時依頼したもの。72佐藤三蔵は2寸5分が限度と言うのを、無理に作って貰いました。78斎藤良輔は昨年2度訪ね、この正月に催促した成果です。79坂下隆男は、2月の友の会例会に2寸が出たので、電話で「以前、私が頼んだ時は作らずに、友の会が頼むと作るのか」と申したところ、友の会の旅行の時から作る様になったとの事で、今度は作って貰いました。今回、5工人で合計39工人になりました。昨年末より、立て続けにPart5~8をお届けしておりますが、プロのお店の方でさえ、予定通り入荷させられないのですから、素人の私の思惑通り行かず、入らないだろうと別の手を打つと両方とも入ってしまう、不手際もありました。約束だけは7月までありますので、いつ何が入ってくるか予断を許しません。皆様も、油断なく備えておいて下さい。』 こけしの入手に手間取っている様子が長文からも読み取れる。

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第721夜:下谷こけし祭り

120615shimoya_inkan_kokeshi今日(15日)から17日(日)まで、台東区根岸の挽物玩具「ねぎし」にて、第1回下谷こけし祭りが開催されているので出掛けてきた。案内葉書に依れば新山吉紀さんを事務局とし、新山吉紀、大沼秀顕、佐藤保裕、新山真由美、阿部国敏、平賀輝幸、小島俊幸の7工人が参加すると記されていた。午後3時に会場の「ねぎし」に着き入り口の戸を開けると、店内にはかなりのお客さんが入っていた。平日のこの時間なので、もうかなり空いていると思っていたので少々驚いた。秀顕さんの話では、午前中(9時から開店)は写真も撮れないほどのお客が訪れ、かなりの混雑だったとのこと。そんな話をしている内にも、数組のお客さんが入って来られた。このこけし祭りは第1回とある通り、今後定期的に開催されると思われる。このお客さんの集まり具合を見るとその可能性は強いと思われた。口絵写真は、吉紀さんお奨めの判子こけしである。

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第720夜:コレクション100(7)

Collect100_title7今夜も、これくしょん100の続きである。シリーズ頒布もPart7に入った。Part7はNo54~70までの10本である。Part6の時点では依頼中であった梅木修一10本組の残り7本が入っているので、こけしのNoが順番通りではなくなっている。頒布解説は、『稲毛は、3年かかって手に入りました。これで、34人になりました。このままですと、当然100本を超えてしまうので、これからは50人以上を主目標にします。』と、頒布の苦労が語られている。

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第719夜:これくしょん100(6)

Collect100_title6引き続き、豆こけしの話を続ける。今夜は「これくしょん100」のPart6。このPart6は、No50~67までの11本で、昭和56年2月の頒布である。では、頒布解説の要約。『50の広平は、私の好みで、蝶形のテガラにしてもらいました。51~53の梅木は、本来10本組との事で、今まで5本を限度としていましたが、追加で7本作って貰っています。そのため54~60が空いています。61~65の吉紀は、吉太郎の息子です。習作のつもりでと頼みましたが、2寸は初作のため多少のばらつきは有りますが、まずまずでしょう。66の一雄は、本人が「ペッケ」と申しておりました。67は、戦前の慶一郎の袖珍こけしの写真を略図に書いて作って貰いました。復元とかいう、次元の高いものではありませんので悪しからず。「これくしょん100」用の2寸を依頼していた大泉清見が昨年暮に、井上四郎が1月初めに亡くなりました。ここに、ご冥福を祈ると共に、「これくしょん100」に入る事ができなかったのが悔やまれます。』

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第718夜:これくしょん100(5)

Collect100_title5今夜も、2寸こけしの続きである。同一寸法のこけしを集めるというのも、こけし収集の楽しみ方の1つであり、特に小寸物に多いようだ。3寸、4寸こけしについては、そのスペシャリストも存在する。ただ、2寸こけしについてはそこまでの蒐集家を知らない(知らないだけで居ると思うのだが)。ここまで小さくなると作ってくれる工人がかなり限られてくるのと、特に戦前の古品があまり揃わないのかも知れない。さて、今夜はそのPart5で、No41~49の9本である。頒布解説の要約を記す。『今回の頒布で30工人、49本になりました。尚、佐藤哲郎のやみよ型2寸が20本手に入りましたが「これくしょん100」に使うには数量が足りないので、今までに特別頒布を買われた方にご案内を差し上げて、特別頒布しました。今回頒布しました新山学に3寸の30本組を10組依頼しております。6寸で24本組を作った事が有ると言い、30本ならできるとの事ですので2寸では大変と思い3寸にしました。割合いラフなこけしを作りますので(今回の2寸も私の分と予備に不出来なものをまわしても解消せず、不満足なものをお送りしております・・・)、ご承知の上、申し込んで下さい。』 この2寸頒布以外にも、色々と注文しているのが分かる。

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第717夜:これくしょん100(4)

