« 第717夜:これくしょん100(4) | トップページ | 第719夜:これくしょん100(6) »

第718夜:これくしょん100(5)

Collect100_title5今夜も、2寸こけしの続きである。同一寸法のこけしを集めるというのも、こけし収集の楽しみ方の1つであり、特に小寸物に多いようだ。3寸、4寸こけしについては、そのスペシャリストも存在する。ただ、2寸こけしについてはそこまでの蒐集家を知らない(知らないだけで居ると思うのだが)。ここまで小さくなると作ってくれる工人がかなり限られてくるのと、特に戦前の古品があまり揃わないのかも知れない。さて、今夜はそのPart5で、No41~49の9本である。頒布解説の要約を記す。『今回の頒布で30工人、49本になりました。尚、佐藤哲郎のやみよ型2寸が20本手に入りましたが「これくしょん100」に使うには数量が足りないので、今までに特別頒布を買われた方にご案内を差し上げて、特別頒布しました。今回頒布しました新山学に3寸の30本組を10組依頼しております。6寸で24本組を作った事が有ると言い、30本ならできるとの事ですので2寸では大変と思い3寸にしました。割合いラフなこけしを作りますので(今回の2寸も私の分と予備に不出来なものをまわしても解消せず、不満足なものをお送りしております・・・)、ご承知の上、申し込んで下さい。』 この2寸頒布以外にも、色々と注文しているのが分かる。

Collect100_p05_1

写真(2)は、そのNo41~44の4本。左から、41.斎藤徳寿(会津若松)、42.渡辺重吉(土湯)、43.野地忠男(土湯)直胴、44.同笠。先だって亡くなった野地さんの初期の作品である。

Collect100_p05_2

写真(3)は、そのNo45~49の5本。左から、45.新山学(弥治郎)笠、46.同ロクロ、47.同ロクロ、48.同ロクロ、49.同手描き。

|

« 第717夜:これくしょん100(4) | トップページ | 第719夜:これくしょん100(6) »

その他」カテゴリの記事

豆こけし」カテゴリの記事

コメント

「ラフなこけし」の表現に思わずププッ。
学さん、実さんこけし好きです!
なんだか飾ると「本領発揮!」的な感じがするのです・・・。
野山を駆け回っている元気な子、と言うような。
白石こけしコンクールでお会いした学さんチョッピリお耳が遠くなられたようですがお元気でした。

投稿: ピノ助 | 2012年6月13日 (水) 10時17分

ピノ助様
新山さんのこけしは、みな胴がぷっくりしていて、幼子を思わせる愛らしいこけしですね。最近、お二人のこけし(新作)をあまり見かけませんでしたが、お元気とのこと何よりです。

投稿: 国恵志堂 | 2012年6月14日 (木) 13時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第718夜:これくしょん100(5):

« 第717夜:これくしょん100(4) | トップページ | 第719夜:これくしょん100(6) »