Collect100_title4とうとう関東地方も梅雨に入ったようで、これから暫くは鬱陶しい日々が続くことになる。さて、今夜も、「これくしょん100」の続きでPart4となる。このPart4は、No31~40までの10本である。頒布解説を要約しよう。『No34の石川篤次郎は66歳、No40の岡崎靖男は26歳と、40年の差が有ります。石川はこのシリーズで採り上げた最年長者になると思います。瀬谷は以前に撰大木にNo36の型の2寸を売っていた事が有りましたが、今回5本組で作ってもらいました。これで26工人、40本になりました。』 いよいよ頒布も軌道に乗ってきた頃であろうか。

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第716夜:これくしょん100(3)

Collect100_title3昨夜に引き続き、「これくしょん100」Part3の豆こけしを紹介したい。Part3は昭和55年4月の頒布で、No21~30の10本である。以下に頒布解説の要旨を記す。『23.佐藤秀一、24.佐藤重之助、29.佐々木春男、30.小椋正吾は店を通して作って貰いました。23秀一は私が依頼した時は梨のつぶてでしたが、とにかく出来ました。25、26は友の会の例会に3寸が出たので、2寸も作れるのではと依頼したものです。28長治郎は首の動かないものならとの事で作って貰いました。29春男は紅梅と白梅があります。24重之助も胴模様が3~4種有りました。庫治は、私も店の方も断られました。征一は私は断られましたが、店の方でアプローチしているのでまだ可能性があるかも・・・。いままで往復はがきだけでここまで来ましたが、鳴子あたりに出掛ける必要がありそうです。先日、土湯、飯坂、遠刈田、弥治郎、白石の工人さんを10人ぐらい訪ねました。良い結果が出ると思っておりますが、どうなる事やら分かりません。』 こけし製作依頼の苦労が偲ばれます。

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第715夜:これくしょん100(2)

Collect100_title2今夜は、昨夜に続いて「これくしょん100」のPart2を紹介する。このPart2は昭和55年2月に頒布されたもので、No12~20までの9本である。頒布解説の要旨を以下に記す。『遅々とし進まず、やっと20本、14工人になりました。前回、須貝国男には同型で模様違いを作って貰いましたが、今回からは型の違うものを作って貰うようにします。佐藤一夫は、鳴子型、キナキナ、そして帯付、小幡敏夫には福松型と本人型、小笠原義雄には普通の型と作り付け(ものの本には、こげすとか書いてあります)などです。高橋雄司と小野寺正徳は、直接本人に頼んでもダメで、店を通して頼んだら作って貰えました。小笠原義雄は、依頼したのが78年で、始めは79年4月に送るとの話が、延びて80年2月と足掛け3年がかりです。』 当時のこけし界の状況が垣間見られて興味深い。

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第714夜:これくしょん100(1)

Collect100_title1こけしの頒布は東京こけし友の会などの団体で行われているものの他、個人の活動もこけしブームの頃には盛んに行われていた。そのような活動を記録として残すのも本ブログの役目の1つかと考えている。今回、同好のS氏より『これくしょん100』という豆こけしの頒布品をお借りしたので、これから何回かに渡って紹介したいと思う。頒布は「虚仮子舎(円尾政弘氏)」の企画により限定会員制(約20名)で行われ、1979年8月~1982年5月までの3年間に、計18回、178本の頒布をもって達成されている。豆こけしは大きさ2寸で、1工人で1本から数本の間で頒布された。口絵写真は、豆こけしが収納できるように作られた木製の箱で、赤色の綺麗な模様で飾られている。

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★こけしプレゼント結果

本ブログの50万アクセス達成記念こけしプレゼントは、本日までに当選された方々に、こけしをお送りさせて頂きました。

応募総数は38名となりました。その中で当選された方は18名で、都道府県別の内訳は、北海道(2)、宮城県、福島県、群馬県、茨城県、埼玉県(2)、東京都(2)、神奈川県、石川県、愛知県(3)、滋賀県、大阪府(2)の12都道府県に及びました。当選されなかった20名を入れると、もっと多くの地域の方々から応募があったものと思われ、そんなに幅広く地方の方々からも見て貰えていることに驚くとともに感激した次第です。

ご覧頂いている多くの方々に御礼申し上げると共に、今回、当選されなかった方々には申し訳ありません。また、次回のプレゼントをご期待下さい。

それでは、今後とも、「こけし千夜一夜物語」を、よろしくお願い致します。

                                      <国恵志堂>

 

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第713夜:英吉と正吉

Eikiti_syokiti_54sai_kao南部系に分類される佐藤英吉は、照井音治型のこけしで有名である。英吉が音治型以外に遠刈田様式のこけしも作っていたことは文献などで何となく知っていたものの、その原物を見たこともなく、「こけしガイド(改訂版)」に載っている写真も興味を引くものではなかった。先日、ヤフオクにその英吉の遠刈田様式と思われるこけしが出ていた。そのこけしは「こけしガイド」掲載のものとは違って古い風格があり、どこかで見たような気がしたのである。それが数年前に入手した佐藤(大原)正吉の戦前のこけしだと気が付くまでに、それ程時間はかからなかった。今夜は、その英吉こけしを紹介したい。口絵写真はその表情である。

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